日本古楽史の謎
3日、新年の仕事始めは西のスタジオから。登板間近の白フレンチの御機嫌伺いを始めるも多数の楽器陣を保管するスタジオでの最重要事項である温度湿度の再確認が一番の仕事でありました。乾燥厳しいこの時期に部屋の湿度を40%以上に保つのがチェンバロの御機嫌を保つ最大の秘訣ですぞ!
西のスタジオで秘蔵しているのは1960年製のクラヴィコード。現存する国産最古の楽器だと思われる貴重な物ですがこの楽器の製作家の事が実は殆ど不明なのです(この楽器は2号機だったとか)。クラヴィコードに関しては昭和16年に早くも楽器製作に取り組んだ先駆者がいるようなのでこの楽器の作者は我国で2番目かと思われるのですが、実はチェンバロも相当早くに作ったのではという話もあり日本最初のチェンバロ製作家だった可能性も・・・。今年はこの日本古楽史における大きな謎を是非解明したいものであります。
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