初めて日本人が購入したチェンバロ?
30日、東京はまだ残暑厳しいながらこの2日間湿度30%台と乾燥気味なので外に出ても日差しキツイものの日陰に入ると爽やかであります。しかし楽器管理には厄介な時期なのでご注意あれ。今日は板橋近くを移動中やたら厳重な警備なので不思議でしたがVIPの通過待ちだったのですね。先日入手の昭和初期の文献を調べていますと昭和十三年の月刊音楽誌の記事に日本人が初めて購入したと思われるクラヴサン(チェンバロ)とクラヴィコードの記述を発見。日本人初の鍵盤古楽器はどうやらどちらも独逸のアマ社(Ammer社の事ですね)の楽器との事。購入の支援者もやはり当時の音楽界の大スポンサーであったさる男爵だと判明。この本邦古楽器史の画期的な発見談は十月九日のこちらのコンサートで明細を披露の予定。しかしクラヴィコードの紹介が「當時は娘が此の樂器を弾き始めると戀を知り始めたと云はれたものである」というナントモ艶っぽい文章でありました。このキャッチフレーズは是非現代でも復活させたいぞ!
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