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チェンバロ

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    my Cembalo by R・Yoshida

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2014年9月

2014年9月30日 (火)

初めて日本人が購入したチェンバロ?

1230日、東京はまだ残暑厳しいながらこの2日間湿度30%台と乾燥気味なので外に出ても日差しキツイものの日陰に入ると爽やかであります。しかし楽器管理には厄介な時期なのでご注意あれ。今日は板橋近くを移動中やたら厳重な警備なので不思議でしたがVIPの通過待ちだったのですね。先日入手の昭和初期の文献を調べていますと昭和十三年の月刊音楽誌の記事に日本人が初めて購入したと思われるクラヴサン(チェンバロ)とクラヴィコードの記述を発見。日本人初の鍵盤古楽器はどうやらどちらも独逸のアマ社(Ammer社の事ですね)の楽器との事。購入の支援者もやはり当時の音楽界の大スポンサーであったさる男爵だと判明。この本邦古楽器史の画期的な発見談は十月九日のこちらのコンサートで明細を披露の予定。しかしクラヴィコードの紹介が「當時は娘が此の樂器を弾き始めると戀を知り始めたと云はれたものである」というナントモ艶っぽい文章でありました。このキャッチフレーズは是非現代でも復活させたいぞ!

2014年9月29日 (月)

12年振りに復活の洋館サロンコンサート

129日、もう9月は終わりというのにまだまだ残暑の気配。季節またぎの時期だけにスタジオの冷房除湿の匙加減に神経使います。本来なら空調止めても安定する時期なのですが・・・。今日移動中に偶然通りがかった御近所の有名大衆食堂、いつのまにか閉店しておりビックリ。まさか例のグルメドラマに出てから人が殺到し過ぎて閉める羽目になったのではないのでしょうね。500円でおつりが来る定食類もう食べられないのはナントモ残念。

7今日はこちらのコンサートのリハーサル。シューベルトの歌曲を大正11年築の洋館で1820年製のオリジナルフォルテピアノの伴奏で歌うという正にシューベルト時代の「シューベルティアーデ」を彷彿とさせるサロンコンサート。約12年振りに演奏する事になった(しばらく演奏会NGだったのですよ)重要文化財の会場でのフォルテピアノと歌の芳醇な音色が今から楽しみであります。オリジナルのフォルテピアノはこの会場初登場。是非お聴き逃し無く!


2014年9月28日 (日)

ブクロ大賑わい!

528日、池袋周辺を移動中急に小路の向こうから賑やかな鐘や太鼓笛と威勢の良い掛け声が聴こえて来たので何事?と見ると祭りの神輿。狭い道を担ぎ手一杯で進んで来るのでこちらは神輿通過するまで前へ進めず急遽祭り見学する羽目に(結構ゆっくり動くのですよ・・・急いでいるのに)。

9何とか池袋駅まで辿り着くと今度は駅前一帯が祭の法被姿の皆さんに占領されておりビックリ。まもなく神輿行列始まる様子ながらコリャ前へ進まないと慌てて経路変更しブクロから退散。

2014年9月27日 (土)

不思議なリハーサル

127日、午前中はさるお宅の国産D社のグランドピアノの御機嫌伺い。大手とは違う丁寧な作りのピアノだけに年月経ても味のある音色は失われず調律していても実に心地よい!昼からは八王子へ。訪問先のご近所で評判の庶民的な饂飩屋でランチ(珍しい讃岐風の御店今日も行列出来てましたね)。種類はシンプルに饂飩のみ!、饂飩玉の数とトッピングと自分の名前を紙に書き込んでカウンターで渡して呼ばれるのを待つという珍しいシステム、今日私はカレー饂飩を注文。打ち立ての歯応え充分の饂飩が質量価格共に素晴らしい!

9午後は10月9日池袋で開催の蓄音器コンサートのリハーサルを共演者のお宅で敢行。笛を吹かない演奏家と調律ハンマーを持たない調律師の共演という不思議なコンサート(笑)。1930年製の巨大ラッパ蓄音器で聴く二十世紀前半の名演の数々、何しろ最高であります!私が担当する第一部、目玉である「昭和九年に早くも日本で発売されていたオリジナルチェンバロ(Watters1737)の録音盤」、その独特の音色から当時の古楽事情の謎を色々解き明かす事が出来そうであります。これまた日本で最初に発売されたクラヴィコード演奏の盤も披露の予定(これがまた凄い演奏ですぞ) 第二部の蓄音器マニアのA氏のコーナーは自身が選ぶ二〇世紀前半を代表する歴史的名演盤を披露の予定。二〇世紀後半の世界的なフルートの名手が選択した歴史的名演とはいかに! 第三部はノンジャンルで二人のとっておきの名盤珍盤を掛けまくる(?)というサプライズコーナーの予定。果たしてどんな名演(迷演)が飛び出して来るやら・・・。
乞うご期待!

