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2015年4月

2015年4月30日 (木)

有楽町と甲府、2つのまもなく開幕!

330日、明後日いよいよ開幕の有楽町GW恒例の音楽祭、今日から会場リハ開始との事でチェンバロオルガン計3台を無理やり(?)車に積込んで会場入り。沢山の楽器業者(特にピアノが多いかも)が一斉に搬入する様子は中々壮観であります。チェンバロ関係ではウチの他にお仲間が3台も搬入されたとの事、今年はバロック特集なので例年に無くチェンバロ・オルガン多いですね。

6今日はこの音楽祭皆勤賞の参加というベルギーのグループのリハから。相変わらず遅刻魔のマエストロ中々現れずヤキモキするもたった20分の遅刻だけで登場しヤレヤレ。今回話題のカウンターテナー歌手初めて拝聴するも中々素晴らしいですぞ!

8有楽町のリハの途中で抜け出し今度はフォルテピアノを積んで甲府へ。こちらも明日から開幕の古楽コンクールの本選会場に楽器搬入するも全国からベテラン製作家が結集しており久々の再会を喜びつつそれぞれの楽器の見学や最新情報の交換、ディープな楽器談義など技術者にとっては至福のひととき。今回から本選会場が駅前の新しい図書館となりましたがその斬新なデザインと設備に感嘆。

10注目の今回から使用の本選会場もガラス越しに拝見しましたが舞台後ろに外の風景が見える場内は驚くほど明るく残響もありそうですね。今年は楽器展示が大賑わいとの事。






2015年4月29日 (水)

GWシリーズスタート

129日、いよいよ大型連休がスタート、私もGWコンサート連チャン戦線開始であります。初日は都心ベイエリアにある小ホールに白フレンチで出動。都心のビジネス街はさすがに閑散としており車の移動楽ですね。深夜はまもなく開催の音楽祭の仕込みのため700kmの深夜ドライブ。

2015年4月28日 (火)

新たな看板

328日、先日さる秘密ルートから謎の古いチェンバロ響板を入手。ブリッジの形状から推測するとRuckersの1段鍵盤か?相当年季が入っているのか板も変色しており中々味わい深いのでスタジオで飾る事に。「反」ってしまい使い物にならなかった?「響板」を正に反響板として再利用。これでスタジオの音響より向上する事を願うのですが・・・。

2015年4月27日 (月)

古楽コンクールまもなく!

Photo27日、北関東ツァーから戻ったフォルテピアノ、今度はまもなく開催の甲府での古楽コンクールに出動予定。今日は公式伴奏者の方などのリハーサル。今年のコンクールは旋律楽器と声楽の2部門が開催との事。声楽部門ではバロック時代だけで無く古典派の曲も含まれるようになったのでフォルテピアノ伴奏で歌われる方が結構おられる模様。今年は本選会場が変更になり新しい建物の音響素晴らしい空間となったそうで、どんな響きなのか今から楽しみであります。

2015年4月26日 (日)

大権現様のお膝元

5926日、昨夜の公演を終え東照大権現のお膝元の観光旅館で一泊(仕事旅で和室は久々でした)。朝はご近所の葵の御紋では無く菊の御紋の御用邸を拝見(建物の一部は紀州の葵の殿様の建物を移築したものだとか・・・)。昨日の洋館もそうでしたが空襲や震災が無かった奇跡の街の歴史的建物の保存状態の良さに驚嘆(大権現様はそれを知ってて山奥に社を建てたのでしょうね)。

68昨日に続きフォルテピアノ入りアンサンブルの公演、今日は懐かしの「蔵の街音楽祭」があった街の郊外の個人サロンで演奏。天井高く素晴らしい音響のサロンが大小2つもありチェンバロやポジティフオルガンも常備という贅沢振りにビックリ。こういう空間でこそ至近距離で古楽器の音色を堪能する事が出来ますね。




2015年4月25日 (土)

