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2017年10月

2017年10月31日 (火)

驚きの楽器配置

1_640x427_231日、先日2台の楽器持ち込んだばかりの初台の古楽大人気ホールへ今日は3台の鍵盤楽器で出動。日欧混成グループは狭い空間を有効に使おうと奏者自ら演奏台を持ち込み、また一杯の演出小道具も使うという楽しく賑やかなステージ。

9_640x427その舞台を見て驚いたのはVn,Vg、Rの3人が皆チェンバロより高い位置で演奏(専用お立ち台を自作とか)、お陰で鍵盤3台の音にも負けず旋律楽器の音が客席まで良く届き全体のバランスが実に良好。欧州ツァーで試して上手く行った苦心の並びだとか。ここまで凝った舞台配置は初めて見ましたね。




2017年10月30日 (月)

二百歳の老ピアノ次の出番は・・・

1_640x42730日、台風一過でひと安心も車も吹き飛ばされそうな強風収まらず移動に苦心。ここ最近ベートーヴェン公演で大活躍だった二百歳の老ピアノ次の出番に備えて御機嫌を伺うもここ最近の連戦で調子は上々、殆ど触る所無く簡単な調律手直しで準備万端。今度の出番は11月16日のシューベルト企画、1月6日のショパン企画、どちらもお馴染みの池袋の重要文化財の洋館で開催予定。乞うご期待!

2_640x427夕方強風がやっと収まった頃3台の楽器陣を運送。雨も嫌ですが強風も運送の大敵であります。最後は通り道にある昭和の漫画王赤塚画伯御贔屓だったという洋食屋で夕飯。今や絶滅寸前という昭和の香り高き路地裏の下町食堂の定食はCPもカロリーも高く満腹でありました。




2017年10月29日 (日)

出陣準備

640x42729日、またもや台風接近ながら今日は楽器移動が無くホッ。スタジオでは登板終えた楽器陣の次の出陣に向けての最終調整の1日。ここ最近出陣するどの楽器も出番ごとにピッチや調律法変更ばかり、中には演奏家が独自に考えたオリジナル調律でお願い!というリクエストまであり(3台調律の公演だ・・・)中々大変。

2017年10月28日 (土)

鍵盤楽器3台登場

2_640x42728日、昨日のソロリサイタルで楽器2台(Cem+Fp)に続き今日は鍵盤奏者2人で楽器3台(イタリアンCem2台+Or)と連日賑やかな舞台。会場のハマの南端の区民ホール、まだ出来て数年との事で初参上ながら中々残響豊かで古楽向きでありました。駅前で駅直結というのも便利。

6_640x427今日は日欧混成グループの2年振りの来日ツァー初日でオール伊太利プログラム。日欧古楽界で活躍する実力派揃いのメンバー間の自由活発で艶っぽいやり取り実に見事!

2017年10月27日 (金)

チェンバロ&フォルテピアノリサイタル

1_640x427_227日、初台の古楽一番人気の小ホールでの独逸在住奏者のチェンバロ&フォルテピアノリサイタルに2台の楽器で出動。ほぼ満席との事で2台の調律の持ちを心配するも、今日は冷房も暖房も不要でお客様が入ってちょうど適温となる調律師にとっては実にありがたい気候。こんな環境は年に数週間も無いでしょうね。

2017年10月26日 (木)

秘密兵器テスト

640x42726日、スタジオで明日本番に提供のフォルテピアノとチェンバロの最後の御機嫌伺い。今日の御江戸は湿度30%台まで下がり爽やかな1日ながらここ最近の雨続きで明日の本番舞台の湿度読み難く仕込みに悩むところですね。その後先日の海外研修で入手したフォルテピアノ調整用の秘密兵器を早速テストするも中々使い勝手良好で今後舞台で活躍しそう。舞台上で調整中にいきなり怪しいモーター音聴こえても驚かないで下さいね(笑)。

2017年10月25日 (水)

空中捻り回転

2_640x46525日、一軒家の2階へ1段フレミッシュチェンバロをお届け。途中曲がりくねった狭い階段があるも小型軽量の楽器のお陰で空中捻り回転という難易度高い技が使え無事搬入。いつもこんな小型チェンバロでの階段上げなら助かるのですが。

