北陸へ
20日、明日からの北陸での公演のため今日は移動日。雪の信州超えが心配な上に運悪く今日の長野は大雪の予報が出ており夜明け前に御江戸を出発。案の定山間部は除雪車先導のノロノロ運転で時間掛かるも何とか無事日本海側に到達。
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富山県に入りまずは地元では評判という郊外の隠れ家古民家風蕎麦屋でランチ。開店間も無くに入店するももう満席という繁盛振り。今日は塩だけで頂く田舎蕎麦を頂くも丁寧な作りの風味が素晴らしい!(勿論ツユでも美味しいのですが)。蕎麦のレベル高い富山でも抜きんでた実力のお店でありました。
ランチの後は今日の一番のお目当てという老舗楽器店を訪問。現代ピアノが主力ながら色々な古楽器もお持ちだと伺っていたのですがチェンバロ(5台)やフォルテピアノ(5台)、それにクラヴィコードやパイプオルガンまでが店内にゴロゴロあるのには仰天・・・。いや凄いコレクションでありました。
特に東京でもまず見掛けない6オクターブ半のGrafのコピー楽器があるのにもビックリでした。まだ未調整のようでしたが出来ればコンサートにお借りしたい程。北陸の古楽器事情かなり充実しているようであります。
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お店の御近所に明治時代の洋館(学校跡)が有ると伺い寄り道して外から拝見。百年以上経つ洋館がしっかり残っているのを見ると余程文化を大切にする土地柄なのでしょう。
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今日の泊まりはお隣の金沢にしたので(折角北陸に来たならここを通り過ぎる事は出来ないのですよ)早速魚市場見学へ。地元で揚がった蟹、海老、牡蠣と旬の美味い物がズラリと並び買わないものの存分に目の保養になりました。しかしお隣の大国の方が溢れんばかりに観光でお越しになってましたね。
市場近くに私の趣味のど真ん中という特殊ネタの博物館があり今回も通り過ぎる事が出来ず思わず入館(笑)。羨ましい銘器がズラリと並ぶ景色は正に壮観。あれもこれも欲しい!と唸りながら館内一巡し早めに退散。
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次は今や全国有数の有名文化スポットとなった美術館へ。一時期はこちらで古楽器のコンサート沢山手伝いさせていただいたのですが・・・。相変わらず凄い人出ですね。
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夜は今日の影のハイライトとなったこちらで伝説のお店を初訪問。小さな店舗は失礼ながらプレハブと言うより本音を言えば「堀っ立て小屋」。とても有名店には見えないのですが・・・。中はもっと凄くて場末のカウンターだけのラーメン屋並みの窮屈さ。
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頑固そうな親父が一人で料理するメニューはステーキコース一種のみ。もう席に座ると何も聞かずにいきなり肉野菜を目の前で焼き始めるのが凄い・・・。あっという間に調理出来てしまいラーメン並みの早さで料理が出て来たのにはビックリ。
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300gと肉の量もタップリながらその絶妙の焼き具合の柔らかさが素晴らしい!特製の山葵をふんだんに付けて下さいねと言うだけあって味付けも実に美味。しかし熱い鉄板では無く普通の皿を事前に温めただけなので急いで食べないと折角のジューシーな肉が冷えてしまうのがちょっと残念。お陰であっという間に食べ終わってしまい滞在時間は場末のラーメン屋と同じというのにはちょっと複雑な気分でありました(値段は二十倍近く高いのに・・・)
まもなく新幹線も開通するという北陸の古都の街にはレトロなボンネットバスが走っておりました。先日も見たばかりですが全国に結構走っているのですね。北陸の旅初日は盛り沢山で終了。
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