今日もフォルテピアノ&蓄音器の1日

225日、昨日に続きフォルテピアノ入りのアンサンブルの公演、今日は御江戸を北上し東照大権現のお膝元にある美術館のロビーでのコンサート。週末に日本有数の観光地のど真ん中に行くので大混雑心配するも意外に程良い人出で大助かり。早めに到着したので楽器搬入後はお隣の大権現様の境内を散策。

16こちらは先週が桜満開だったそうな(さぞ凄い人出だったでしょうね)。それでもまだ見頃の桜があちこちにあり今年最後の花見が出来ました。この春は1カ月近く各地で花見した事になりますね。

17コンサート会場のお隣に百年近く経つ素晴らしい洋館がありそこに実は未公開の蓄音器コレクションがあると伺い早速訪問。幸い業界の大御所の方のご紹介を頂く事が出来特別に秘蔵の素晴らしい蓄音器を拝見(拝観?)させて頂く事に。このお屋敷が日本で初めて蓄音器販売をした米人実業家の別荘だったそうでその方に因んだ蓄音器とレコードのコレクションが凄い!また歴史的洋館で聴く蓄音器の音色のゴージャスさを再確認。昨日に続きフォルテピアノ&蓄音器の一日となった次第。





2015年4月24日 (金)

洋館蓄音器コンサート

124日、朝から2台の楽器運搬でバタバタ。昼はフォルテピアノを持って郊外のホールへ向かうもご近所に噂の隠れ家風蕎麦屋あると知りランチで訪問。アンティック風の洒落た店内にはJazzが流れているいかにも「出来る」風蕎麦屋ながら(お値段も少々ハイソでしたが)何故か店内に蓄音器置いて有りSP盤もリクエストすれば聴けるとか・・・。蓄音器マニアには嬉しいお店でありました。

2今日のホールは古いそうですが私は初参上。長年コンサート仕事してますがまだ都内でも知らないホールあるもんです。今日は自らの本番あるので本番調律はピンチヒッターにお願いして急いで退散。

7今日の私の本番はお馴染みの洋館での蓄音器コンサート。大小銘器2台を並べて私は前座として昭和四年日本発売のオリジナルフォルテピアノと昭和九年発売のオリジナルチェンバロのレコードを披露、後半はフルート奏者から蓄音器マニアに転身中の(笑)A氏の解説で二〇世紀前半の歴史的名演盤を次々に披露。

17しかし歴史的洋館と蓄音器の相性は抜群、どちらも蓄音器も御機嫌な音色を奏でてくれました。次回5月29日第2回目の蓄音器コンサートは4台の蓄音器勢揃いと言う豪華版であります。次回も是非お聴き逃し無く!








2015年4月23日 (木)

GW対策

Photo23日、有楽町を始め各地の音楽祭などに出動目白押しのGWに向けてチェンバロ陣の最後の調整の1日。毎度ながら皆様に警告しているのですがGW前後に晴天が2日以上続くと真冬並みの異常乾燥になりますのでご注意を!暖かくなったのでと加湿器仕舞い込んでしまい余りの乾燥にも対応出来ず(気が付かず?)響板割れたり楽器自体が変形したりとトラブル多発の危険性大きく実は1年で一番アブナイ時期でもあるのです。今日はスタジオでそのアブナイ乾燥状態を人工的に作り出し(除湿器フル回転しただけですが)その中でチェンバロの調律調整をしたのですが、舞台では滅多に断弦しないタフな独逸製の楽器が調律中いきなりプッツンと弦が素っ飛びましたね。やはりGWの環境は相当過酷なのでしょう。ご用心ください。

2015年4月22日 (水)