3_640x427_2帰路途中に御江戸では珍しい本場風味のちゃんぽんが名物のお店でランチ。店内では強烈な豚骨の香りが漂い甘いソースや醤油を備える正に九州らしいお店、山盛り野菜と独特の太麺、そして濃厚ながら後味爽やかなスープの組み合わせが絶妙。私的には御江戸近辺では一押しのちゃんぽんであります。
4_640x427最後は某工房にお邪魔してユニークな形のオッタヴィーノを拝見。素朴な音色ながら中々奥深い世界が描ける楽器でありました。昨日熱演の余り終演後倒れたVn奏者、幸いすぐに復活したとの一報頂きひと安心。

2017年10月24日 (火)

金屏風でBach

1_640x42724日、伊豆半島先端の古い港町でのVn&Cemデュオ公演にジャーマンで出動。先日の台風直撃の影響が心配で夜明け前には御江戸を出発するも案の定小田原辺りで通行止有り。しかし幸い大幅な迂回はせずに順調に伊豆に辿り着いてしまい時間を持て余す羽目に・・・。

3_640x427そこでまずは腹ごしらえと海岸沿いで早朝から開店の大衆食堂で干物(やはり本場の物は絶品!)と刺身の定食を注文。店の方に伺うと台風の日は高台に避難していたとの事。やっぱり海沿いは怖いのよとおっしゃってました。

6_640x427伊豆は温泉の名所、折角近くに来たならと大海原を眼下に見ながら入れる噂の露天風呂(つい最近まで混浴だったとか)を初訪問するも残念ながら臨時休業。上から風呂を覗くと屋根も無い露天風呂が3つあるだけでこんな丸見えの所で良く入れるなと思っていると台風で風呂の建物すべて流されてしまった様子。本当はこんな姿だったようです(こちらにも写真あり)

9_640x427温泉に入り損ねたので今度は山奥に入り温泉街の食堂で名物山葵丼を注文。自分で山葵を擦ってホカホカの御飯に乗せるというシステムながらその山葵がトンでも無く辛いのには仰天。激辛カレーを凌ぐ強烈な刺激で水を飲んでも火に油状態でますます口中が痺れるのには参った・・・。本当はこの後もう1件温泉にチャレンジするつもりが山葵のお陰で体が火照ってきてしまい温泉を断念する羽目に。いや伊豆の山葵恐るべし。

16_640x427伊豆食べ歩きの最後はホールご近所の海鮮食堂で地魚丼。本当は同じご近所に御贔屓の鰻屋があったのですが余りの人気の為か1人では予約NGの上に予約無しでは入店難しいかもと言われ訪問を断念。まあ地魚も流石漁港町なので新鮮で美味かったので満足でしたが。

13_640x427急に出来た空き時間を有効に使い(計画的?)御機嫌でホール入り。今日はホールの客席に金屏風をズラリと並べての中々豪華な演出の舞台。もうベテランと言うべき実力派2人による濃厚なBachプログラムは聴き応え充分。しかし余りの熱演の為かVn奏者が終演と共に倒れ込んでしまい騒動に。結局救急車で搬送となりましたがちと心配であります(宮さま大丈夫?)。














2017年10月23日 (月)

5台出動

1_640x42723日、昨日からの大荒れの天候で心配するも夜中に台風が通過しヤレヤレ。雨上がりの中朝からリハ2件(計5台も出動)の仕込み開始。まずは在独演奏家のチェンバロとフォルテピアノ2台での帰国リサイタルのリハにお付き合い。リハの合間にドイツ最新古楽事情を伺う事が出来アリガタシ。

3_640x427次は日欧混成グループのツァーのリハにイタリアンチェンバロ2台とポジティフオルガンを提供。今回は英、伊、西と各国の音楽をテーマにした多彩なプログラムを組んだという3公演、お馴染みの初台公演(2回公演ながら早々と完売したとか)では驚くような演出があるとの事。今日初めてそのネタを聞き私も仰天した次第。どんな仕掛けかは当日お楽しみに!

