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    my Cembalo by R・Yoshida

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2017年5月

2017年5月31日 (水)

ハシゴ藪

2_640x42731日、連日の下町人気ホールでのHaydn公演のリハに出動するも今日は会場入り前にご近所浅草に寄り道しランチ。都内有数の観光名所だけあって凄い人出ながら俗に言う観光客相手の大仏商法のお店ばかりでどこも入る気になれず・・・。

4_640x427しかし折角浅草に来たなら御贔屓の老舗蕎麦屋で下町情緒を味わいながらゆったりと蕎麦を手繰ろうと開店と共に飛び込むも店内は早くも外人観光客と修学旅行の学生に占拠されており仰天。お店側はいつもの昭和風味溢れる対応をするも店内は情緒も消し飛ぶ騒々しさになっており慌てて蕎麦平らげすごすご退散。

6_640x427悔しいので口直しにと川を挟んだもうひとつの老舗蕎麦屋に向かうとこちらは幸い観光客は開店直後で来ておらず静かな店内で本寸法の蕎麦と名物の濃い目の汁をノンビリ堪能出来ホッ。

13_640x427注目の古楽系指揮者によるモダンオケのHaydn公演、流石弦楽器奏者だけあって弦の鳴らし方が抜群で艶っぽいオケサウンドに大変身しております。合唱はお馴染みの古楽の強者揃いなのでこれまた素晴らしい出来であります。本番乞うご期待!








蓄音器で聴き比べる20世紀チェンバロ復興の歴史

8_640x640久々に蓄音器イベントのご案内。7月2日(日)15時 参宮橋・オリンピック記念青少年センターで開催、今回はチェンバロが主役であります。詳しくは最後をご覧ください。

様々な芸術が花開いた20世紀初頭に現在の古楽ブームの源流であるチェンバロ復興運動が起こっていた事はご存じでしょうか?その華やかな第1次チェンバロブームを当時のレコードと装置で聴きながら解説して参ります。チェンバロ復興の歴史をオリジナル音源と解説で辿る貴重な機会であります。使用蓄音器は英国EMG社製MarkⅨ(1930年)。電気を使わないアコースティック再生の生々しい音でお楽しみ頂きます。

326_640x523まずは最初にチェンバロブームが起こった1930年代の演奏を聴いて頂く予定。この時代早くも多数のチェンバリストが色々なメーカーの楽器を使ってレコードを録音し競い合っておりました。今回はその時代の多彩なチェンバロの音色と演奏を当時の蓄音器(1930年英国EMG社MarkⅨ)とレコードで聴き比べして頂きます。

211_640x497最初のチェンバロブームの立役者と言えば勿論W・ランドフスカでありましょう。その名声は当時極東の日本にまで存分に届いており音楽雑誌などでは頻繁に特集される程の大人気でした。しかし彼女とチェンバロの関係には実は多くの謎が残されています。今回はその謎の解明にも挑戦する予定であります。

201_640x530謎といえばチェンバロ復興を目指しながら当時のメーカーはヒストリカル構造では無いピアノのようなチェンバロを作り続けたというのも不思議であります。しかし最初期にはメーカーはオリジナルチェンバロに忠実なタイプを作っていたようでした。では何故コピーをやめて20世紀独自の設計に傾いていったか?という大いなる謎にも迫る予定であります。

81_640x480また当時の人々はオリジナルチェンバロの魅力を早くも知っていたようでして貴重な録音が残されております。今回はA・Ruckers1618年作(1段)やA・Vater1737年作(2段)などの現存するオリジナル銘器の約90年前の演奏も披露の予定(時間あればオリジナルフォルテピアノの演奏も掛けましょう)。しかしオリジナルチェンバロの演奏が昭和初期に日本でも発売され話題になっていたとは驚きであります。

249_640x480そして今回の目玉はかのバッハ所有だったと伝わる「BachCembalo」の演奏であります。最近苦労の末入手した貴重な音源を初披露(ただしソロ演奏ではありません)。現在弦も外され演奏不能な状態なだけに演奏出来た時代の音色は実に貴重、きっとバッハが実際に弾いていた音色の片鱗が味わえるはず・・・であります。またこのチェンバロが早くも76年前日本で紹介されていたという秘話もありますので乞うご期待!