鳥の羽根vsデルリン 弾き比べ聴き比べ

122日、チェンバロの弦を弾く部分である「ツメ」、バロック時代は鳥の羽根を削った物を使っていたのですが現代では殆んどの楽器が「デルリン」という合成樹脂を使用してますね。工業生産品で安くいくらでも入手出来、また加工し易いので世界中のチェンバロ関係者が使ってます。しかし今でも昔ながらの鳥の羽根の方が音もタッチも優れていると言って苦労して鳥の羽根を入手してチェンバロに使用している演奏家や製作家も僅かながらおられます(最近は本当に少なくなって来ているようで絶滅寸前か?)。果たして鳥の羽根はどんな音色とタッチなのか? デルリンとどれ程違うのか?実際に鳥の羽根とデルリン使用のチェンバロ2台を並べて弾き比べ、聴き比べしてもらおうというイベントを5月26日(火)お馴染みの池袋の洋館で開催する事が決定。チェンバロの試奏会なのでどなたでも参加出来ます。鳥の羽根のチェンバロにご興味ある方是非ご参加あれ!

2015年4月21日 (火)

オリジナル楽器のコンサート迫る!

421日、今日は滅多に無い私が出演者という4月24日重要文化財の洋館でのコンサートのリハーサルのため演奏楽器(?)を担いで共演者のお宅へ。実際の本番と同じ曲順で演奏し自らのトークの内容もチェック。いつも裏方の者が急にスポットライトを浴びるとなると緊張するもんですね(そんな大袈裟な事でもないのですが・・・)。私が請け負うパートでは今まで誰も聴いた事が無いような斬新な切り口の演奏(?)を披露出来ると自負しております。オリジナル楽器に関心ある方には是非聴いていただきたいです!

13私のリハの後には本来の立場に戻って調律で参加する6月25日のオリジナルチェンバロのコンサートで登場する楽器の御機嫌伺い。三百数十年経つというイタリアンの芳醇な音色に時を忘れてウットリ・・・。やはり現代の楽器には絶対出せない魅力がありますね(調律のやり難さも現代楽器の比では無いですが)。

10日本でオリジナルチェンバロの音を間近で聴くチャンスはまず無いでしょうね。このコンサートの貴重さが判るお客様でチケットはナント3ヶ月前に完売してしまいました!オリジナル楽器の演奏を聴きたいと言うお客様がこれ程いらっしゃるとは驚きでした。出来れば続編開催したいものですが・・・。




2015年4月20日 (月)

GW祝祭音楽祭まもなく!

120日、久々に電車で都心へ出動、途中ランチに古書街にある珍しい焼ソバ専門店を訪問。お好み焼と共に屋台なのでチャッチャッと作る料理とのイメージがありクイックに食べれるお店だと勘違いしてましたが実は沢山の具入りで丹念に調理する中々本格的な食べ物でしたね。でもやはりB級料理なのですが・・・。

2午後は毎年恒例の有楽町他のGW祝祭音楽祭の打ち合わせで会場へ。今年は嬉しい事にほぼバロック特集との事でかなりの古楽グループが来日する予定とか。私は白耳義と瑞西の古楽グループ担当となり鍵盤楽器4台を持って東西の会場を渡り歩く事になりそうです(勿論今年もチームを組んでの参加なのですが)。詳しくは各地のHPをご覧ください。東京 滋賀 金沢 どこも結構濃いプログラムですね。乞うご期待!

2015年4月19日 (日)

タフな楽器

119日、昨日の浪速のオペラで活躍したフォルテピアノ深夜に東のスタジオに帰還し今日からはまもなく開催のモーツァルト公演のリハへ。昨日まではモダンピッチ、今日からは通常のA=430との事で朝から10Hz以上のピッチ変更。1/4音ものピッチ下げとなるとチェンバロなら何度調律しても暴れるものですがこの亜米利加製のピアノは数回の調律ですぐに安定してしまい感嘆。いやタフな楽器です。

5午後は独逸製の重い大型チェンバロの狭い2階階段上げで一苦労。此の楽器過去何度も運送担当しているのですが何故か厳しい階段上げになる事多いのが不思議。雨の中楽器を散々引き摺り回してやっと部屋に納めるも調律が殆んど狂っていなかったのにはビックリ。流石タフな独逸製とこれまた感嘆した次第。




2015年4月18日 (土)

