老舗の洋館リニューアル!
2日、私の企画公演の主戦場だった池袋の重要文化財の洋館が約2年半の耐補強工事を終えリニュアルオープン、今日はメデタイ完成記念の式典パーティとの事でご招待頂き出席するも何故か壇上で祝辞をとの事で大勢の来賓の方の1人だろうと呑気に構えているとナント祝辞は2人だけで私は会場使用者代表との事で主賓の区長の後に登壇する羽目になり緊張の極みでありました。
ほぼ90年前のままで抜群の音響を誇っていた会場が総分解の大規模工事で響きが悪くなってしまったのでは?という事が心配で会場到着後すぐに隅々まで変えられた所が無いかチェックしましたが流石重要文化財の工事だけに以前との違いは全く判らず感嘆!工事の方に聞けば床を新調しただけだそうですが(少し残響の癖が変わった様子)二重床になっていたのを竣工当時の一重床に戻したとの事。今日初めて器楽演奏を聴きましたがまだ少し青々しい響きのような気がするも内装材に音が染み込んでくると以前より音響良くなるかもしれませんね。期待出来そうです。
しかし驚いたのは倉庫として使っていた部屋の壁を剥がしてみると奥から90年前のトイレが現れたそうな。数十年振りに姿を現したというトイレは記念に昔の姿のままで保存展示されるとの事。トイレットペーパーの設置場所が背中側なのが変なのですがもしかして大正時代は使い方判らず反対に座っていたのか?
式典を終え今度は本館に会場を移し立食パーティ。私の祝辞の際に、この会場は日本洋楽界の巨匠斉藤秀雄氏と縁が深いのですが詳しい事が判らないので何かご存じの方おられましたら小さな事でも結構ですので教えてくださいと申し上げた所、出席者から多数の証言を頂く事が出来アリガタシ。中にはピアノ界の重鎮園田先生もこちらに関係あるとの証言も飛び出し洋楽史研究家としては実にエキサイティングな1日でありました。
またパーティ参加者の中に音楽関係者も多数おられこの会場の音響が何故素晴らしいかなど音楽談義に花が咲き豪華な料理やお酒も交えて最後まで楽しいひととき(私は残念ながら酒飲めず料理に手を出すヒマも無くひたすら歓談に専念しておりましたが。
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パーティが終わるとすぐに飛び出し600kmを爆走し深夜関西の某楽器工房にお邪魔してチェンバロの引き渡し。移動の途中の人気遊園地で夏の終わりを告げる大花火大会があり高速路上で迫力ある花火を見学。
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