歌を忘れたカナリア?
11日、西のスタジオに連日籠ってのドッグ入りチェンバロの修理(実は西のスタジオには宿泊部屋がありちょっとした場末の温泉宿の風情なのです)。早朝仕事前にノンビリご近所を散策、まずは夏は海水浴場として有名な明石海峡の大橋が見えるビーチへ。
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こちら絶景のビーチながら歴史的な産業遺産も結構あるようでこれは現存する日本最古(1884年製)の洋式鉄製灯台。また明治時代から華族や大阪船場の豪商の別荘地があったという風光明媚で温暖な土地だったとの事。ウチのスタジオも別荘地のあったエリアにあるようですね。夏の風の通りの良さは素晴らしくエアコン無しでも大丈夫な程。
修理中の5オクターブの1段チェンバロ、約30年近く弾いていなかったというだけにもう「歌を忘れたカナリア」のようで各部とも本来の役目を憶えていないのでは?という状態でしたが丹念に調整する事で少しづつ記憶を取り戻して来た様子。実は部品は殆んど破損していないながら長年弾いていないだけでここまで楽器の御機嫌が悪くなるとは予想以上でした。
今日神戸は晴天で爽やかな天気でしたが東京は最低湿度12%と異常乾燥だった様子、皆さん楽器は大丈夫だったでしょうか?
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