浪速でRossini

1418日、浪速の名門ホールでのRossiniオペラ本番。いや伊太利音楽界の至宝(御歳87歳!)、そしてRossiniの権威でもあるマエストロの見事な棒さばきを目の前で拝見出来た事は貴重な財産となりました。1825年のRossiniのオペラにウィーン式フォルテピアノがマッチした事も大きな収穫か。本場でもまだチェンバロでやっているそうな・・・、ちょっと誇らしい参加となった次第。

3今日も仕事の合間にホール御近所、浪速・船場の古い街並みを散策。途中隠れ家的な怪しげな(?)安定食屋を見つけ早速訪問。メニューは何故か「ダブダブ」など讃岐うどん屋並みの特殊な符牒で注文しなければいけない不思議なお店。フワトロ卵に包まれた焼肉も凄い量ながら御飯がお櫃ごとというのには仰天・・・。浪速の食文化中々奥が深い!

6ホール御近所・中之島エリアはまた歴史的建造物が多数残るエリアでもあります。こちらは大正時代建築の浪速の顔とも言える公会堂。中の内装も素晴らしいホールです。

7こちらはお隣の百年以上の歴史を持つ図書館、ちょうど改装を記念して日頃閉鎖されている正面玄関が特別に開門しておりました。この辺りの雰囲気はもうヨーロッパですね。しかしこの日大阪は最低湿度15%、京都はナント一桁の9%と非常にアブナイお天気、幸いウチの会場は新しい設備のお陰か変化無かったですが外気が入る会場でしたら楽器には相当危険な1日だったかも・・・。




2015年4月17日 (金)

ぐい呑み製作家?

13_217日、先日拝見したばかりのチェンバロをドッグ入りのため京のお宅より運び出し西のスタジオへ。楽器は長年山間の湿気を吸い込んでいたようで音が出ないなど結構トラブル出ているのでしばらくは水抜きして様子見ですね。調整掛かれるまで時間掛かりそう。

11お伺いした古い日本家屋のお宅でチェンバロの横にあったアンティックのタイプライター「素晴らしいですね」と申し上げると「一緒に持って帰りますか?」とおっしゃって頂き年代物を2台もお譲り頂きました。スタジオの宝物がこれまた増えた次第。

18夜は神戸の笛作りH氏の工房を久々に訪問。地道な製作活動で余り外にはアピールしない方なのですが今年5月の甲府での古楽コンクールには久々に展示で参加するそうです。ベテラン製作家の作品是非ご覧ください!最近本業のリコーダー・トラヴェルソ製作と並行して趣味で凝っているという自作ぐい呑み作品を拝見。大酒飲みが作った(笑)酒杯流石に酒に合いますね。


2015年4月16日 (木)

浪速のオペラ公演まもなく!

4416日、浪速の名門ホールでのオペラのリハ最終日。伊国の老マエストロの神技的な棒さばきのお陰か驚くほど艶っぽいRossiniの世界が出現し感嘆。浪速での公演は明後日18日の1回のみ。本場オペラの真髄に触れる事が出来る貴重な機会是非お聴き逃し無く!19世紀オペラの中で活躍するフォルテピアノの演奏も聴き物ですぞ!

2015年4月15日 (水)

船場散策

Cem_815日、浪速でのオペラ公演リハ3日目。ホール入り前に京まで脚を伸ばし個人宅のチェンバロを拝見。関西古楽ブームの生き証人のような貴重な楽器ながら長期間弾いていなかったとの事で少々御機嫌斜めの様子。

6昼にホール入りするもオペラのリハは空き時間多いので合間にご近所の船場散策へ。古くから薬問屋街として栄えた道修町の街並みは百年以上経つ古い和風の建物もいくつか残ってますね。御江戸には無い風景か。

21和風商家に比べ古い洋館はそれこそあちこちにゴロゴロ(?)残ってますね。中はモダンなお店が入っている場合が多いようですが古い建物を残そうという意気込みは東よりも西の方が強いようですね。

3今日のランチは道修町の老舗(創業百年近いとか)鰻屋で鰻まむし(東で言ううな重ですね)。船場のど真ん中のお店ながら江戸前風の蒸し焼の鰻が名物との事、西でフワトロの鰻が食べれるとは思いませんでしたね。値段も良心的で御贔屓になりそうであります。