2017年10月22日 (日)

ご近所にこんな豪華なホールがあるとは・・・

2_640x42722日、お寺でのチェンバロリサイタルに演奏家の楽器で出動。流石の晴れ男も今日は台風接近で搬出入ずぶ濡れを覚悟するも個人宅もお寺も屋根の下まで車を付ける事が出来雨中でもチェンバロは全く濡れずに運べラッキー。今日の会場、お寺の施設ながら一流ホール並みの素晴らしい音響(録音に使えそうな程)と贅沢な機材に仰天、いやご近所にこんな豪華なホールがあるとは知りませんでした。

2017年10月21日 (土)

楽器大結集

1_640x42721日、出陣間近の楽器陣(独製イタリアン×2、独製フレンチ、蘭製ジャーマン、日製フレミッシュ、米製フォルテピアノ、白耳義製オルガン)が東のスタジオに大結集。ここ最近の気温低下の上に長雨の湿気で楽器陣のコンディションが不安定な様子なので全部の楽器を順番に引っ張り出し御機嫌伺いに精を出す1日。

3_640x427ウチのチェンバロ陣の中で最長老という1958年製のチビイタリアン(ヒストリカルタイプのレンタル楽器としては世界で一番古いのでは?)、次回の出番の為ピッチ変更するも鍵盤を横にスライドさせる為に一番端の鍵盤を根こそぎ取り外すという実に面倒なシステムながら当初は鍵盤移動出来なかったので無理やり鍵盤をちょん切りました(笑)。なので最高音はCis3!ウチで一番チビながら一番音量あるタフなイタリアンチェンバロであります(同じ製作家の250cmという超大型イタリアンよりも音量あるのが不思議ですが)。 2台イタリアン+オルガンという贅沢な編成の公演はこちら

2017年10月20日 (金)

除湿暖房が無い・・・

1_640x42720日、たった数日の海外研修旅行から帰還し早速西のスタジオで仕事再開。まずは最近の雨の影響で御機嫌斜めのスタジオのチェンバロの調整から。その後チェンバロ3台積んで東へ移動。急に寒くなったという御江戸に戻るも最低湿度86%ともう梅雨並みの湿気、最新のエアコンでも「除湿冷房」はあっても「除湿暖房」が無いのが困ったもの。もう冬直前ながらしばらくは除湿器活躍しそうですね。

2017年10月19日 (木)

再びコレクション拝見

15_640x42719日、再び非公開のプライベートフォルテピアノコレクションを訪問。今日も19世紀前半に栄華を誇ったウィーンやパリのピアノ工房作の銘器陣を調律だけで無くアクションまでじっくり触らせて頂きアリガタシ。ウィーンで競い合っていたライバルメーカー間やウィーン式と英国式とのキャラクターの違いを把握出来た貴重な機会となった次第。

2017年10月18日 (水)

港町のチェンバロ

2_640x42718日、昨日のフォルテピアノコレクションに続き人気製作家が作ったというチェンバロを見学に200km離れた歴史的港町を訪問。200台以上も作ったというベテランの楽器だけにその堅牢な作りと明瞭な音色、弾き易いタッチに感心。

1_640x427ランチは港町の老舗レストランへ。街の名物という料理を注文するもナポリタンやカツカレー(ハヤシ?)をミックスしたような物が登場。聞けば地元民は「Turkish rice」と呼ぶ料理だとか。




2017年10月17日 (火)

海外脱出

8_640x42717日、密かに海外へ脱出、某所にあるフォルテピアノコレクションを訪問。19世紀ウィーン製の素晴らしいピアノ陣を拝見し今日は特別にお願いしてその中数台を調律させて頂く事に。オリジナル楽器特有の繊細で癖の有るピン味を体験出来る貴重な機会でありました。

6_640x427またウィーン式以外では、来年9月にワルシャワで開催の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでも公式楽器として使われるというショパン時代のプレイエルも触らせて頂く事が出来アリガタシ。





2017年10月16日 (月)

出陣前

640x42716日、間も無くリサイタルに出陣という米国の名工作のフレンチの御機嫌伺いに出動。その作風が実に独特ながら豪快な鳴りで世界のトップ奏者から絶大な信頼を得ている楽器でもあります。来年にはまだ日本に来ていなかった世界的チェンバロ奏者の最後の大物の待望の初来日公演にもこの楽器が出動予定とか・・・。どんな音色を紡ぎ出してくれるか実に楽しみであります。

