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2014年10月

2014年10月31日 (金)

御前演奏

931日、某國から来た宮廷楽士達の御前演奏無事終了。私も大役を果たしてヤレヤレであります。最初ヨーロッパ某國の演奏家から「今度東京でKing、Queen、Emperorの前で演奏するのでチェンバロ借りれるか?」と連絡頂いた時は意味解からず首を捻っていたのですが今日出席者を初めて伺いビックリ、今まで経験した事が無いVIP出席のコンサートとの事で厳重警備でありました。

9警備だけでなく私の任務も嘗て無い超ハードなもの、何しろコンサート会場では無い空間で(温度変化厳しかったです)失敗が許されない御前演奏なのに最後の調律が演奏2時間前と言われ焦っておりましたが(急遽1時間前に少し触る事が出来ただけでも救いでしたが)演奏中は離れた部屋で待機する事になり長時間全く演奏の様子が判らない不安な状態を過ごす羽目に・・・、いや心臓に悪い数時間でした(これも警備の関係で仕方無いのでしょうが)。楽屋に戻って来た演奏家から「無事終わったよ」と伺いやっと胸を撫で下ろした次第。いや今までに無く緊張したコンサートでありました。二国間の友好と文化交流のお手伝いを末端ながらさせていただき光栄であります。

2014年10月30日 (木)

先進国?

430日、某國の宮廷楽士達、出番を明日に控え今日も終日熱のこもったリハーサル。明日の披露演奏楽しみであります。Cem奏者氏は私の使う折りたたみ式運送台車を見て「これは良い!」と大興奮、熱心に写真を撮っておりました。いずれ某國で「Japan model」として流通するのでしょうかね。Cem運送に関しては我国は先進国かも?

2014年10月29日 (水)

厳戒令?

129日、宮廷楽士の御一行今日も厳戒令のような厳しい警備のエリアの地下深くの隠れ部屋(?)でリハーサル。そう言えば昨日から御江戸は凄い乾燥始まってますね(連日20%台ですぞ)。チェンバロもいきなりの環境変化に御機嫌斜め(珍しく断弦発生・・・)、絃のメンバーも苦労している様子。気温よりも湿度が先に冬到来を告げているのかも。

2014年10月28日 (火)

宮廷楽士来たる

328日、欧州某國の宮廷楽士が来日し披露演奏に備えての都心某所でのリハーサルに某國製チェンバロ携え出動。いや二十一世紀にもなって宮廷楽士とお仕事する事になるとは思いもしませんでした。演奏曲もバロックの名曲がメインながら中には皆さん絶対知っている超有名曲ながら古楽器演奏では初めてという意外な曲もあり本番が楽しみ・・・。

2014年10月27日 (月)

湿度乱高下

Photo27日、冬の気配感じるところまで来たと思うとまたもや初秋の暖かさに逆戻りか。気温と共に湿度も上昇し除湿器再登板であります。楽器管理の難しい時期ですのでご注意あれ。ここ数日観光地への出動でランチの店捜しに苦労するも今日の訪問先は都心の学生街なので安い定食屋に並ばす入店。しかしコッテリガッツリの若人向けのメニューは加齢気味の我が胃にはちと堪えました・・・。夜激しいカラッ風のせいかまたもや湿度急降下の模様。

2014年10月26日 (日)

ハマで大小オルガン競演

226日、ハマの人気ホールでの合唱公演にオルガンで出動。搬入口の段差高く楽器搬入いつも苦労する会場ながらホールスタッフにコッソリ教えて頂いた秘密の経路を使い今日も1人での搬入に成功。しかし今時バリアフリーに対応していないのは困ったもの、早くスロープ付けて欲しいものです。今日の公演、オルガニストが大と小2台のオルガンを交互に演奏するので本番だけでも3往復もするというハードなプログラム、本当にお疲れ様でした。

2014年10月25日 (土)