32船場散策を続けると昭和十二年七月日本で初めて(?)チェンバロリサイタルが開かれたというビルがまだ当時の姿で現存してました。チェンバロを演奏したホールはもう閉鎖されているそうですが部屋は残っているかもしれないので一度探索したビルでもあります。

37そう言えば今回のオペラ会場はチェンバロ入りの墺太利のグループが昭和七年三月に大阪で初めての公演を行ったホール(もう現存していないのですが)の跡地でもあります(どうやら道を挟んで向かい側らしいのですが)。我国のチェンバロ演奏の歴史的な足跡を巡った一日。

40オペラの方は今日から衣装を付けての本格的な舞台リハーサル。今回の見物は豪華な歌手陣と共に何と言っても御歳八七歳という伊国オペラ界の巨匠指揮者の華麗なる棒さばきですね。そのお元気振り(結構指揮台で暴れまくってますね)には驚嘆であります。2700席の大ホールでのフォルテピアノの音色も是非ご期待ください(ナント生音での演奏です!)














2015年4月14日 (火)

久々の生オケの音色

414日、浪速でのオペラ公演リハ2日目、今日からピットにオケが入り本番態勢。新しく生まれ変わった名門ホールで久々にオケの生音を聴きましたが以前同様素晴らしい響きのようですね(まだ内装が新しいので完全復活とまではいかないですが)。今後の成長が楽しみであります。

2015年4月13日 (月)

久々の浪速

113日、浪速の老舗名門ホールでのオペラ公演のリハにフォルテピアノで出動。搬入前にホール御近所の歴史の色残る船場エリアを散策しご近所のサラリーマンで賑わう老舗中華でカレー焼ソバというベタな浪速の味(笑)を堪能。その気取らない(気取らな過ぎ?)味と姿がナントモ堪らない!

3今日のホールは2年前に新装オープンしてから初めての訪問。豪華な内装と御自慢の音響は以前と遜色無いようでしたが搬入口が劇的に便利になったのには大喜びでした。ただ大手新聞社の入るビルの中だけに警備が厳しく館内はまるで迷路状態なのが玉に疵か。

19今回の1825年作のRossiniのオペラ(約30年前に150年振りに再演されたというあまり演奏されない演目だとか)でフォルテピアノを使用したいと伺い最初驚くもウチのウィーン式が曲に意外にマッチしたようでホッ。今日はオケの代わりにピアノ伴奏での歌手リハーサル。お陰でフォルテピアノと現代ピアノを同じ曲の中で続けて聴けるという貴重な体験も出来た次第(その音色音量の違いには改めて驚きましたね)。

2015年4月12日 (日)

西で最後の花見?

2912日、久々の地元滞在、それではと去年秋に移転し新装オープンした日本でここだけという大工道具のミュージアムを初訪問。古今東西の木工の歴史にたっぷり触れる事が出来る素晴らしい展示ですね。日本の木工技術のレベルの高さを改めて再確認した次第。

35昼は街外れの地元民御贔屓の中華料理店で海鮮焼きそば。他所者には物足りないと言われそうな薄味ながらしっかりとうま味があるのが神戸の中華。久々に慣れ親しんだ懐かしい味を堪能し大満足(美味しいのに店がすいているのも神戸らしくて嬉しい限り)。

39腹ごなしの後は西のスタジオで楽器陣の御機嫌伺い。まだ寒さが続き冬型の乾燥続いているかと思いきや湿度はもう春全開でスタジオ内は凄い湿気。加湿器の心配どころでは無くすぐに除湿器フル稼働。いや季節の変わり目は湿度管理難しいですね。

40今日は出番控えた2台のチェンバロの御機嫌伺い。鳥の羽根フレンチは近々3連チャンと久々に出番が続く予定。厳しい乾燥期にも加湿を頑張った甲斐あり楽器の御機嫌麗しいようでヤレヤレ。