Jhs25ver5_897x1280「20世紀チェンバロ復興の歴史を振り返る」

~最高級蓄音器で聴き比べるオリジナルの音~

2017年7月2日(日) 15時 (開場 14時半)

 定員 40名

会場) オリンピック記念青少年センター カルチャー棟 美術室2   会場案内はこちら

(小田急線 参宮橋駅徒歩7分 地下鉄千代田線代々木公園駅徒歩10分)  アクセスはこちら

レコード解説) 梅岡俊彦

会費) チェンバロ協会員 2000円 一般 2500円 学生 1000円

主催) 日本チェンバロ協会

ご予約・お問合せ) 

◆メール cembalo_events@yahoo.co.jp (ご予約 ・ お問い合わせ)

◆電話  080-9661-8196 (毎週火曜日 10 時~ 17 時、 お問い合わせのみ)

梅岡まで直接お申込みも可能です。  umeoka-gakki@nifty.com

皆様のお越しをお待ちしております。




2017年5月30日 (火)

フォルテピアノの時代到来か?

2_640x42730日、下町の人気ホールでのモダンオケのHaydn公演のリハ2日目。今回の演目はフォルテピアノ入りというのが人気になって来ているのか9月にも違うモダンオケ公演でも登場の予定。過去にもアーノンクールやミンコフスキーのこの演目の公演でも今回の楽器提供しましたっけ。モーツァルトオペラでもチェンバロからフォルテピアノに人気が移りつつありますし今やウチの楽器陣の中でも売れっ子であります。

2017年5月29日 (月)

贅沢なバックステージ

1_640x42729日、まもなく開催の下町の人気ホールでのHaydn公演のリハに5オクターブのフォルテピアノで出動。舞台が使用出来るまでバックステージで待機OKとの事で早めに楽器搬入。実はこちらのホールの舞台袖には日本が世界に誇るポップアートの巨匠の作品が多数展示されており(滝シリーズですね)マニアとしてはここでの作品鑑賞が密かな楽しみであります。

2017年5月28日 (日)

耐久力テスト

1_640x42728日、西のスタジオでドッグ入り中の国産2段チェンバロの御機嫌伺い。調律が激しく狂っていたのは判っていたのですが計測するとナントピッチが4度も上がっており仰天。それだけ張力上がっていながら全くメカに変化無いのは流石堅牢を誇るH工房製のチェンバロだと感嘆(普通なら半音上げでトラブル発生でしょう)。これだけで耐久力テストはOKであります。

6_640x427_2スタジオ周辺今は蓮の花が見頃であります。午後は東へ移動するも週末の行楽客の事故多発で大渋滞。




2017年5月27日 (土)

ブルガリア出身歌手

1_640x43927日、20数年振りに地元神戸の個人サロンでの歌のコンサートにチェンバロ調律で参加。昔私が良く使っていた頃よりは改装したとの事で音響大幅に向上されており歌もチェンバロも良く聴こえ古楽向きの空間に変身しておりました。これから少しづつ活動再開するとの事で今後が楽しみであります。

6_640x427今回出演の歌手陣の中で抜群の歌唱力を披露したのがブルガリア出身で神戸在住のNeli Koycheva女史。母国では音大で教鞭を取るなど本格的な活躍をされていた方だけにこんな本格的な歌手が神戸におられたとはビックリでありました。





2017年5月26日 (金)

日本最初のチェンバロコンサートはここで開かれた!

18_640x42626日、昭和12年(1937年)7月24日、今から80年前日本で最初のチェンバロコンサートが開かれたのは浪速のメインストリートにあるこのビル。その時の演奏は神戸在住のドイツ系スイス人と米独留学から帰国した京都の女流演奏家の2人。彼女こそ日本人最初のチェンバロ奏者でありました。今回80年目の記念日にその日本チェンバロ史に於ける画期的なコンサートを同じ建物で再現いたします。

Bp64__1933_640x459今日は打ち合わせのため会場を訪れたのですが昭和8年完成で戦災も潜り抜けたという浪速が誇る名建築の昔の貴重な映像資料を特別に拝見。本格的な洋建築ながらまだ大部分を人力で作り上げたという苦労話にも感動しましたが当時の高層ビルだった8階屋上から一望に見渡す浪速の街並みの映像は実に衝撃的なものでありました。余りの素晴らしさに急遽コンサート当日開演前に会場で上映が決定!18時45分から上映予定となりましたのでこちらも是非お見逃しなく!

