昭和四年日本人が初めて聴いたフォルテピアノの音色
19日、昭和四年に日本で発売されたというオリジナルのフォルテピアノ演奏のレコード、実は二面分の演奏が残っており先日その片方(ハイドンを演奏)を入手し早速蓄音器コンサートで披露しましたが残りの演奏も縁あってついに入手!こちらはシューベルトを演奏(何故モーツァルトピアノなのに彼の作品弾かなかったのかが実に不思議)。注目の一七九〇年製のモーツァルトピアノの音色はワルター系では無くシュタイン系、それもヴィザヴィのような最初期タイプの中空ハンマーかタンゲンテンフリューゲルのような実に軽やかな音でした。もしかすると戦災で失われた幻のフォルテピアノなのか?しかしランドフスカのチェンバロ演奏の盤は日本で発売されてすぐにもうフォルテピアノ演奏の盤が日本で売り出されていたとは驚きでありました。当時の日本人の耳にはどのように感じられたのか知りたいところであります。
« 200年前の調律道具 | トップページ | みちのくに轟く16fチェンバロの音色 »
「フォルテピアノ」カテゴリの記事
- たった1回のフォルテピアノリサイタル(2025.01.11)
- ジュスタン氏登場(2025.01.10)
- フォルテピアノ2台で出陣(2024.12.14)
- 3000本のオープンリールテープコレクションどうする?(2024.12.11)
- パリ バルロン工房(2024.12.02)
コメント