浜松でオリジナル楽器に浸る1日
使用楽器: カークマン2段 (1750 London) FF – f3 (61key) 8+8+4f Buff
キーン・スピネット (18c初頭 London) GG/HH – d3(53key)
クリストフォリ (18c初頭の楽器の復元 日本)GG – c3 (54key)
15時 テーマ「フォルテピアノ ウィーンとロンドン」
使用楽器: ワルター (1808~10 Wien) FF – f4 (73key)
16時 テーマ「スクエアピアノとパリ」
使用楽器 : ラウド・スクエアピアノ (1805? London) FF – c4 (68key)
クラヴィア協会会員特別見学会 (参加費無料)
17時から約1時間弱 展示の鍵盤楽器を見学
日本クラヴィア協会会員のために特別に開催の展示楽器の見学会です。
日頃じっくり見れない楽器を専門家の演奏と解説付きで見学して頂きます。
(交代で試奏体験も実施の予定)
オリジナル楽器の音色を体験出来る貴重な機会です。
博物館入口に17時に集合 事前予約が必要 申し込みは梅岡まで
イベント 4
クラヴィコード スペシャルミュージアムサロン (有料)
オリジナルクラヴィコード(Pehr Lindholm (Stokholm 1780)を使ってのレクチャーコンサート
演奏とお話し 宮本とも子 お話 高橋靖志
18時 開場 18時半 開演 終演予定 19時45分
詳しくは http://www.gakkihaku.jp/ のイベント欄をご覧ください。
お問合せ、お申込みは 梅岡 umeoka-gakki@nifty.com まで
最後に登場楽器の写真をどうぞ
初期イタリアンチェンバロ(Francesco Marchioni 1646 Firenze)は昼のレクチャーに登場の予定。17世紀のチェンバロの音色が日本で聴けるのは本当に貴重であります。
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こちらは英国の名工カークマン作の2段チェンバロ。20世紀初頭に古楽復興の始祖たるアーノルド・ドルメッチが修復したという楽器でもあります(鍵盤の色が違うのは多分修復の際の仕業でしょう)。現在はオリジナル仕様に沿ったメカニックになっているとか。
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こちらはモーツァルトからベートーヴェン時代のウィーンの代表的なピアノ工房ワルターのフォルテピアノ (1808~10 Wien) FF – f4 (73key)。もう6オクターブに音域が広がった工房の後期の作品であります。
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こちらもウィーンを代表するメーカーであるグラーフのフォルテピアノ(1819~20? Wien) CC – g4 (80key)(ただし伝グラーフとの事)。鍵盤の豪華な仕上げ具合は見物であります。
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最後にこの日の主役であるクラヴィコード(Pehr Lindholm (Stokholm 1780)。豪快な鳴りっぷりと反応良いタッチが見事な楽器です。20世紀における修復の素晴らしさを垣間見れる貴重な歴史的証言者でもあります。
乞うご期待!
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