13_640x42780年前の演奏会場(実に素晴らしい内装だったようですが)は残念ながら改造のため現存せず今回は違う部屋での開催となりますが、ビルの中には80年前の姿があちこちに残っているようですね。1階のエレベーターホールは当時の姿を良く残していますし階段上がる2階(80年前のホール入口だった)には装飾丸窓もあります。お越しの際は是非ビルの中を探訪してみてください。

16_640x427またビル8階には開業当時から浪速で人気の高級洋食レストランが今だに営業中。今日は一番人気のカレーに初挑戦。老舗ならではの格調高い欧風カレー中々美味でありました(もう一つギリシャ風料理も人気との事)。コンサート前にこちらも是非訪れて頂きたい浪速の名所であります。




2017年5月25日 (木)

久々のチェンバロ調律

2_640x42725日、20数年振りのコンサートでお伺いした神戸の個人サロンで久々にチェンバロ調律。まだ駆け出しの私が国内外の数々の演奏家とご一緒させて頂きた思い出深い会場だけに懐かしさもひとしおであります。海外の鍵盤奏者だけでもC・ルセ、J・ホワイトロー、N・パール、M・タン(フォルテピアノ)など大物が結構来てましたね(もっと来ていたはずですが覚えていない・・・)。

2017年5月24日 (水)

古楽サロン20数年振りに復活

1_640x42724日、約20数年前阪神大震災までは関西で有数の古楽スペースとして多数の国内外著名演奏家が登場した地元神戸の懐かしのサロンで久々にチェンバロ演奏があるとの事でお手伝いで参上。古楽では御江戸程の活気が無い関西にて今では考えられないような豪華なメンバーのユニークなプログラムが次々聴けたのもこのサロンのお陰でありました。祝復活!

2017年5月23日 (火)

英国の名工作のイタリアン

9_640x42723日、英国の伝説の名工作の大型イタリアンを拝見するため丹波のベテラン楽器製作家の工房を訪問。70年代ヒストリカルチェンバロ流行の原動力となったクオリティ高い製作技術は40年以上経ても全く色褪せず健在、英国らしい品格有る音色が素晴らしい!

34_640x427こちらの工房の主はチェンバロだけでなくガンバなどの弦楽器(最近はギターに御熱心な様子)やパイプオルガンまで作ってしまうという正にマルチの楽器製作家。今回は日本では数少ない19世紀初頭ウィーンの楽器「アルペジョーネ」も拝見。一度この楽器で是非シューベルトを聴きたいものです。

40_640x427この辺りは実は藁葺古民家蕎麦屋の日本有数の激戦区。その中でも老舗の人気店を久々に訪問。近所に看板や案内無く細い田んぼのあぜ道を通ってやっと辿り着くという不愛想な姿勢は相変わらず。それでも昔は開店前から大行列で昼前には早々と受付終了という大人気でしたが今日は昼時なのに閑古鳥が鳴いておりました・・・。

39_640x427お陰で心地良いそよ風吹く広い座敷を独占して野鳥の鳴き声を聞きながらノンビリ蕎麦を味わえました。これが本来の田舎蕎麦屋の魅力でしょうね。






2017年5月22日 (月)

連日の猛暑

5_640x42722日、今日は日仏独3台のチェンバロの御機嫌伺いの1日。連日の季節外れの猛暑、つい先日まで寒の戻りや異常乾燥と騒いでいたのが嘘のようでもう真夏仕様での楽器管理となり早くも冷房と除湿器フル回転であります。しかし梅雨入りまでこのままとは思えずしばらく湿度計と睨めっこの日々ですぞ。

2017年5月21日 (日)

弘法市

9_640x45221日、真夏のような暑さの中早朝より御江戸から京へ。途中週末恒例の高速渋滞が何故か無く(不況で行楽客少ないのか?)早めに目的地入り出来た為急遽時間調整で(?)古都名物の弘法市を覗く事に。午後遅めに行くももうお目当ての骨董屋は殆ど店仕舞い始めておりSPレコード等の収穫は無く残念ながら(幸い?)散財せずに退散。