2017年10月15日 (日)

ベートーヴェンVcソナタ

1_640x427_215日、御江戸西郊外のホールでのベートーヴェンVcシリーズに二百歳の老ピアノで出動(去年に続き2回目ですね)。今回も我国古楽界トップ2人による迫力満点のベートーヴェンを堪能。そう言えば今日のVc奏者は昨日までお付き合いした白耳義老舗古楽グループに長年在籍されていましたね。

2017年10月14日 (土)

みちのくでBach

2_640x42714日、みちのくの老舗音楽ホールでの白耳義老舗古楽グループのBach公演にジャーマンで出動。前日夜本番の後深夜北に向かい早朝現地入り。疲労困憊の中ホールご近所に温泉があると知りリフレッシュの為朝風呂へ。評判の共同浴場(200円!)に入ると湯船の前に衣装棚があるだけで洗い場も蛇口も無いというシンプルさにまず仰天。その上湯の余りの熱さに数分でギブアップ、張り紙には最近は観光客の為に湯温度少し下げてます(それでも43℃とか)との案内あるので昔はトンでもなく熱かったのでしょうね。釜茹地獄状態ながらそれでも心地良い温泉でした。お陰でこちらは訪問したいホール上位にいきなりランクアップであります。

13_640x427私は20年振りの訪問というこちらのホール(どんな演奏家と来たのかが覚えていないのですが)広大な空間にパイプオルガンがあり九谷焼のタイルを張り詰めたという贅沢な内装は残響豊かで抜群の音響(今日のメンバーも褒めてましたね)。これだけの財産あるならもっと古楽公演やってもらいたいですね。

14_640x427ホールの方から「ウチにもチェンバロあるのですが」と伺い拝見するとペダル付きのモダンチェンバロ。バンジャマン君に話すと「またプーランクやファリャの作品が人気になればモダンチェンバロも使われるかもね」との事。いつか再評価される日が来るのでしょうかね?

17_640x427_2ホール隣には昭和の巨匠作曲家の記念館があり見学すると愛用という蓄音器や銘器ハモンドオルガンが展示されており興味深々。この巨匠、我が故郷の名曲「六甲おろし」を作曲されているのですが他にもライバル球団の曲多数作られているそうで中々心境は複雑であります。古楽のレジェント・シギス親方によるBachの演奏みちのくでも大受け、終演後慌ただしく帰京するも事故渋滞で50kmも迂回、最後御江戸のモーツァルト公演出動のフォルテピアノを引き取り今日の任務完了。







2017年10月13日 (金)

濃厚なモーツァルト

1_640x42713日、先日銀座での欧州豪華メンバーによるベートーヴェン「大公Trio」公演に出陣したばかりの二百歳の老ピアノ、今度は日本のトップ奏者によるベートーヴェンのVcソナタ公演に出陣予定。こちらも是非お聴き逃し無く!

3_640x427銀座ではワルターコピーを使ってのモーツァルトデュオ公演2日目。相変わらず両者とも圧巻の演奏、特にフォルテピアノの抜群の鍵盤コントロールには脱帽であります。今回の2人練習熱心な余り開場時間まで調律させてくれないので連日お客様の前での公開実演状態(汗)。今日は楽章間に奏者自ら突然譜面台を外し中をゴソゴソ触り出したのでトラブル発生かと蒼ざめるも演奏中に譜面のクリップが中に落ちただけとの事でホッ。

4_640x427銀座は誘惑の街でもあります。リハの合間にホールご近所の蓄音器屋を冷やかすも気が付けば高額な大人の玩具(?)を買い込んでおりました。今日の収穫はMy蓄音器に相性良い鉄針(高い!)と、サボテン針削り器でありました(マニアにしか判らないグッズですが)。




2017年10月12日 (木)

連日のダブルヘッダー

7_640x42712日、今日も銀座でダブルヘッダー(勿論影武者の応援あり)。白耳義老舗古楽グループの東京公演2日目は平日昼本番(最近は夜よりも人気あるとか)。古楽界のレジェンドたるシギス親方のBachの演奏が今だに日本で聴けるとは実にアリガタイ事であります。次の公演は明後日14日福島公演、私もジャーマン携え参上の予定。

5_640x444今回チェンバロコンチェルトで大好評の若き天才バンジャマン君、近々初のソロ来日公演あるかもと舞台でポートレイトを撮影。次世代のチェンバロ界のリーダーと目されている実力派のソロ演奏を遂に日本で聴けるかも・・・。乞うご期待!

