84年前のオリジナルルッカースの音色
8日、先日ネットで見つけたオリジナルチェンバロ演奏のSP盤をやっと入手。84年前の録音で使用されていたチェンバロは現在もベルリン楽器博物館の目玉楽器として展示されているA・Ruckers 1618(1段鍵盤)と思われます。以前にご紹介した1737年製のフレンチ2段と共に早くも戦前の日本でオリジナルチェンバロの演奏が紹介されていたようですね。昭和初期に日本における第1次古楽ブームがあったという私の推測の重要な証拠となる貴重なレコードであります。いずれ蓄音器コンサートで御披露目したいと思っておりますのでご期待ください。
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スタジオではまもなく開催の南国での「夏の旅(?)」公演のリハーサル。初めて触る1820年製のオリジナルピアノからあっという間に多彩で美しい音色を引き出された御大の鍵盤コントロールの見事さに脱帽でありました。たった1回という公演楽しみであります。シューベルトマニアもフォルテピアノマニアも遥々南国まで出向く価値はありますぞ。
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