31_640x427今日は古都で和製チェンバロ、東欧製フォルテピアノ、東欧製チェンバロ、独逸製クラヴィコード台と4台の楽器を拝見。どの楽器も個性強く面白い鳴りでありました(特に鳥の羽使用の東欧製チェンバロの豪快な鳴りには感嘆!)。

2017年5月20日 (土)

今年はチェンバロ公演豊作の年

8_640x50620日、今年はチェンバロファンにとっては嬉しいチェンバロ公演大豊作の1年でして海外から凄腕奏者が続々来日予定であります。まずは4月に先陣を切って登場したのが2012年ブルージュのチェンバロコンクールの覇者である仏蘭西の若き実力派。鮮烈なゴールドベルグ変奏曲は先日BSTVでも放送されたばかりですね。

3_640x4786月には2006年ライプチヒのバッハコンクールと2007年ブルージュの両方を制覇したという伊太利の俊英のリサイタルが調布の御寺で開催予定。その切れ味鋭い鍵盤テクニックは必見であります。前回来日時はいきなり髭面に変身しておりビックリでしたが今度はどんな風貌で現れるかも楽しみであります。

11_640x49510月には2004年ブルージュのコンクールで若干19歳でブッチギリの優勝をし話題をさらった仏蘭西の実力派がベルギーの老舗古楽オケとのコンチェルトで久々に日本に登場の予定(全国ツァーの予定)。若き天才も今や欧州チェンバロ界の中心的存在でしょうか。成熟した演奏期待出来そうであります。

6_640x4542007年のブルージュのコンクールで上記の伊太利の俊英とトップを分け合ったベルギーの俊英が10月11月に来日の予定。日欧の実力派が揃ったアンサンブル(弦と管の他にチェンバロ2台+ポジティフオルガンという豪華な鍵盤編成ですが)でその達悦したチェンバロ演奏を披露の予定。

2_640x479以上がブルージュのチェンバロコンクールの覇者の来日4連発であります。その他にも12月には惜しくもブルージュ2位だったというこの奏者の久々の来日公演が・・・。今回は彼ともう1人の超大物同士のDuoリサイタルの予定。いやこれだけのチェンバロ界の大物が勢揃いとは驚きの1年であります。チェンバロマニアの皆さんどれもお聞き逃し無く!





2017年5月19日 (金)

季節跨ぎ

1_640x42719日、出陣前の2台のフォルテピアノの御機嫌伺いから。どちらも大幅なピッチ変更を行うも1台はしばらく放置していたためか調律がエライ事になっており10Hz上げる筈が10Hz下げる羽目に・・・(自然に半音近く上がっていた?)。季節跨ぎの楽器の管理の難しさを改めて実感。

2_640x425ランチは久々にご近所の未開拓の評判店を初訪問。店名は中国風ながら真っ当な洋食店で名物が土耳古飯、そして店内はプロレス関係の物が沢山展示という不思議なお店。チキンライス+チキンカツ+カレーという組み合わせが何故土耳古風になるのかも謎であります。

3_640x427洋食屋のすぐ前にはこんな電車が・・・。

2017年5月18日 (木)

若獅子TVに登場

31_640x44818日、先月初来日で衝撃的なゴールドベルグ変奏曲を披露してくれた仏蘭西の若獅子のライブが明日早朝にBSで放送予定。風貌から予想していたイケイケの演奏とは全く懸け離れた独自の濃厚なBachの世界は圧倒的でありました。若干25歳という若き天才のしなやかな演奏風景、是非TVでご覧ください!(短縮版というのが残念ですが・・・)

夜先日公演会場で偶然お会いしたばかりという業界の大先輩がスタジオにお越しになり日本チェンバロ界初期の色々なエピソードを拝聴。日本のチェンバロ製作の先駆者達の知られざるお話を数多く伺う事が出来日本古楽史研究家としては大収穫。

2017年5月17日 (水)