We ❤ CPEバッハ

625日、熱心なFt愛好家を中心に今年生誕三百年というメデタイCPEバッハプログラムを演奏するコンサートにフォルテピアノで参加。会場は御江戸情緒が色濃く残る街並みの中にひっそりと建つ大正八年建築の歴史的な教会、噂には聞いていたのですがその音響と雰囲気の素晴らしさに感嘆。またフォルテピアノ伴奏との事で皆さんA=430のクラシカルFtをしっかり揃えられていたのにもビックリ。

8リハを抜け出し御近所の評判の小さな饂飩屋でランチ。今や庶民的な観光地として人が押し寄せるのか開店前から行列が出来ており繁盛の様子。讃岐風という熱冷二種盛セット注文するも質量値段共に上出来で大満足。




2014年10月24日 (金)

衣替え

Photo24日、昨日までのみちのくでのチェンバロがお相手の日々から一転、今日は調律運送でフォルテピアノ、2段チェンバロ、ポジティフオルガン、「賢い」チェンバロと各種楽器総当たり戦の様相。気温も湿度も下がり気味でそろそろ暖房加湿の季節到来、楽器管理も衣替えの時期であります。出先で立ち寄った百貨店でおせち料理の予約が始まっているのを見てビックリ、もう年末進行なのですね・・・。

2014年10月23日 (木)

みちのく学校訪問2日目

123日、昨日に続きみちのくの小学校にチェンバロ持ちこんで学校コンサート。東北は間も無く冬到来を感じる急な冷え込みでした(東京もだそうですね)。今日もNaoki氏の即興に近い欧州各地御国巡りの名曲演奏は聴き応え満点(正規のコンサートよりも面白いかも・・・)

2これは音楽室に何故か鎮座していたアルマジロ君。もしかすると何か音楽に関係ある動物でしたでしょうかね?

3小学校訪問の楽しみは子供達と同じ給食を頂ける事。今日は特別メニューにカジキマグロのフライが登場しておりました。自分の子供時代に比べるとナント栄養バランスが良く美味しいものかと感心・・・。






2014年10月22日 (水)

チェンバロ携え学校訪問

122日、みちのくのホール公演を終えたばかりの「スイスのNaoki氏」、今日から市内の小学校に小型チェンバロを携え可愛い児童の前で演奏を披露。私も楽器紹介で少しお話するも好奇心旺盛で元気溢れる児童の前にタジタジでありました。しかし子供の時のチェンバロ初体験がNaoki氏の演奏とは羨ましいぞ!

2014年10月21日 (火)

みちのくのチェンバロ最前線熱いぞ!

1121日、みちのくのホールのロビーコンサートに16fチェンバロを携えスイスのNaoki氏が登場。ヨーロッパの大聖堂のような天井高く豊かな残響の素晴らしい音響の空間の中でNaoki氏の抜群の鍵盤コントロールと艶っぽく色彩感溢れるチェンバロの音色を存分に堪能出来た一時。巨体の16fcチェンバロからバッハ、L&F・クープラン。スカルラッティなど様々な様式の音楽にマッチした音色を自在に引き出す「Naokiマジック」に脱帽でありました。ここ最近この16fチェンバロを使っての刺激的な演奏が続いておりみちのくのチェンバロ最前線のヒートアップ振り凄いですぞ!(次は春にこれまた凄いゴールドベルグ変奏曲が聴ける予定)

2014年10月20日 (月)

みちのくに轟く16fチェンバロの音色

520日、みちのくでのこの公演の前日リハにホール御自慢の2台のチェンバロが出動。出演の「スイスのNaoki氏」、3年前にこちらの1段鍵盤の楽器は演奏済みなのですが大型の16fチェンバロは今回が初体験。いやコントロールが難しい楽器から艶っぽく豪快な鳴りをあっという間に引き出した名人芸には脱帽でありました。明日の昼夜2回の無料コンサート、遠方からでも聴きに来られる価値ありですぞ。乞うご期待!

