18世紀オリジナルオルガンを聴く!
1日、今日は来月10月16日(日)につくばのバッハの森で開催されるオリジナルオルガンによるレクチャーコンサートをご案内いたします。
今回のレクチャーコンサートの主役は、最近イタリアで発見され苦労の末に奇跡的に日本に運ばれたという18世紀イタリアのトスカナ地方で作られたオリジナルのオルガン(1段鍵盤+プルダウンの足鍵盤 6ストップ)です。
今回はこの約300年の年月を経たという歴史的なパイプオルガンを解説と演奏を交えてご紹介していきます。出演は宮本とも子(オルガン) 望月裕央(カウンターテナー)。 また今回は18世紀のオルガン演奏のスタイルを忠実に再現するため、バロック時代同様に手ふいごによって風を送り演奏いたします。現代のオルガンに装着されている電気モーターによる画一化された送風では無く、演奏に合わせて人力で風を送る「人の声のように揺らぐオルガンの音色」を是非体験してください。
バロック時代のオルガンが果たしてどんな音色で鳴るのかを至近距離で味わって頂ける貴重な機会となります。限定30名での開催ですのでご予約はお早目に!
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■ Ms.B.226,8 ピストイア18世紀 作曲者不詳
Messa in Quinto Tuono より 第5旋法のミサ曲より
・奉献の為のトッカータとフーガ Per l’Offertorio Toccata, Fuga
・聖体奉挙 Elevazione
・聖体拝領後 Post Communio
■ Girolamo Frescobaldi (1583-1643) ジロラモ・フレスコバルディ
Toccat Quinta (トッカータ第2巻より)トッカータ第5旋法
Capricccio III Sopra Il Cucco 「カッコー」のカプリチオ
Toccata per l’Organo col contrabasso overo Pedale 低音ペダル付きトッカータ
■ Christian Erbach (1570-1635) クリスチアン・エアバッハ
Magnificat primi toni 第1旋法のマグニフィカト (歌唱とオルガンの交唱)
■ Alessandro Grandi ( ca.1575-1630) アレッサンドロ・グランディ
Cantabo Domino 主に向かって歌え (カウンターテノール と オルガン)
■ Tarquinio Merula (1594/95-1665) タルクィニオ・メールルラ
Intonazione cromatica del nono tono 第9旋法のイントネーション
■ Jakob Hassler (1569-ca.1622) ジェイコブ・ハスラー
Fantasia noni toni 第9旋法のファンタジア
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