休養日のはずが・・・

6_640x43317日、伊国伊達男の圧倒的なVn演奏に魅了されたヴィヴァ四季ツァーも昨夜でやっと終了、1カ月近く連戦続きだったのでここいらで我が身のメンテナンスをとまずは車で鍼治療に向かうも高速大渋滞でとても間に合わず入口で引き返して慌てて電車移動に切り替えるも今度は人身事故で電車止まってしまい移動に難儀し疲労困憊。休養日のはずがハードな1日。

2017年5月16日 (火)

千秋楽

8_640x42716日、伊国Vn界の帝王と独逸老舗古楽オケの「ヴィヴァ四季」ツァーも今日の都心の人気ホールで千秋楽。四日連続で四季を聴くも退屈どころか毎回新鮮で実に艶っぽい演奏を聴かせてくれた帝王の実力に改めて脱帽でありました。毎回帝王の自由奔放なフレーズに見事に合わせていたオケの演奏能力の高さにも感嘆!両者共次回の来日今から楽しみであります。

2017年5月15日 (月)

連日新鮮なヴィヴァ四季

1_640x42715日、Vnの帝王と独逸老舗古楽オケとのヴィヴァ四季ツァー、今日は都心の人気ホールでの公演。多分何百回と演奏している定番プログラムながら毎回きちんと綿密なリハを繰り返し本番でも連日違う刺激的なフレーズを各所に盛り込んでいく帝王の音楽的な誠実さと力量に毎度ながら感嘆。何度聴いても新鮮なヴィヴァ四季であります。

4_640x473リハの合間にホールご近所の人気食堂で特製かつ丼でランチ。味量値段とも都心と思えぬ超良心的な店ながらベテラン店員の混雑時の客捌きがまた実に見事で思わず見惚れてしまう程。

2017年5月14日 (日)

帝王のヴィヴァ四季

2_640x42714日、伊国Vn界の帝王と独逸老舗古楽オケとのツアー2日目は御江戸郊外の人気ホールへ。帝王の「ヴィヴァ四季」は今日も斬新なフレーズ連発で実に自由奔放な演奏に圧倒されっ放しでありました(その我儘な演奏にピタリと寄りそうオケの演奏能力にも感嘆しましたが)。

1_640x427今日のホール、ご近所に魅力ある食堂が皆無だったのですが少し離れた場所に早朝より営業する庶民的な食堂を発見し今日も搬入前に勇んで訪問。雰囲気、味、、メニュー、値段どれを取っても「The 大衆食堂」という風格素晴らしく私にとっては今や日本全国でも筆頭の御贔屓食堂であります。

2017年5月13日 (土)

千両役者!

1_640x42713日、伊太利Vn界の帝王と独逸老舗古楽オケとの「ヴィヴァ四季」ツァーいよいよ今日の西の人気ホールからスタート。古楽では珍しい大ホール公演でも大入り満員、またソリストもオケも豪快な鳴りで広い会場の後ろまで音がしっかりと届いていた様子。最近改装工事終えたばかりというこちらのホール、照明の一部がLEDになり舞台の温度が照明の熱で上昇しなくなったのは大変有り難いもののフルライトでも温度が下がったりと今までのノウハウが通じなくなってきたのは少々困ったものであります。

6_640x427帝王のステージはその独特の艶やかな音色といい豪快な鳴りといい華のある立ち振る舞いといい正に千両役者!耳タコ状態のヴィヴァ四季ながら鮮烈なフレーズ連発で実に刺激的な演奏でありました。また日本人コンミスとの2台Vn協奏曲でも丁々発止の2人のやり取りが実にスリリング!

3_640x427長年お伺いしている今日のホール、ご近所にデパートもありご立派なレストランは多いものの私好みの穴場の飯屋が殆ど無いとボヤイテいたのですがすぐご近所の路地奥に琉球とブラジルの2件のエスニック食堂を発見し早速訪問。初体験のブラジル料理は4種の肉盛り合わせの丼。日本人向けに和風の味付けも出来るようにしているお陰か食べ易く気に入りました。





2017年5月12日 (金)

バロックヴァイオリンの帝王来日!