1_640x427夜はモダンの大物ながら古楽器との二刀流でも活躍中のVnとPf2人によるモーツァルトプロ3日連続公演初日。昨日の二百歳のオリジナルピアノを見事にコントロールした鍵盤奏者、今日もワルターコピーを繊細かつ豪快に鳴らしてくれ大喝采。Vnも実にエッジの効いたダイナミックな演奏が大受けでありました。、昼の古楽界の大御所の角が取れた滋味溢れる演奏との余りの違いに目が眩みそう・・・。






2017年10月11日 (水)

銀座でダブルヘッダー

1_640x42711日、銀座のお隣同士の人気ホールでの公演ダブルヘッダーの1日。まずはベートーヴェンのトリオ公演には二百歳の老ピアノを提供。モダン楽器のトップ奏者ながら古楽器もいける二刀流の達人三人はダイナミックかつ繊細で実に表情豊かな演奏を披露。特にウチの老ピアノを今まで聴いた事が無い程豪快に鳴らした鍵盤奏者の力量には脱帽でありました。明日から3日連続で今度はVnとフォルテピアノ(ワルターコピー)のデュオでのモーツァルト公演、初日はまだ僅かに残席あるとの事、是非お越しください。

5_640x427続いては白耳義の老舗古楽グループの東京公演初日にジャーマンチェンバロで出動。シギス親方舞台に来るなり「このホール昔来た事なかったっけ?」とおっしゃるも私を含めて誰も覚えておらず・・・(誰かご存じですか?) こちらのホール、12月には仏蘭西の重鎮2人によるチェンバロデュオ公演もあります(今日のチェンバロも登場の予定)

9_640x4392つのホールを慌ただしく行き来しているとチェンバロ技術者業界の重鎮2人が何故かホールにお越しになっているのに遭遇しビックリ。特に最近拠点を遠方に移したとして話題の重鎮のお姿は本当に久々に拝見しましたね。お元気そうでナニヨリ。

6_640x4272つのホールとも御江戸魚河岸のご近所との事で久々に場内の食堂街を散策し今日は庶民的な洋食屋でミンチカツ定食のランチ。安価ながら美味で凄い量には大満足。最後先日の火事騒動の現場を通るも瓦礫撤去中でした。場外市場の表看板のエリアだけにまた新たなビルが建ち昔の面影は消滅してしまうのでしょうね。







2017年10月10日 (火)

フォルテピアノ2台で銀座に出動

15_640x42710日、明日からベートーヴェントリオとモーツァルトデュオ4日連続公演開催の銀座の人気ホールでの直前リハに2台のフォルテピアノで出動。モダンと古楽器の垣根を越えて世界で大活躍の実力派による鉄壁のアンサンブル実に見事。2台の全く違うキャラのフォルテピアノ2台を自在に弾き分けるピアニストの卓越した鍵盤コントロールにも感嘆!(モダンピアノの大物ですがフォルテピアノにも相当精通している様子) 人気奏者の競演だけにチケットすぐに争奪戦となったようですが、12日モーツァルトプロ初日だけ僅かに残席あるそうな。古楽最前線の演奏をお聴き逃し無く!

2017年10月 9日 (月)

La Petite Bande 登場!

2_640x427_2 9日、浪速の音響素晴らしい名門ホールでの白耳義老舗古楽グループの来日公演初日にジャーマンチェンバロで出動。グループのボス・シギス親方が兄弟で初来日した際もこのホール出演してましたっけ(古楽界の大物来日という事で皆大興奮でしたね)。このホールも早くもオープン35周年との事、開館当初に来日していたとの事でもう30年以上前の話であります。シギス親方から「君との付き合いも長いねえ」とのお言葉を頂くも私La Petite Bande初来日(25年前?)からのお付き合いであります。お互い歳取る筈だ。
5_640x427今回のプログラムはオールBach!シギス親方はスパラやガンバを弾かずにVnに専念しておりますのでファンの方ご安心を・・・(笑)。Cem協では仏蘭西の若き天才バンジャマン君大活躍であります(やはり彼のチェンバロは凄いですぞ!)。実は浪速公演のチラシを会場で初めて見たらナント違うCem奏者の名前が載っており仰天、これはバンジャマン君ドタキャンかと焦るもただの印刷ミスでした(ホッ)。今回初参加のFtもSopも中々の腕前であります。東京公演 福島公演 も是非お聴き逃しなく!

