船場散策
15日、浪速でのオペラ公演リハ3日目。ホール入り前に京まで脚を伸ばし個人宅のチェンバロを拝見。関西古楽ブームの生き証人のような貴重な楽器ながら長期間弾いていなかったとの事で少々御機嫌斜めの様子。
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昼にホール入りするもオペラのリハは空き時間多いので合間にご近所の船場散策へ。古くから薬問屋街として栄えた道修町の街並みは百年以上経つ古い和風の建物もいくつか残ってますね。御江戸には無い風景か。
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和風商家に比べ古い洋館はそれこそあちこちにゴロゴロ(?)残ってますね。中はモダンなお店が入っている場合が多いようですが古い建物を残そうという意気込みは東よりも西の方が強いようですね。
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今日のランチは道修町の老舗(創業百年近いとか)鰻屋で鰻まむし(東で言ううな重ですね)。船場のど真ん中のお店ながら江戸前風の蒸し焼の鰻が名物との事、西でフワトロの鰻が食べれるとは思いませんでしたね。値段も良心的で御贔屓になりそうであります。
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船場散策を続けると昭和十二年七月日本で初めて(?)チェンバロリサイタルが開かれたというビルがまだ当時の姿で現存してました。チェンバロを演奏したホールはもう閉鎖されているそうですが部屋は残っているかもしれないので一度探索したビルでもあります。
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そう言えば今回のオペラ会場はチェンバロ入りの墺太利のグループが昭和七年三月に大阪で初めての公演を行ったホール(もう現存していないのですが)の跡地でもあります(どうやら道を挟んで向かい側らしいのですが)。我国のチェンバロ演奏の歴史的な足跡を巡った一日。
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オペラの方は今日から衣装を付けての本格的な舞台リハーサル。今回の見物は豪華な歌手陣と共に何と言っても御歳八七歳という伊国オペラ界の巨匠指揮者の華麗なる棒さばきですね。そのお元気振り(結構指揮台で暴れまくってますね)には驚嘆であります。2700席の大ホールでのフォルテピアノの音色も是非ご期待ください(ナント生音での演奏です!)
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