2014年10月19日 (日)

昭和四年日本人が初めて聴いたフォルテピアノの音色

Photo19日、昭和四年に日本で発売されたというオリジナルのフォルテピアノ演奏のレコード、実は二面分の演奏が残っており先日その片方(ハイドンを演奏)を入手し早速蓄音器コンサートで披露しましたが残りの演奏も縁あってついに入手!こちらはシューベルトを演奏(何故モーツァルトピアノなのに彼の作品弾かなかったのかが実に不思議)。注目の一七九〇年製のモーツァルトピアノの音色はワルター系では無くシュタイン系、それもヴィザヴィのような最初期タイプの中空ハンマーかタンゲンテンフリューゲルのような実に軽やかな音でした。もしかすると戦災で失われた幻のフォルテピアノなのか?しかしランドフスカのチェンバロ演奏の盤は日本で発売されてすぐにもうフォルテピアノ演奏の盤が日本で売り出されていたとは驚きでありました。当時の日本人の耳にはどのように感じられたのか知りたいところであります。

2014年10月18日 (土)

200年前の調律道具

118日、朝から都心数カ所を駆けずり回った後北関東でのオケ+合唱のリハに「賢い」オルガンで出動。大編成なので音量補強ヨロシク!との事で今日は秘密兵器も投入し万全の態勢。昨日に続き乾燥気味(30%台でしたね)ながら今日の「賢い」楽器は何も気にしなくて良いのがアリガタイ!

40リハの空き時間に隣町の博物館で開催中の「日本最初の古楽器コレクターの楽器展」(今回は笛特集)を拝見。いやトンデモナイ数寄者だった紀州の殿様の楽器収集熱の凄さを改めて感じた次第。二百年前の我国の調律道具の数々も素晴らしい!



2014年10月17日 (金)

大正時代の洋館で響く古楽器の音色

217日、御江戸は爽やかな晴天ながら湿度20%台まで低下し異常乾燥となった様子。楽器管理御注意あれ!今日はリハーサル2件。まずは11月20日に洋館でのフォルテピアノレクチャー企画、モーツァルト時代のピアノはダンパー機能がペダルや膝レバーでは無く手動レバーの物が多かった・・・。なれば演奏中ずっとダンパー上げっ放しもあったはず・・・という説を演奏とお話で検証いたします。詳しくはこちらをご覧ください。

3リハーサルもう1件はFtやVgなどCPEバッハ愛好家達が集まり歴史的建築の教会で演奏する生誕300年記念のコンサート。今日のリハ2件はどちらも本番会場が大正時代の建築ですね。洋館で響く古楽器の音色楽しみであります。




2014年10月16日 (木)

絶滅寸前

Photo16日、今日も季節またぎの楽器2台(今回はフォルテピアノですね)と格闘の1日。珍しく応援の調律師の方とご一緒するもやはり流派違うと調律スタイルも随分違うものですね。私のやり方は古風で今や絶滅寸前(笑)の流派である事が判明・・・。確かに同じ割り振りの調律師にお目に掛かった事なかったですね。

2014年10月15日 (水)

気温低下

615日、東京は朝から肌寒い天候。昨日は気温高目で乾燥気味、今日は気温低めで雨模様と連日変化激しい日々、こういう時の楽器管理が一番難しいですね。小まめに湿温度計を睨みながらエアコンと除湿器(場合によっては加湿器も)を上手く組み合わせていくのがベストなのですが結構コントロールが厄介かも。そう言えばわざと暖房を入れて夏のような環境を作り出してから除湿器を回すという裏技(素晴らしい!)を伺った事ありましたっけ。

2014年10月14日 (火)

台風過ぎて

114日、台風一過ながらまだ荒れ模様の中名古屋に移動。途中の鈴鹿山脈では雨上がりに大きな虹に遭遇。名古屋入りすると今度は晴天でまたもや夏のような陽気、これではいつまでも夏服仕舞えない・・・。

2今日はさるお宅のチェンバロの御機嫌伺い。夏でも加湿器除湿器を並べて湿温度計を小まめに見ながら環境管理されている甲斐あって楽器は非常に御機嫌良くひと安心。非常に正確な数値が出る湿温度計をお持ちというのも助かってますね。