2_640x42712日、明日から来日ツァーがスタートの独逸の老舗古楽オケの西の人気ホールでのリハにジャーマンチェンバロで出動。今や欧州で大活躍の日本人Vn奏者がコンミスでもう1人日本人が参加のオケながら何故か独逸人チェンバロ奏者が日本語ペラペラでビックリ、聞けば奥様が日欧で活躍中の日本人Vn奏者でありました。

9_640x427オケリハの後今回の主役のバロックヴァイオリンの帝王が登場し相変わらず圧倒的な存在感溢れる演奏を披露。今回各公演チケットは早々と完売となり残るは古楽では珍しい大ホール公演の兵庫と追加公演の東京の2か所のみ(それも残数少ないとの事)。帝王の演奏お聴きになりたい方是非早い目にチケット確保した方が良いですぞ!


2017年5月11日 (木)

珍樂器が一杯

7_640x42711日、みちのくのお馴染みのホールからチェンバロを持ち出し地元の学校での公演へ出動。今回はチェンバロの他にもオルガネットやクラヴィシンバロンなど珍しい樂器も多数携えての訪問。昭和初期初めてのチェンバロコンサートと同様「珍樂器」と紹介されていた気分を改めて味わう事が出来ました(笑)。

18_640x456珍しい鍵盤楽器と共に披露されたのがダブルリコーダー。滅多に聴けない楽器だと伺うも私は先日バーゼル在住の若手奏者の演奏聴きましたと申し上げるとお弟子だとの事。この珍樂器の演奏を2回も続けて聞けたのは私だけ?

2_640x460今回の訪問先が4階の教室だったのですが海外から持ち込まれたチェンバロは背中に担いですいすいと階段上げ・・・。これからは私もこの運搬方法を採用する予定(笑)。

22_640x427学校公演を終えホールでまた鍵盤楽器大集合。ポジティフオルガンは演奏家の希望で珍しくA=465で調律。




2017年5月10日 (水)

クラヴィシンバルム

3_640x42710日、今日は楽器運送屋稼業の1日。早朝よりチェンバロ積んで東へ移動。御江戸に戻るも休む間もなく各所を回り明日から使うコンバス、オルガネット、ゴシックハープなど沢山の楽器を積み込み。

7_640x427中でも注目はヨーロッパから持ち込まれたクラヴィシンバルム。最近は多くの製作家が作成し始めたようですがまだ「使える」楽器は少ないそうな・・・。独逸製というこの楽器の音色は明日初めて聴けるので楽しみであります。




2017年5月 9日 (火)

復刻エタ・ハーリッヒ=シュナイダー来阪公演

4_640x4279日、浪速の大正時代の名建築の洋館での公演にジャーマンチェンバロで出動。私の3年越しでの念願の企画であったエタ・ハーリッヒ=シュナイダー昭和16年7月3日大阪朝日會舘での関西初リサイタルを再現するプログラム(バッハのブランデンブルグ協奏曲第5番のチェンバロでの日本初演だったようです)、遠方からも含め多数の来場者で満員になり有難い限り。今回は大阪の歴史的建造物の専門家や(公演会場だった朝日會舘の貴重な写真や資料も提供頂き感謝!)関西古楽界の生き証人(?)たる指揮者のお話そして私の解説を交えての浪速らしい真面目ながらオモロイトークと若手演奏家のフレッシュな演奏の2時間。日本のチェンバロの歴史は関西からというネタを話す時はホンマに嬉しそうやなと冷やかされながら思いっきりしゃべり倒したひと時でありました。今度は昭和12年7月24日に行われた浪速での日本最初のチェンバロコンサート(無料!)の再現企画も是非お楽しみに!

2017年5月 8日 (月)

千秋楽

1_640x4278日、歴史的ビルのロビーでのモーツァルトヴァイオリンとフォルテピアノのコンサートも今日で千秋楽(明日ホールで現代ピアノとの公演あります)。モーツァルト愛用だったという上に当時の状態が良い状態で維持されている(改造されてないそうです)歴史的価値の高い楽器とお相手出来た事は身に余る光栄でありました。ビルのロビーでの演奏ながら床や壁が石作りの豪華な内装の空間の響きも18世紀の楽器にマッチしてましたね。そして歴史的な楽器の真価を引き出す技に長けた演奏家の力量にも脱帽でありました。こんな贅沢な企画を無料で提供したスポンサーの太っ腹にも拍手!

