1820年製のオリジナルフォルテピアノが聴ける!
16日、まもなく出陣の1820年製のウィーン式オリジナルフォルテピアノの御機嫌伺い。御歳二百歳の老ピアノはまるで天上の響きのような優美な音色を奏でてくれるものの御歳だけにボディの堅牢さは失われており環境厳しい日本の舞台に持ち出すのは中々苦労多し。しかし今回立て続けに3回も舞台へ登場の予定で気合いを入れて調整中であります。
このオリジナルフォルテピアノ3連チャン、まず最初は上野での日本音楽界の大御所が揃うこちらのコンサートに登場。案内にはピアノとしか書かれていませんが鍵盤楽器の重鎮小林先生にお弾き頂く予定(このコンサートは無料ながらもうチケット申し込みは締め切っている様子ですが)。実はフォルテピアノの曲で出演の御二人には去年宮崎での公演でウチの老ピアノを使って頂いたのですがその音色を気に入って下さり再び登場とあいなった次第。小林先生の紡ぎ出すオリジナルピアノの音色を東京の方にも是非お聴き頂きたいです。次は某大使館での世界的な古楽の巨匠と愛弟子とのDuo演奏に提供。これまたフォルテピアノ界の最高峰に弾いて頂くと老ピアノがどんな音色で鳴ってくれるのか今から楽しみであります(こちらも残念ながら招待客のみの公演とか)。最後は4月28日(木)開催、古楽器には最高の音響を持つ大正時代建築の洋館で至近距離でその甘美な音色を堪能していただけるこちらのコンサートにも登場の予定。この公演はまだチケット入手可能です(限定50名ですのでご予約はお早目に!)。ヨーロッパで活躍する実力派フォルテピアノ奏者久々の帰国公演でもあります。200年前の本当のピアノの音色を贅沢な空間で味わえる貴重な機会です。是非お聴き逃しなく!
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