2014年9月26日 (金)

昭和9年日本で発売されたオリジナルチェンバロ録音盤

13726日、今日は楽器の調整などちゃっちゃっと済ませ(笑)今度の蓄音器コンサートで使うSPレコードと資料の整理の1日(これがまた実に楽しいのですが)。先日1枚のレコードから判明した、昭和9年に早くもオリジナルのチェンバロ(1737年製)を使った演奏が日本で発売されていたと言う事実には驚いたのですが、調査が進むとナントこの年立て続けにオリジナルチェンバロの録音盤が何枚も発売されていた可能性が高いと判明。演奏者はかのクープラン一族との関わりで有名なサンジュルヴェ教会の当時のオルガニスト、ランドフスカ女史のレコードが一般愛好家にも大人気、そして翌年はバッハ生誕250年と好条件が揃っていた時期ですので当時の日本でもオリジナルチェンバロへの関心も高かったのでは・・・。今日また新たに発掘したのが、同年日本でもランドフスカ女史に次ぐ人気チェンバロ奏者だったシャンピオン女史が日本の音楽雑誌に「私は何故オリジナルチェンバロを弾かずにモダンチェンバロを弾くのか」という内容のエッセイ、オリジナルチェンバロは現代の演奏には適していないという説を主張しているのですがモダンチェンバロ全盛期にまた何故こんな説を日本にまで投稿しているのでしょうね。オリジナルチェンバロを使うライバル演奏家に警戒(嫉妬?)したのかも・・・というのが私の推測なのですが果たしていかに?日本人が初めて聴いた1737年製のオリジナルチェンバロの演奏是非お聴きあれ!また世界有数のチェンバロ好きである我国のルーツを知りたい方も是非お越しくださいませ!

2014年9月25日 (木)

訃報 Christopher Hogwood氏

Christopher Hogwood氏が9月24日に亡くなられたそうです。詳しくはこちらをご覧ください。御冥福をお祈りいたします。

みちのくへ

11225日、福島県の某ホール所有の16フィート付きチェンバロの御機嫌伺いのため早朝よりみちのくへ出動。先日この楽器を使っての「ゴールドベルヒ變奏曲」のCD録音を終えたばかり(凄い演奏でした。発売待ち遠しい!)。今度はこちらの公演に向けて念入りに調整の1日。そう言えばまもなく開催の蓄音器コンサートのため最近戦前の音楽書を読み漁っておりますが、昭和初期の文献でのチェンバロ紹介では必ず「チェンバロの中には少数ながら16fの付いた大型楽器も存在していた」「バッハは16fチェンバロを所有していた」と書かれていましたね。現代よりも16fチェンバロへの関心高かったのは何故?

4ホールがある街は震災前まで新鮮な魚料理が御自慢だったのですが今や地元の魚は食べられず料理店も苦難の時代、しかし逞しいお店は仕入に苦労されながらも以前同様の立派な品を出されてますね。今日伺ったお店も大盛海鮮丼の豪華さにビックリ、いや大満足でありました。これに昔通り目の前で取れたての雲丹が頂ければ最高なのですが・・・。

2014年9月24日 (水)

Walter製のWalterですか・・・

124日、来月参加させて頂く晩年のMozartが愛用していたという歴史的なヴァイオリンのコンサート、共演されるパリ在住のピアニストがちょうど東京滞在中との事でフォルテピアノの選定のためスタジオ来訪。ウチのWalterとSteinの2種のモデルを弾き比べて頂き結局本番ではWalterを使用する事に決定。「事前にイタリアでWalterの楽器で練習出来る予定なのでちょうど良かった」とおっしゃるので「どなたが作ったWalterの楽器ですか?」と伺うと「オリジナルですよ」との事で仰天!コピー楽器での本番のためにオリジナルで練習されるとはナントモ贅沢なお話であります。

4引き続きスタジオでは11月20日に池袋の洋館でレクチャーコンサートを開催予定のT氏がリハーサル。こちらはシュタイン(ルイ・デュルケン)を使用の予定。ダンパー上げっ放しでバックチェック無しというハイドンやモーツァルト時代の仕様を再現したメカニックで演奏の予定。現代のピアノでは表現出来なかった斬新な表現を是非体験あれ!いつもならここで公演の専用HPを紹介するはずが電脳担当でもあるT氏曰く「いっけね・・・、他人のHPは作ったけど肝心の自分の分は作ってなかったぞ」との事で情報公開はもう暫くお待ちくださいませ。




2014年9月23日 (火)

煉瓦の音色

123日、白金にある某大学のホールでの室内アンサンブルの公演に白フレンチで出動。今日の会場、広々とした円形で天井高く内壁がぐるりと煉瓦積みという音響素晴らしい空間で編成大きなアンサンブルでもチェンバロがはっきり聴こえるのがアリガタイ!しかしもう彼岸花も咲き終わった頃というのにまだ蝉が元気よく鳴いていたのには驚きました。まだ夏は終わっていないのか?

