芳醇な残り香
1日、2つのツァーが終了しお勤め終えたイタリアンチェンバロ2台を持って西のスタジオへ帰還。早速楽器を広げ内部チェック、伊国の若手♀奏者(マルコン氏お勧めだけあって中々達者な演奏でしたね)とベルギー&日本の実力派コンビに存分に弾き込まれた2台のイタリアンどちらも芳醇で豪快な鳴りで超御機嫌良し、その残り香を味わえるのが調律師の役得ですね。2台共ピッチ調律法とも変更するも1台は何とも原始的な(?)鍵盤移動の方式で中々面倒・・・(この楽器が作られた約60年前にはまだ鍵盤移動の発想が無かったのでしょうね)。
2台のイタリアンの後始末を終え次は出番待ちの1段ジャーマンのチェックへ。日頃余り出番無いベンチウォーマー的な楽器陣が最近一斉に出動しておりますね。この1段ももっと使ってやらなくては・・・。
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