2017年10月 8日 (日)

仕込みの1日

1_640x427_28日、明日から始まる2組の来日ツァーの仕込みで走り回る1日。まずはご近所の演奏家の個人サロン(壁一面凄い量のCDで壮観!)での明日の事前リハにフォルテピアノを準備。こちらのサロン段差あるのに1人で簡単に楽器搬入が出来るのがアリガタイ。その後チェンバロ2台積んで西へ移動するも今日は連休の中日なので高速渋滞無くスムーズ。

2017年10月 7日 (土)

久々の洋館フォルテピアノコンサート

287日、私の自主企画の主戦場と言える池袋の重要文化財の洋館、メイン会場であった講堂が2年半に渡る大規模補修工事による休館を経てこの秋にやっと復活。その講堂での久々の自主企画は11月16日フォルテピアノによるシューベルトプログラム 。シューベルト時代のオリジナルのフォルテピアノ(1820年製)が登場予定。

17 補修工事により内壁の漆喰が一新され音響がどのように変わったのか興味深々(構造は重要文化財なので補強以外全く変わっていないとの事)。先日の工事終了式典で少しチェロ演奏を聴いた限りでは漆喰の表面が新しく平らになった為か音が幾分クリアーになったような気がしましたが・・・。果たしてフォルテピアノがどう聴こえるか楽しみであります。(今回は2階席下のスペースで演奏予定)
4_640x427実は新しくなった講堂で隠れた注目物件あり。それは壁の奥に長年封印されていた建築当初のトイレ!今回の解体工事で数十年振りに再発見されたという曰く付きの遺跡(?)はよく見るとこれまた謎多き構造になっており見物であります。

2017年10月 6日 (金)

音楽サロンをはしご

3_640x4276日、千葉でチェンバロ2台の運送の前に御江戸東端、川向うにある音楽サロン2軒を続けて訪問。最初は先日某街紹介人気TV番組に登場したというチェンバロ、クラヴィコード工房へ。相変わらず天井高く音響素晴らしいサロンに様々な鍵盤楽器6台がズラリと並ぶ様は実に壮観。楽器技術者としては理想的なサロンであります。

11_640x427次は実は同じ川向うのご近所にあると最近知ったばかりのピアノサロンを初訪問。50席という小ぢんまりした空間ながら程良い残響もあり身近で生の演奏を堪能出来る素晴らしいサロンでありました。

12_640x427このサロンの目玉は1917年製(ちょうど百歳!)の独逸のピアノメーカーの最高峰ベヒシュタイン社製のグランドピアノ。小振りなボディから迫力ある低音と艶の有る中高音が紡ぎ出される素晴らしいピアノでした。独逸製ヴィンテージピアノが常備されているとは実に羨ましい!

8_640x363こちらのサロン実はメッキ工場の一部を苦労して改装し出来上がったのだとか。今日はちょうど工場が完全廃業したばかりとの事で設備解体作業の真っ最中でありました。しかし廃業で工場の相当広い空間が空いてしまうもまだ次の利用法が全く決まってないとの事、実に勿体無い。何か再利用出来ないでしょうかね?

7_640x427サロンご近所に地元民に大人気という正統派讃岐饂飩屋があると伺い勇んで入店。駅から相当離れた住宅地の路地奥にヒッソリ佇むお店は辿り着くまで相当大変、車の駐車場が周辺に殆ど無いのも外回り族にはかなりハードル高いお店でありました。昼過ぎに大行列が無いのはありがたかったですが・・・。

6_640x433肝心の饂飩のレベルの高さには正直感嘆でありました。饂飩の他に付き出しや御飯物も充実。しかしエラク料理出て来るまで時間掛かるなと思いきや、作り置きをせずに常時打ち立ての麺を提供。そして何よりも驚いたのは調理場横で途切れる事無く饂飩を足で踏んで捏ねていた事ですね。こりゃ美味いはずだ。御江戸東端川向うのエリア中々面白いですぞ。










2017年10月 5日 (木)

ピリオド楽器ショパンコンクールまで待てない方へ!

