オリジナルフォルテピアノの謎
8日、まずは明日の公演に提供のフォルテピアノ(Walterコピー)の出陣前の御機嫌伺い。オリジナル楽器程は気難しく無いもののやはり繊細な調整が要求される楽器ですね。白耳義在住の演奏家と今日もオリジナル楽器の修復の苦労話で盛り上がった次第。
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次はしばらく関西で活躍中だったので東京は6年振りとなる中型イタリアン(それでも240cmもあるのですが)の御機嫌伺い。本来は繊細な構造のイタリアンモデルも二十歳近くにもなると中々タフな楽器に変身しており頼もしい限り。これからは東で活躍してくれる予定。
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最後は1820年製のオリジナルフォルテピアノ(Johann Georg Gröber (Insbruck)の御機嫌伺い。このピアノは5本ものペダルが付いているのですがそのうちの3本は18世紀タイプのフォルテピアノのような膝レバーとしても使える機能も備わっている様子。さるフォルテピアノ奏者の推測では2本のペダルを同時に使用する場合を想定してペダルと膝レバーを併用出来るように装備したのでは?との事。確かにそう言われてみれば絶妙な場所に膝レバーが付いていますね。果たして真実はいかに・・・。ご興味ある方はこのオリジナルフォルテピアノが出動する4月28日(木)のこちらのコンサートで是非お確かめください!
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