4久々の名古屋飯は噂の大衆麺屋できしめん。注文するとしばらくして奥でトントンと小気味良い切り音聞こえてきたので昼の混雑時を外したのが良かったのか打ち立て茹で立てを頂けた様子。しかし5cmもある幅広麺にはビックリ、心地良い歯応えの麺ながら饂飩のようにツルツルとはいかずモグモグと食べる感じがきしめんらしいかも。





2014年10月13日 (月)

嵐の中でCPEバッハ

313日、台風接近で大荒れの天候の中、先日に続き古都の個人サロンでクラヴィコード、チェンバロ、トラヴェルソによるCPEバッハプログラムの公演に調律で参加。JR夕方から運行休止決定との報に公演中止を心配するも御客様多数来場の模様との事で無事開催。前半のクラヴィコードソロの時はまだ外は比較的穏やかでホッ、後半は激しい雨風の効果音付きでチェンバロ+トラヴェルソを賑やか(?)に演奏。終演後はクラヴィコード関係者による楽器弾き比べ、奏者違えばこれ程音が変わるのかと改めて此の楽器の奥深さを実感した次第。帰り台風接近で電車も止まり連休最終日の観光地とは思えない程車も人も少なくスイスイ帰宅。

2014年10月12日 (日)

連休中日

412日、西でしばらく面倒見ていなかったチェンバロ3台の御機嫌伺いの1日。空調完備の部屋の中で季節またぎ(夏前の調律が最後でした)の2台は少しピッチが変化しただけで調律は殆んど問題無し。空調無しの部屋の楽器も真夏程の変化無く思いの外御機嫌良し。まだ関西は残暑あるもののやっとチェンバロにとって優しい季節到来か?(しかし間も無く乾燥の時期やってくるのですが・・・)

12今日は3連休の中日、台風接近との事でまだ晴れ間見える今日のうちに外出の方多かったのかどこも大渋滞、その上あちこちで秋祭り、運動会と賑やか・・・、いや移動にエラク時間掛かり一苦労でした。


2014年10月11日 (土)

古都でCPEバッハ

511日、古都の演奏家自宅サロンでのCPEバッハプログラムの公演にクラヴィコードとチェンバロ2台の調律で参加。もう秋深しと言うべき季節なのにまだ残暑厳しくおまけに満席のお陰もあり調律ハンマーよりも冷房のリモコン手放せず・・・。今回はゲストにFtの大御所がトラヴェルソで出演、古楽器初挑戦(?)との事ながら達者な演奏と共にもう完成された話芸というべき曲間のトークが素晴らしい!明後日も同内容の公演予定されているのですが台風がちと心配。

2014年10月10日 (金)

西へ

110日、前夜の古盤鑑賞の興奮冷めぬまま深夜西へ移動。久々の西での仕事は古都でのチェンバロの御機嫌伺いから。厳しい夏を越した楽器の御機嫌心配するも鳥の羽根のツメの硬化程度で状態比較的良好。なによりもあまり調律狂ってないと申し上げると最後は私の夏初めの調律だったそうな・・・(いや持ち良過ぎ・・・)

2_2次は浪速郊外の教会にあるポジティフオルガンの調律へ。この楽器、関西でも相当早い時期に入ったオルガンですね、私も何度もお借りしておりました。流石堅牢さを誇るメーカーの楽器だけに20数年トラブル知らずとか・・・。

5_2最後は久々に西のスタジオへ。夏の間中エアコンと除湿器フル稼働で理想的な環境を維持出来たようで、どの楽器もすぐに舞台に出せる状態でホッ。スタジオから見る夕焼け綺麗な事!

