震災追悼コンサート
18日、港町KOBEにある昭和初期建築の洋館ビル(生糸検査場跡だとか)での阪神淡路大震災20周年の追悼コンサートにオルガンで出動。展示会場での演奏との事でリハは開場前の僅か1時間のみ、朝すぐにオルガン使うからねと言われ寒さ厳しい時期だけに調律師は大弱り。いつものように東京から深夜運送すると楽器は冷え切ってしまい朝一では使えない・・・(案の定昨夜は高速雪でしたし)、仕方無く数日前に西のスタジオへ運び入れておき直前まで暖めておく作戦で臨むと幸いピッチは下がらないまま提供する事が出来ホッ。
今回の会場は体育館のような巨大な空間ながら極上の響きの大聖堂のような音響でBachのカンタータの演奏にピッタリ(やはり歴史的建築の音響は素晴らしい!)。震災をテーマに描かれた巨大絵画を背景に東西の震災の犠牲者のための追悼演奏を披露。しかしこんな素晴らしい音響の会場がまだ地元にあったとはビックリでした。
。
リハ終了後に食事に出ると昨日震災追悼イベントがあった公園周辺で賑やかな音楽が聴こえる・・・。どうも邦楽系の演奏なので今日も各種の追悼イベントがあるのかと思っていると御近所の八幡さんの「厄神際」の御神楽でした。
。
。
久々の地元KOBEの中心街での仕事だったのでランチは何か典型的な「神戸メシ」をとご近所の人気大衆食堂で「オムカツ」を注文。オムレツの上にトンカツを乗せてケチャップで食べさせるという品の無い(?)組み合わせは正にB級の王道ですね。しかし開店と共に満席という人気店ながら名物料理というこれを頼んだのは私一人でした・・・。
また会場近くに神戸唯一の楽器博物館があるので久々に見学。ここは週末のみの開館だそうで(無料です!)オリジナルの17世紀イタリアンや19世紀のフォルテピアノなどの貴重な楽器の生演奏も聴けますぞ。久々に地元神戸を堪能した1日。
« 古都でハレルヤ! | トップページ | 厄神さん »
「パイプオルガン」カテゴリの記事
- 仏蘭西ピアノとクープラン(2024.12.02)
- ダブルヘッダー(2024.11.23)
- ペダル付き楽器(2024.11.22)
- 温度変化に振り回された1日(2024.10.13)
- 救世主公演(2024.09.29)
« 古都でハレルヤ! | トップページ | 厄神さん »
コメント