43西のスタジオのお隣の桜の名所もう見頃は終了かと思いきや少しでも花が残っていれば好天の今日は絶好の宴会日和、少し緑がかった桜の下で皆さんほろ酔い加減の御機嫌な1日のご様子。




62お隣の古寺の境内には遅咲きの桜がちょうど満開、今年の春は寒の戻りのお陰で2週間以上も花見が出来ましたね。











2015年4月11日 (土)

「最後のお願い」

311日、東のスタジオでドッグ入りのチェンバロの最後の仕上げをした後出番控えるフォルテピアノを積込み西へ大移動。関東は愚図つき気味の天気ながら関西は晴天、しかしまだ東西共に気温低いですね。西は明日選挙投票日なのであちこちで「最後のお願い!」と賑やかでありました。

2015年4月10日 (金)

寒中花見

Photo10日、ドッグ入りのチェンバロの調整も終わり今日は冬用タイヤの交換を予定していたものの朝余りの寒さに仰天、すぐに長距離移動も控えておりこの寒さでは山間部の雪の可能性もまだあるかもと急遽タイヤ交換は断念。しかし寒さのお陰で桜の散り具合も遅れているのではとご近所の桜の名所に寄り道するとまだ遅咲き桜の花びら頑張って残っているようで最後の花見出来そうですね。寄り道ついでにこれまたご近所で最近見つけてお気に入りのトルコ風ブレッドの店へ。胡麻風味など少し変わった味気に入ってます。しかしこの寒さでまた冬の乾燥がぶり返してきたようでもあります。まだ加湿器仕舞えませんぞ!

2015年4月 9日 (木)

独逸製Zell

Photo9日、もう4月になり桜咲いたならそろそろ雪タイヤ交換の時期かと思っていた矢先の昨日の降雪にはビックリでした。本当に近年のお天気は意地悪ですね。ドッグ入りしていた独逸製ジャーマンの調整がやっと完了。ツメの交換作業では既成の成型ツメがうまく合わず(ツメの形状が特殊でした)久々にデルリン板からの削り出しとなり中々厄介でした。しかし独逸製のチェンバロは豪快に鳴りますね。ZellのMietkeとはまた違った魅力を再確認。今やジャーマンと言えば代表格はMietkeですが(実は私も持ってます)20年以上前はZellの方が人気あったのですがね。一度2台の弾き比べなどやってみたいものです。

2015年4月 8日 (水)

雪の花祭り

88日、雪で底冷えの花祭り。久々に我がオルガンの製作主がベルギーから来日したので(今回は歌うためだとか・・・、彼は売れっ子の声楽家でもあるのですよ)この機会に楽器の御機嫌を見てもらう事に。幸い調子は上々との事で一安心(コンサートで常時使ってますしね)、僅かな部品交換のみで作業は簡単に終了。

7_2今日は横浜戸塚にある素晴らしい音響のパイプオルガン付きのサロンに楽器を持ち込んでの作業、やはりヨーロッパ製の楽器は残響豊かな空間で鳴らさないと本来の音色は確かめられませんね。それにしても製作家自身が弾くと本当に美しい音色で鳴るもんです。

12午後は昨日のレクチャーで活躍の旅行用クラヴィコードを銀座の会場までお届け。搬入後は久々の銀座なのでと演奏家とご一緒に歌舞伎座近くの名物老舗印度カレー屋を訪問。相変わらずメニューを見るまでも無くいきなり「ムルギーランチだよね」と注文を決めつけられてしまう強引さは健在、出てきた料理の骨付きチキンをその場で軽妙に捌いてくれるのも御約束通り。

13最後にこれまた「しっかり混ぜてから食べなきゃ駄目!」と命令されるも「一度手本見せて!」とお願いすると見事な手さばきでカレーとチキンとポテトを完全にブレンド、プロの混ぜたカレーは素人の半端な物とは違い味風味共に一段と素晴らしくビックリ、このお店には40年近く通ってましたが初めて「混ぜる訳」を知った次第。











2015年4月 7日 (火)

モーツァルトの演奏に迫る!