2014年10月 9日 (木)

歴史的名演に酔いしれた一夜

19日、さる演奏家のスタジオを訪問し環境や楽器の御機嫌チェック。楽器は御機嫌良い様子ながら湿度が少々問題かもとの事で調べて見ると一番の問題は湿度計の精度でした・・・。一個の湿度計だけを信用するのは少々危険でありまして2つ以上でダブルチェックした方が安心ですね。思ったよりは環境良くひと安心。

6夜は久々の洋館での蓄音器コンサート。第1部は私が担当で昭和初期に日本で発売されていたオリジナル楽器のレコード特集。1737年製のオリジナルチェンバロ(ちょっと意外な音色でした)、フリードリヒ大王のFt(良く通る音ですが正体不明の笛か?)、モーツァルトのピアノ(まるでジルバーマンかタンゲンテンピアノのような音色にはビックリでした)と珍しい演奏を披露。私がいつも申し上げる「昭和初期の古楽ブーム」の盛り上がり振りお判りいただけたでしょうか・・・。

9第2部は今日は笛を吹かず(笑)音盤解説のA氏が選んだ歴史的名演奏。いや19世紀生まれの名演奏家の珠玉の演奏の数々に皆圧倒されっ放しでありました。この洋館での蓄音器コンサート、また近々開催いたしますのでご期待くださいませ。







2014年10月 8日 (水)

明日いよいよ・・・

828日、明日はいよいよ3年振りの洋館での蓄音器コンサートであります。第1部を担当する私のテーマは「昭和初期に早くも日本で発売されていたオリジナル楽器の演奏」、モーツァルト時代のウィーン式ピアノやバッハ時代のバロックフルート、そして1737年製のオリジナルチェンバロなど様々な古楽器の演奏が今から80年前に日本でドンドン発売されていたという驚きの事実をレコードと資料を使って検証する予定。第2部は歴史に残る名演奏を現代の名手がユニークな角度で解説いたします。第3部はジャンルを超えた銘盤珍盤を御紹介する予定。乞うご期待!

2014年10月 7日 (火)

BachからSchubertへ

17日、早朝より台風休み(?)を挟んで再開のBachの録音セッションの調律で湖畔のホールに出動。台風襲来でのコンディション変化を心配するも楽器の内部まで湿気が侵入し無かった様で(カバー2重に掛けていたのが良かった?)無事御機嫌取りが出来てヒト安心。セッション始まりを見届け今度はシューベルト歌曲公演のため都心にとんぼ帰り。

1512年振りに使う歴史的洋館の大広間、初めて持ち込む大型フォルテピアノも無理やりエレベーターにねじ込む事が出来無事搬入に成功。残響豊かながら複雑な構造の空間のため楽器の位置決めに苦労するも何とかベストポジションを捜し当てる事が出来久々に芳醇な洋館の響きを堪能。

28何よりも演奏家とお客様との距離が近くホールでは味わえないような濃厚な演奏家同士のやり取りがダイレクトに味わえるのが素晴らしい!200年前の伝説のシューベルティアーデでの演奏を彷彿させる素敵な一夜でありました。







2014年10月 6日 (月)

台風一過

2_26日、今日の湖畔でのBachの録音セッションは台風の為急遽延期・・・と言いたい所ですが最初からホール休館日のため御休みでありました(何たる偶然!) 午前中大荒れの天気も(確か都心を台風直撃していたのですよね)昼には天気は回復、これなら今日も録音出来たかも・・・。午後はいよいよ明日本番というシューベルト歌曲公演の最終リハーサル。

3実力派揃いの歌手3人とフォルテピアノ奏者の共演も楽しみながら、1820年と正にシューベルト時代のオリジナルピアノの音響素晴らしい洋館での鳴りっぷりも楽しみであります。乞うご期待!



2014年10月 5日 (日)

録音順調に進行中

45日、昨日からの湖畔のホールでの暗闇でのBachソロの録音セッション、どこぞのホールのような怪奇現象も起こらず(?)2日目も順調に進行。今日は台風接近中との事でヒヤリとするも支障出る程の降りにならずホッ。何よりも演奏家の事前の完璧な準備と凄い集中力で録り直し少なく収録の早い事!今日も明るいうちに予定終了で早々と帰宅の途に・・・(大概の録音は夜遅くまで掛かるものなのですが)

2014年10月 4日 (土)