6_709x10245日、ワルシャワで開催のショパンコンクールが初めてピリオド楽器でのコンクールを来年9月ワルシャワにて開催というニュースは大きな話題となっております(詳しくはこちらをご覧ください)。第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールではパリ時代のショパンが愛用した当時のプレイエルやエラールなどの仏蘭西製ピアノやブロードウッドの英国製などが用意されるとの事ですが、ウィーン式のフォルテピアノでも演奏OKとの事であります。ショパンはパリに行く前ポーランドやウィーンではウィーン式フォルテピアノを弾いていたとの事ですので相性は良い筈ながら今まで殆どショパンプログラムのコンサートではウィーン式フォルテピアノは登場して来なかったですね。

Grober_473x640そこでピリオド楽器ショパンコンクールの前哨戦としてオリジナルのウィーン式フォルテピアノによるショパンプログラムのコンサートを1月6日(土)池袋で開催いたします。音響素晴らしい1921年建築の重要文化財の洋館の一室で演奏予定。限定40席です。1820年製ウィーン式フォルテピアノからどんな色彩のショパン演奏が聴こえてくるか乞うご期待!




2017年10月 4日 (水)

オリジナルフォルテピアノ ON AIR

5_640x4584日、先日収録されたウチの二百歳の老ピアノ(Johann Georg Gröber (Insbruck 1820))での演奏がラヂオで放送が決定。期待の若手フォルテピアノ奏者がオリジナル楽器を見事に弾き熟した溌剌とした演奏を是非お聴きください。10月8日(日)20時20分~55分放送予定。詳しくはこちらをご覧ください。しかし今は皆さんFM放送はどうやって録音しているのでしょうかね?

2017年10月 3日 (火)

信州寒い

4_640x4273日、夜明け前から御江戸へ向かうも東名高速集中工事との事で日頃通らない中央道に迂回、昔は頻繁に使ってましたが曲がりが多く路面も悪いので走り難いのにはビックリ。信州は稲刈り真っ最中でもう肌寒い程。東のスタジオに戻り早速10月出陣の楽器の御機嫌伺い。今月はウチの楽器は8台も登板予定で準備が大変。

2_640x480まずはまもなく始まるベルギーの老舗古楽グループの来日公演にはジャーマンチェンバロを提供予定。今回も次世代の古楽界の中心となりそうな仏蘭西クラヴサン界の逸材バンジャマン氏のチェンバロが注目であります(BachのCem協奏曲が登場予定)

7_640x506引き続き露西亜ピアノ界の異才が銀座の人気ホールに4日連続で登場のベートーヴェンプロモーツァルトプロも大注目。2台のフォルテピアノ(ワルターコピーと1820年オリジナル)をどう料理してくれるのか楽しみであります。




2017年10月 2日 (月)

アナログの魅力

2_640x4272日、遥か昔、まだ幼き中坊の私にアナログオーディオや蓄音器の魅力や様々なポップカルチャーの面白さを教えてくれた「人生の師」とも言える元レコード店店主のお宅を久々に表敬訪問。あの頃から40年以上経ってデジタル全盛時代となってもLPレコードに拘りアナログオーディオの素晴らしさを熱く語る師の姿に改めて感動。古楽器や蓄音器の魅力を現代に広めようとする私の原点を改めて確認した次第。

2017年10月 1日 (日)

四半世紀経つ名ホール

2_640x4271日、浪速の老舗ホールでの女性声楽アンサンブル公演にポジティフオルガンで出動。オープンから四半世紀を超えながらもバブル絶頂期の凝った設計内装の造りだけに実にゴージャスな音響が素晴らしい!またピアノ、チェンバロだけでなく銘器の誉れ高いパイプオルガンや19世紀前半のフォルテピアノの凄い銘器を所有するのも21世紀の不況の時代では真似の出来ない贅沢さですね。

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