贅沢なサロン
10日、朝から都心の大ホールでの老舗合唱団の公演に白フレンチで出動。梅雨時は(もう終わっているような天気ですが)チェンバロが湿気と暑さのどちらの影響を受けるかで調律ピッチが随分変わるのですが今日は湿気の影響が勝ったようで途中でドンドンピッチが上昇した様子。まあ下がるよりは上がった方が調律師にとってはありがたいのですが・・・。
ランチはホールご近所にある創業明治10年(140年前!)という超老舗の甘味処兼食堂を初訪問。あんみつぜんざいお団子と甘物も充実しているも老夫婦が作る普通の定食も質量値段共に実に良心的で素晴らしい!今度は甘味に挑戦してみなくては・・・。
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午後からは新幹線も停まる大ターミナル駅近くのコンサートサロンでのCbリサイタルにジャーマンチェンバロで出動。120席の天井吹き抜けの広い空間は贅を尽くした内装(凝った床材が凄い!)のお陰で極上の響き、チェンバロや古楽器にも最適な会場ですね。同じ建物内に少し小さなこれまた残響豊かなサロン(80席)が備わっていると伺いその贅沢さに仰天。
オーナーのお話しによるとこの空間は古き良き時代のウィーンのサロンを模して設計されたとか。木の床、漆喰壁、鏡張りの壁面などは正に19世紀ウィーンの香り漂う空間ですね。会場は地下に掘り下げて作られただけに湿度温度も安定しており都心の騒音も聴こえないのが素晴らしい(録音に向いているかも)。都心にこんな素晴らしい空間があるとは知りませんでした・・・。
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