連日の蓄音器コンサート
30日、さるお宅のチェンバロの御機嫌伺いに出動。部屋には除湿兼加湿器をいつも常備され湿温度計も沢山置いて1年を通じて楽器の環境維持は万全の様子(毎日湿度温度変化の記録を取られておられたそうな)、お陰で楽器の御機嫌麗しくひと安心。
。
夕方にはいつもの音大ではなく珍しく美大に興味深い展覧会とコンサートを拝見(拝聴?)のため訪問。我々の世代には絶大な影響を与えた音楽評論家N氏の楽器・レコードコレクションはやはり素晴らしい!特にロック雑誌において世界各国の民族音楽や現代のポップス音楽のルーツたる20世紀初頭の音楽を積極的に紹介してきた功績は改めて評価すべきでしょうね。私もその影響を受けた1人でもあります。
今日の蓄音器コンサートは2台の銘器が登場。約百年前という最初期の蓄音器でもある蝋管式の音の良さに改めて感嘆(実は円盤式よりスピードが安定しているなど利点も多かったようですね)。今日は「ルーツオブアメリカンミュージック」が主なテーマとなり色々な貴重な音盤を聴けましたが一番の話題が「何故二十世紀初頭のアメリカでは東部と南部でレコード文化に大きな差が出来てしまったのか」というディープなもの。実はクラシックだけでなくこの辺りの音楽も大好きな私には堪らない蓄音器コンサートでありました。
« Vnの名人芸に酔いしれた一夜 | トップページ | まだまだ乾燥 »
「チェンバロ」カテゴリの記事
- 蓄音器 チェンバロ、オープンリールテープ(2025.01.23)
- 国産楽器3台が御相手(2025.01.22)
- ハプニング連発の千秋楽(2025.01.21)
- 勉強会(2025.01.20)
- 古都でCemコンチェルト&ブランデン5番(2025.01.19)
コメント