17日、洋館でのレクチャーで使用のクラヴィコード運搬のため寅さんや両さんでお馴染みの(笑)街を訪問。こちらに珍しい「吉田饂飩」の店があるとの噂を聞き寄り道して初訪問。街外れの住宅街にあるお店で出てきた麺は確かに肌黒く腰強い吉田饂飩、トッピングはちょっと洒落た御江戸風味でしたが正統派の饂飩でした(値段も本場並みだともっと嬉しいのですが・・・)

3今日はシュタインのクラヴィコード(幼少のアマデウス君旅行用の楽器のコピー)とフォルテピアノ(ルイ・デュルケンモデル)の2台を使ってモーツァルトの時代の演奏を探求するというマニアックなレクチャー。モーツァルト時代のフォルテピアノの演奏スタイルを再現するため「バックチェック外し」「ダンパー上げっ放し」等殆んど試された事が無い状態での演奏はやはり独読の音色ですね。これこそモーツァルト本来の音かもしれませんが・・・。

23最後にはこれまた当時のスタイルだったかもしれないフタ閉めの状態で演奏。これも劇的な音色変化となった次第。モーツァルトの音楽まだまだ解き明かされていない部分が沢山あるのでオリジナル楽器を使ってのアプローチ今後も楽しみであります。

19会場の名物の桜殆んど散っているも1本だけある遅咲きの桜(大島桜とか)まだ満開のお陰で霧雨に霞む夜桜中々見応えあり、芝生のピンクの絨毯もこの時期ならではの風景でしたね。何とか今年も御江戸の桜堪能出来ました。




2015年4月 6日 (月)

洋館でのイベント目白押し!

56日、今日は久々の晴天となったので都心を移動中寄り道して池袋の桜の名所へ立ち寄り最後の花見。もう見頃も終わり花吹雪だけかと思いきや遅咲きの桜がちょうど満開、まだまだ花見出来ますね。

12ちょうど明日4月7日、桜の名所でもある洋館でフォルテピアノとクラヴィコード2台を使ってのモーツァルト特集のレクチャーコンサートが開催されますので是非お越しくださいませ。詳しくはこちらをご覧ください。ちょうど夜桜花見コンサートともなりますね。

1124月下旬と5月下旬には同じ洋館でユニークな蓄音器コンサートも開催予定。どちらも2台の銘器の聴き比べ有り、音盤解説には前回同様フルート奏者ながら今や蓄音器&SPレコードコレクターでもある有田氏が登場予定。どんな世紀の名盤、珍盤が飛び出すかお楽しみに。6月前半にはオリジナルフルートが沢山登場するフルートデュオコンサート(通常使用不可な会場を特別に使わせて頂く予定)、6月後半には17世紀のオリジナルチェンバロのコンサート(こちらは早くも完売です)も開催予定。

2926月には前回好評でしたクラヴィコードの講習会も再び開催予定。今回もミニコンサート&グループレッスンという内容です。受講・聴講お申込みお待ちしております。

以上、洋館でのイベントご紹介でした。


2015年4月 5日 (日)

Zellモデル

55日、久々に東のスタジオに戻りドッグ入り中の独逸製Zellモデルのチェンバロがお相手の1日。30年近く経つ楽器ながら今だに状態が安定しているのは流石堅牢な構造を誇る独逸製と感心するも、メカニックを分解するのに通常の何倍もの手間が掛かるのは困り物であります・・・。

2015年4月 4日 (土)

少し早い東洋Xmas

64日、千葉九十九里浜のお寺での一足早い花祭りコンサート(Vl+Cemのデュオ)にジャーマンチェンバロで出動。昨日までの陽気から一転肌寒い1日ながらお陰で桜満開のまま少し持ちこたえたようですね。

8_2今日のお寺の本堂は200席と広い空間ながらお寺でのコンサートを楽しみにされている地元の方で立錐の余地が無い程の満員大入り、いつもなら場内蒸し暑くなるはずが予想外の寒さのため本番は程良い温度となり楽器も御機嫌でホッ。休憩時にはこの時期ならではの甘茶が振る舞われてました。