2017年5月 7日 (日)

モーツァルトヴァイオリン

4_640x4277日、熱狂音楽祭は昨日で終了するも有楽町ではモーツァルト展まだ8日まで開催中。今日も3回もの無料コンサートでモーツァルトVnの演奏を披露(誰でも予約無しでも聴けます)。今回ザルツブルクからやってきた2本のモーツァルトヴァイオリン、実に瑞々しく艶のある音色ですが今回来日のVn奏者の腕前も実に見事!(調律に拘るのにも驚きましたが)。また会場の石作りの大聖堂のような空間の響きも実に欧州的であります。フォルテピアノ奏者は普段現代ピアノ専門の方ながら鍵盤コントロール素晴らしいので伺うと直前にザルツブルクでかのモーツァルトワルターで練習してきたとの事(何と言う贅沢!)。いつでも練習にお越しくださいと言われているそうで「今度是非連れて行ってください!」と思わず叫んだ次第。終演後やたらフォルテピアノに詳しいお客様から質問がありギョッとするも見ると某チェンバロ製作家でありました。この方実はエタ・ハーリッヒ=シュナイダー研究家でもありましてお互いの秘蔵の情報を交換し合い大興奮。私が知らなかった日本古楽史の謎も色々お伺いする事が出来大収穫。

2017年5月 6日 (土)

千秋楽

7_640x4806日、有楽町熱狂音楽祭もあっと言う間に千秋楽。今回は古楽系少なく寂しい思いでしたが異ジャンルの出演者の演奏中々充実しており結構楽しめました。担当公演の前に出演の中米古楽(民族音楽か?)のノリノリの舞曲のステージ最高、ベルギーのガンバ奏者中心のガンバコンソート今日も大受けでありました。コンサート数多過ぎて時には同時に2~3か所でチェンバロ調律する羽目になるこの音楽祭、毎年この時期は異常乾燥に悩まされるのに今年は湿度温度共に楽器に取ってベストに近い環境となり大助かり。

2017年5月 5日 (金)

有楽町も佳境に

1_640x4805日、有楽町の2つの音楽イベントはGW後半のピークを迎え大盛況であります。2台のモーツァルト愛用のヴァイオリンがフォルテピアノ伴奏で聴けるコンサート、1日3回も開催ながら無料との事で凄い動員の様子(座席予約は当日先着順ながら立ち見なら飛び込みでも聴けるようです)。こちらはまだ8日まで連日開催ですのでモーツァルトが弾いた音色をお聴きになりたい方は是非お越しください。

21_640x480熱狂音楽祭の方も中日を迎え盛況ながら私の方でアクシデント発生。早朝チェンバロ搬入に向かうと建物唯一の大型エレベーターが故障してしまい使えませんと言われ大慌て。仕方なく小さなEVに無理やりチェンバロを捻じ込んで運びタイトなスケジュールに支障出ずにホッ(4台もの楽器を同時に面倒見ているのでスケジュール綱渡りであります)。

12_640x480今回唯一の海外古楽組のベルギーの老舗グループ、今日はガンバ5台鍵盤楽器2台にリュート&ギターと日本では滅多に聴けない編成で初期バロックの広範囲な舞曲プログラムを披露。渋いレパートリーながら圧倒的なアンサンブルでお客様に大受けでありました。

23_640x480夜は小会場でのチェンバロプログラム2つ((古楽系が少ない中貴重なプログラムでありました)。同じ奏者の連続公演ながらピッチが違う為2台のチェンバロを投入するも涼しい顔で全く違うタッチの楽器を軽々とコントロールしてしまう奏者の演奏能力の高さに感嘆!終演が23時過ぎ、大ホールの方はこの音楽祭恒例の「渋さシラズ」のパフォーマンスだったようですね(見たかった!)


2017年5月 4日 (木)

熱狂音楽祭開幕!

