オリジナルクラヴィコード
22日、春の到来間近との事で季節またぎしたチェンバロ陣の御機嫌伺いで東西走り回る1日。まずは東で我国チェンバロ界の大御所H氏のフレンチがお相手。この冬は暖冬ながら湿度乱高下の日々でやはりチェンバロには負担の大きかった様子。しかし30年以上も弾き続けられていた楽器の鳴りは素晴らしく200台以上も製作したH氏の楽器の中でも私のお気に入りの1台であります。
昼は某所の6月に開催のオリジナル楽器コンサートシリーズ第2段(詳しくはこちらをご覧あれ)で登場予定の18世紀独逸製のオリジナルクラヴィコードを拝見。流石二百年以上の歴史を経ている楽器だけにオリジナル特有の力強くも優美な音色と共に各部の丁寧な修復具合も興味深々でありました。日本では数台しかない貴重なオリジナルクラヴィコードの音色是非お聴き逃し無く!
最後は西へ500km走り西の古都のさるお宅のフレンチの御機嫌伺い。冬の環境変化の影響を受けてしまった楽器は最初相当御機嫌斜めだったものの各部調整していく毎に御機嫌が直り最後は豪快な鳴りが復活しホッ。
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