洋館で聴くオリジナルフォルテピアノ!
3日、秋に入りコンサートシーズン到来!との事で私が関わる重要文化財の池袋の洋館での企画のご紹介を。まずは9月15日(火)1820年に作られたウィーン式のオリジナルフォルテピアノのコンサート。今回のテーマは「プレイエル以前のショパン」、ショパンと言えば英国式ピアノの「プレイエル」「エラール」との関係が有名ですが、若きショパンはポーランドではウィーン式で演奏していたはず・・・。ウィーン式で演奏するショパンは一体どんな風に聴こえるのか?滅多に無い組み合わせの演奏ですので是非お聴き逃し無く!
次は10月20日(火)日本では珍しい17世紀フレンチモデル(Phillipe Dennis model フランスの名工A.Anselm作)のチェンバロのみで初期作品ばかり演奏するという意欲的なプログラムのコンサート。この楽器は今は亡き某阿蘭陀人演奏家の公演で良く登場しておりましたのでその鮮烈な音色をお聴きになった方は多いのでは・・・。久々のソロリサイタルへの登板です。乞うご期待!(写真は某阿蘭陀人演奏家の公演に同行していた調律師の作業風景ですね・・・(笑) 懐かしい!)
年が明けて2月2日(火)には洋館の中でも日頃使用出来ない特別な部屋でのチェンバロリサイタルの開催が急遽決定。イタリアン(M・SKOWRONECK作)と17世紀フレンチ(A・ANSELM作)という2台の1段鍵盤のチェンバロが登場予定(この2台は阿蘭陀の爺様が得意としていた組合せですね)。
出演は東京でのソロリサイタルは久々となる世界を駆け巡り大活躍のスイス在住の北谷直樹氏。果たしてこの個性的な2台のチェンバロを相手に今回彼がどのような演奏を繰り広げてくれるか楽しみであります。公演の明細は近日中に発表の予定。「Naokiファン」の方是非スケジュールを空けて待っていてください。
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