1_640x4804日、昨日開幕の有楽町でのモーツァルト展に続き今日から熱狂音楽祭も開幕し周辺は大賑わいですね。無料でモーツァルト愛用のヴァイオリンが聴けるとの事で大入りのロビーコンサート。ザルツブルクから運んできた目玉のヴァイオリン2台の他自筆譜など多数の秘蔵資料が公開の展示会も見物ながらビルの反対側の部屋で公開されているザルツブルクのモーツァルト生家などの紹介ヴィデオが実に面白い!モーツァルト所有だった楽器陣(クラヴィコードやワルターピアノなど)の珍しい演奏映像が沢山見れますぞ!かのモーツァルトワルターが結構コンサートで使われているのにはビックリでした。最近では2月に来日した阿蘭陀のフォルテピアノ界の白獅子王が弾きに来たとか・・・。また20世紀初頭のモーツァルトの生涯をテーマにした無声映画も紹介されてましたが劇中に早くもフォルテピアノが登場しているのには仰天・・・。

15_640x480熱狂音楽祭初日はベルギーの古楽アンサンブルの公演にチェンバロを提供。Vg2台にLu&GとCemという編成でフランスの舞曲を中心とした実に渋いプログラムながら大入り満員、ラジオでも生中継があったようですね。親方のガンバの演奏実に充実しており感嘆するも実は音楽祭始まる少し前には来日し温泉でタップリ休養してきたとの事。現在ガンバ界の最高峰たる圧倒的な演奏を堪能した次第。




2017年5月 3日 (水)

有楽町が熱い!

3_640x4803日、有楽町での毎年GW恒例の熱狂音楽祭、明日からの開幕を控え海外演奏家続々到着しております。私も2グループのリハのため3台の楽器で出動。今年は古楽系は少ないもののこの音楽祭ほぼ皆勤賞(去年惜しくも連続出動が途切れたのですが)のベルギーの老舗古楽グループがまたもや登場。今回は絶妙のアンサンブルを聴かせるガンバコンソートがメインながら親方の熱いガンバソロがたっぷり堪能出来るようですぞ。乞うご期待!

3_640x479ご近所でのモーツァルト展は今日から開催。床や壁が石で出来ている吹き抜けの広い空間の音響が中々素晴らしく古楽向きの会場ですね(外部の者が借りる事は難しいでしょうが)


2017年5月 2日 (火)

モーツァルト愛用のヴァイオリンがやってきた!

8_640x4802日、明日から開催の日比谷でのモーツァルト展、今回の目玉はモーツァルト愛用のヴァイオリン2台! 1台は幼年期に愛用したチャイルドVn,もう1台は20代の頃愛用したこのVn。どちらも日頃はザルツブルクの博物館で秘蔵されている楽器なので派手な鳴り方はしないものの実に滋味溢れる深い音色ですね(それでも何故か遠くまで音が通るのですが)。箱入り娘ながらやはり「何か特別な物を持っている」ヴァイオリンであります。その国宝級の音色が無料で聴けるチャンス是非お見逃しなく!

7_640x481今回は前回(3年前)の開催と同様特別演奏会(私はワルターコピーを提供)の為ザルツブルクとパリからVnとPfの演奏家が来日。鍵盤奏者は日頃フォルテピアノ余り弾かないのでと前回は友人の所で練習してきたと伺うも何と伊太利のメヂチ家由来の楽器コレクションのワルターオリジナルで練習されてこられたとの事、コピーワルターの本番をオリジナルワルターで練習したとはと呆れたのですが今回はもっと凄かった!ザルツブルクに行き、かのモーツァルト所有のワルターで練習してきたそうです・・・(絶句)。

2017年5月 1日 (月)

1938年にチェンバロを弾いた日本人

496x6401日、まもなく始まるあれや これや そしてこんなのの為の仕込みでスタジオは楽器で大賑わい。その中でも私が3年越しで企画を実現させた昭和16年7月3日に行われたエタ・ハーリッヒ=シュナイダー大阪公演の再現企画(5月9日大阪で開催)、展示資料作成に張り切り過ぎて凄い量となってしまいました。貴重な資料を大量に披露しますので乞うご期待! このエタ・ハーリッヒ=シュナイダーの件で独逸の某チェンバロ工房に問合せをしてましたら「君は1938年に日本人がドイツでチェンバロコンサートを行った事を知っているかい?」との連絡が来て仰天!奏者はかなり有名な方でしたね。その時代関西ではもうチェンバロ弾きが出現していましたが、まさか同時期に他にもチェンバロ弾きが現れていたとは驚きでありました。これはまだ戦前にチェンバロ弾いた日本人がもっといたのかもしれませんね。 

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