20終演後折角太平洋岸に来たならと海鮮料理のお店を捜すも偶然見つけたのが鰻屋、海でわざわざ川魚食べなくてもと思いつつも気が付けば好物の鰻重を注文。予想以上の安価で鰻好きの憧れの「二段積み」を注文出来るもやはり鰻が少々スリムで(値段相応?)味と量にはいまいち感動出来ず。このご時世鰻屋に行って満足出来る事は殆んど無いですね。鰻好き受難の時代だなあ。








2015年4月 3日 (金)

桜見頃も最後?

83日、今日から選挙戦スタート、またしばらく街が選挙カーの騒音で煩い日々続くのですね。朝は浪速の現代ピアノのお店を所要で訪問するも店頭にショパン時代の大型Erardが展示されているのにビックリ、早速触らせて頂く事に。珍しく第2響板も残っており中々状態も良さそうでした。是非ステージでショパン時代の音色を聴いてみたいものです。

17浪速の後は東へ移動するも途中の鈴鹿山中や御殿場周辺濃霧で前が全く見えず恐る恐るのドライブ。路面も滑り易くこういう時の事故が怖いですね。

18午後から名古屋で個人宅の楽器の御機嫌伺いへ。名古屋でランチとなり勇んで御贔屓の鰻屋訪問するも昼過ぎには早々と品切れ店仕舞いの看板が出ておりガッカリ。それではと名古屋メシの代表格あんかけスパの人気店で大盛スパ。しかし名古屋人は本当にパスタがお好きな様子、量も多くないと満足されないのでしょうね。相変わらず凄い麺の量で満腹。

19名古屋も今が桜満開で見頃ながら今日の雨で散り始めというところですかね。今年は西のスタジオのお隣の桜の名所で宴会出来ず残念。来年こそ満開の桜の下で吞み会したいものです(折角桜の名所にスタジオありながらまだ一度も宴会した事が無いのですよ)。

21チェンバロ2台まとめての御機嫌伺い、隣同士に並ぶ兄弟楽器2台が張り合うお陰か春到来で湿度が安定してくるとどちらも鳴りが徐々に増して来ているのが面白い・・・。最後夜遅くにさいたまの某工房にチェンバロお届けして今日の任務終了。東のスタジオ近くで珍しく大掛かりな一斉飲酒検問しておりビックリ(山手通り閉鎖しての検問でしたね)。











2015年4月 2日 (木)

ギリシャの神は強し

202日、海外2日目はまず始発のトラムに乗ってご近所のSPAを訪問。古来から高名な老舗SPAだけに観光客で早朝から大賑わいでありました。

22今日は訪問先の個人宅にあるギリシャ神話由縁の名前のメーカーのチェンバロの御機嫌伺いの1日。長年殆んど面倒見ていなかったというだけに当初は御機嫌非常に悪く調整に手を焼くも各部を丹念に見て行くと段々御機嫌回復しヤレヤレ。しかし40年近く酷使しても致命傷なトラブルが起こっていないのは流石ギリシャ神話の「耐える者」という神様の名前にあやかった楽器ですね。

39夜海外から帰還するも早速寿司屋に飛び込んで久々の(?)和食を堪能。瀬戸内の新鮮な海の幸やはり最高であります。


2015年4月 1日 (水)

海外脱出

14月1日。今日から海外出張です。出発前に年度初め初日となった某大学で楽器3台の御機嫌伺い。冬から春へ気候が大幅に変化している時期だけにどの楽器もピッチが10Hz以上も上がっており安定させるのに一苦労(まだ加湿器回ってたのも一因でしたが)。しばらくは湿度温度不安定な日々続くのでご注意あれ。

22昼には海外へ脱出。現地に到着してまずはコンサートに良く使われているという歴史的な御屋敷の大広間を拝見、中々素晴らしい内装ながら床が絨毯なのが残念。

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