日本で最初にチェンバロを購入した男?
6日、早朝御江戸を出発し西へ移動。途中寄り道のため珍しく旧東名高速を利用(久々に使いましたね)。道は曲がりくねっており新東名に比べると走り難いもののPAから見る富士山の景色は旧の方に軍配上がりますね。
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最初の寄り道先は遠州の楽器の街へ。高速出口にはお馴染みの(?)グランドピアノを弾くピアニストがビルの屋上でお出迎え・・・(よくこんな物作ったもんです)。
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日本が誇る楽器博物館を久々に訪問。今日の目的はちょっと珍しい企画展。昭和初期に邦楽と洋楽の融合を目指したユニークな音楽家、そして大財閥の長として日本の芸術界に多大な貢献をした偉才の方の特集なのですが、実はこの御仁、どうやら日本で最初にチェンバロとクラヴィコードを購入した方でもあるのです(先日偶然その証拠を入手し現在私が研究中です)。もし事実とすれば日本古楽界の大恩人でもあるのですが・・・。
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勿論常設展示もしっかりと見学。オリジナルのチェンバロやフォルテピアノを至近距離で拝見出来るのは何度来ても勉強になりますね。技術者にとって色々なヒントが転がっております。しかしこちらの看板楽器でもあるブランシェのチェンバロが最近はフタを閉めたままというのは何とも残念。
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実は一番羨ましいのはひっそりと壁に展示しているこの歴史的な調律ハンマーのコレクション。日本に来る前にロンドンのさる処でこれらのコレクションを見た際は「ひとつでも売って!」と叫んだのですが当然却下・・・、年月を経てこちらで再会した次第。今でも欲しいなあ。
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寄り道2つ目は某個人宅の2台のチェンバロの御機嫌伺い。同じ製作家の楽器ながらフレンチとジャーマンの個性がしっかり出ているのが素晴らしい!
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