音楽サロンをはしご
6日、千葉でチェンバロ2台の運送の前に御江戸東端、川向うにある音楽サロン2軒を続けて訪問。最初は先日某街紹介人気TV番組に登場したというチェンバロ、クラヴィコード工房へ。相変わらず天井高く音響素晴らしいサロンに様々な鍵盤楽器6台がズラリと並ぶ様は実に壮観。楽器技術者としては理想的なサロンであります。
次は実は同じ川向うのご近所にあると最近知ったばかりのピアノサロンを初訪問。50席という小ぢんまりした空間ながら程良い残響もあり身近で生の演奏を堪能出来る素晴らしいサロンでありました。
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このサロンの目玉は1917年製(ちょうど百歳!)の独逸のピアノメーカーの最高峰ベヒシュタイン社製のグランドピアノ。小振りなボディから迫力ある低音と艶の有る中高音が紡ぎ出される素晴らしいピアノでした。独逸製ヴィンテージピアノが常備されているとは実に羨ましい!
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こちらのサロン実はメッキ工場の一部を苦労して改装し出来上がったのだとか。今日はちょうど工場が完全廃業したばかりとの事で設備解体作業の真っ最中でありました。しかし廃業で工場の相当広い空間が空いてしまうもまだ次の利用法が全く決まってないとの事、実に勿体無い。何か再利用出来ないでしょうかね?
サロンご近所に地元民に大人気という正統派讃岐饂飩屋があると伺い勇んで入店。駅から相当離れた住宅地の路地奥にヒッソリ佇むお店は辿り着くまで相当大変、車の駐車場が周辺に殆ど無いのも外回り族にはかなりハードル高いお店でありました。昼過ぎに大行列が無いのはありがたかったですが・・・。
肝心の饂飩のレベルの高さには正直感嘆でありました。饂飩の他に付き出しや御飯物も充実。しかしエラク料理出て来るまで時間掛かるなと思いきや、作り置きをせずに常時打ち立ての麺を提供。そして何よりも驚いたのは調理場横で途切れる事無く饂飩を足で踏んで捏ねていた事ですね。こりゃ美味いはずだ。御江戸東端川向うのエリア中々面白いですぞ。
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