オリジナルチェンバロの神髄
27日、お馴染みの池袋の洋館でのオリジナル楽器シリーズ第3回はルッカース一族と推測されるチェンバロが登場。今までオリジナル楽器は「枯れた」「滋味溢れる」「モノトーン」な音色が特徴と思ってましたが今回のチェンバロ(約四百歳?)の実に鮮烈で色彩感豊か、弾き進むに連れ表情が激変していく若々しい音色に驚愕、やはりコピー楽器では絶対出せない説得力と存在感ある鳴りでありました。
同時に僅かな環境変化でも敏感に反応し変化してしまう実に気難しいキャラクターにも仰天(音色と共に調整も激変ししてしまうのですよ)。実際に運んでみると意外に軽量、楽器ボディの板がさぞ薄いのでしょうね(鳴りの秘密もそこにあるかも知れませんが・・・)。オリジナル楽器の真価に圧倒されたひと時でありました。11月25日に今度はフルートとのデュオで再び登場の予定。チケット僅か数枚残っているだけですのでお聴きになりたい方はお早目にご予約を!
« 初冠雪 | トップページ | ウィーンからフォルテピアノ来たる »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- ハンブルグ美術工芸博物館(2024.12.06)
- ベルリン楽器博物館(2024.12.05)
- ベルリンでオリジナルチェンバロを弾く(2024.12.05)
- ライプチヒ大学楽器博物館(2024.12.04)
- バッハの街ライプチヒへ(2024.12.04)
コメント