湖畔のホールでBach

44日、朝から演奏家の楽器を積込み東京郊外の湖畔のホールへ出動(相変わらず録音では人気の会場ですね)、今日からBachソロの録音セッション。もう冷房不要の涼しい時期になるのではと期待するもここのところの残暑で気温高し・・・、仕方無く最初に少し冷房入れるも収録始まれば先日より採用の「暗闇セッション」のお陰で終日舞台上好条件をキープする事に成功。舞台の照明の熱が如何に楽器に影響与えているか良く判った次第。いつかコンサートでも暗闇の中で演奏してもらいたいものであります(調律の持ちがずっと良くなるはず・・・)。

2014年10月 3日 (金)

モーツァルトが弾いたピアノの音色

Photo3日、またもや真夏日のような厳しい残暑。これではいつまでも半袖服仕舞えないですね・・・。今朝さる研究家の方から「昭和初期にモーツァルトの弾いたピアノを演奏したレコードが日本で発売されてますね」との情報が届きビックリ。そんな稀少盤是非欲しいものの簡単には入手出来るはずは無い・・・と思うもちょうど訪問先からの帰りに寄り道して昨日の中古盤屋へ。店頭には勿論そんなレアな盤あるハズも無く退散する間際、念の為お店の方に伺うとナント店の奥深くに眠っていました!それも全くピアノに関係無いリムスキー・コルサコフのシェヘラザードのセット盤のおまけ(!)という珍盤振り・・・。こりゃ見つからない筈ですね。しかし2日連続で歴史的な古楽器演奏のレコードを入手出来、改めて我が蒐集念力のパワーの充実振りに感心した次第。日本人が90年前に聴いたというモーツァルトが弾いたピアノ(当然18世紀末のフォルテピアノと云う事になりますね)、果たしてどんな音色だったかはこちらの蓄音器コンサートでお聴きいただけるはず・・・(今回目玉盤多過ぎで困っております)。乞うご期待!

2014年10月 2日 (木)

お宝ゲット!

32日、いつもピアノ調律でお伺いさせて頂いている御客様より古いレコードの処分についてご相談頂いたので拝見のため参上。往年の名ピアニストの名盤を中心とした大量のLPレコード、結局私が御預かりして神保町の御贔屓の中古レコード店に持ち込む事に(私も欲しかったのですがもう置く所が無い!)。このご時世日本盤は売れないのですよ・・・と言われながらも何とか交渉して全部引き取ってもらう事が出来ホッ。SP盤も扱うお店なので何気なく棚を見ていると、昨日その存在を知ったばかりの1933年にフリードリヒ大王愛用のフルートで演奏したという稀少盤の実物を発見し大興奮!捜すのに相当苦労するハズと覚悟していたのにこれほど簡単に入手出来るとはビックリ・・・、同時にこの盤が発売された時のレコード評が掲載されている昭和八年の月刊誌も見つけてこれまた大興奮!(当時の人もこの貴重な楽器の演奏に大変興味を持った様子) 改めて自分の欲しい物を呼び寄せる念力の強さを思い知った次第(笑)。バッハ時代のオリジナルのトラベルソを使ったという歴史的な演奏盤、今度の蓄音器コンサートで急遽初披露する予定。オリジナルチェンバロvsオリジナルトラヴェルソの聴き比べ、是非お聴き逃し無く!

2014年10月 1日 (水)

フリードリヒ大王のフルート

Photo1日、訪問先のご近所の行列出来る大衆蕎麦屋で注文した「大もり」がまるでピラミッド盛り。食べ方注意しないと崩壊するのが玉に疵ながら味良し量良し値段良しで蕎麦好きには堪らない! 先日より最近入手した戦前の音楽雑誌の中からまた新たな発見あり。昭和八年に早くもフリードリヒ大王愛用のフルート(現在サンスーシ宮殿にある楽器でしょうか)を使って録音した盤が日本のレコード会社から発売されていたとの事。チェンバロ以外にもオリジナル楽器の演奏が話題を呼んでいたとは驚きであります。昭和のこの時代、ランドフスカやドルメッチの古楽器演奏が話題になり、間も無くバッハ生誕250周年という事もあり日本でも想像以上に古楽器ブームに沸いていたのでしょうね。

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