20年目の1・17
17日、今年で阪神淡路大震災も20年。壊滅状態だった我が街も今や震災の傷跡を見掛ける事も少なくなりました。歴史的な香りを味わえる所が少なくなった事は残念ですが(今となって街の魅力としてのその重要性を改めて感じているのですが)神戸は姿を変えて確実に震災から復興したと言えるでのはないでしょうか。しかし震災の真っ只中にいた身としてはこの20年間片時もその悲惨さ、自らの無力感を忘れた事はありません。改めて犠牲者の方々の御冥福をお祈りする次第です。
20年前の悲惨な現場に遭遇した身としてはやはり4年前の東日本大震災の事が気になって仕方ありません。元々東北・福島県には仕事の関係で頻繁に伺っていたのですが(今でも数ヶ月に1度は伺っております)、去年機会があり岩手から宮城まで地震や津波で大きな被害を受けた海岸沿い約300kmを車で走りましたがどこの街でも20年前の震災の時との復興の速度のあまりの違いに驚きました。神戸では倒壊した住宅も立て直せばまた住めた訳ですが(勿論皆さん苦労なさった末ですが)、津波や原発事故などの影響で元に戻りたくても戻れない方がいかに多いか、個人レベルでは解決出来ない障害が余りに大きいかを改めて思い知りました。早くも4年で震災復興の掛け声は風化しつつあるように感じているのですが、引き続き国民が全力で復興への支援をしていかなければならないのではと思っております。
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