2014年9月22日 (月)

新事実発掘!

122日、朝通販会社からipod160Gが到着。長年車で愛用の機種ながら先日販売終了とのニュースを知り慌てて最後の(?)在庫を注文した次第(もう店頭からは消えてますね)。メーカー変われど同等の容量の機種あれば良かったのですがもうこれ程のものは出ないのでは・・・と焦って入手。持っているCDは片っ端から放り込んでいる者としてはこの大容量は魅力でしたが、それ程人気無かったのでしょうかね?

6まもなく正式な発表があるのですが、この11月にザルツブルグからMozartがウィーン時代に愛用していたというヴァイオリン(去年さる個人から財団に寄付されたばかりの楽器だとか)が初来日の予定。展示会と共にその歴史的な楽器を使ってのコンサートも期間中毎日開催との事。その公演をお手伝いする事になり今日は会場を下見で訪問。皇居前の歴史ある建築として有名なビルの音響素晴らしい空間での公演となる予定。詳しくはまもなく発表されるので乞うご期待!

8日比谷まで来たならとついでにお隣の神保町の古本屋街へ寄り道するも早速贔屓のお店で滅多に出ない戦前の音楽雑誌の掘出物の山に遭遇してしまい気が付けば二十数冊を大人買い・・・。「出会った時に買わないと二度と手に入りませんよ」とのお店の方の悪魔の囁き(?)に負けてしまいましたね。 。

9
それでも今回の収穫品をパラパラ見ていると早速日本古楽器史における画期的な事実を発掘!昭和13年に早くもチェンバロとクラヴィコードを独逸から日本に輸入されたとの記述を発見しましたが、クラヴィコードに関しては私が知る限り国内で最古の記述ですしチェンバロも関東ではかなり古いと思われます。いやまだまだこんな凄い新発見に出会えるので古文献調査はやめられませんね。









2014年9月21日 (日)

徹底管理

121日、さるサロンでのリハーサルに白フレンチで出動。ウチ同様に何台ものチェンバロを保管されている会場だけに空調管理の徹底振りが素晴らしい!天気予報を見ながら毎日小まめに湿度温度を調整されているとの事、ウチ以上の厳格な管理をされている様子。お陰で持ち込んだチェンバロも前日仕込み調律のまま、直前の調律無しで大丈夫でした。

2014年9月20日 (土)

揺れたのですね・・・

120日、明け方一週間振りに東のスタジオに帰還すると先日の茨城の地震でCDなど積み上げていた物があちこち崩落しておりました。結構揺れたのですね。今頃になっての地震の後始末の後、今日は出番待ちの楽器の最終調整。夏の湿気はもう完全に抜けたようで御機嫌良好で一安心。

3_3楽器調整の後はまもなく開催の蓄音器コンサートのための資料整理。今日改めて戦前の音楽雑誌を読み返してみると色々興味深い記事が目に入り面白くて止まりません。昭和10年(1935年)バッハ生誕250周年の年は我が国でも相当古楽ブームで盛り上がっていたようですね。コンサートではその辺りをじっくり検証していく予定。

2014年9月19日 (金)

除湿器続投

3_219日、やっと関西も本格的に涼しくなってきた模様。半袖シャツも今週あたりでやっとおさらばか・・・(まだ油断出来ませんが)。秋の風物詩の彼岸花、気温の低下でやっとあちこちで目立つようになってきましたね。

5昨日に続き西のスタジオで出番待ちの楽器の御機嫌伺い。これだけ涼しくなると外の湿度大分下がって来たものの今度はスタジオで掛けっ放しの除湿器の降板のタイミングが難しい・・・。散々迷うも今日はまだ時期尚早と判断しもうしばらく続投お願いする事に。

6最後は某所でピアノ製造全盛期たる20世紀初頭の仏蘭西製ピアノの御機嫌伺い。19世紀の色濃く残る暖か味ある音色はやはり現代の工業生産品的なピアノでは絶対出せないものですね。久々に深夜ドライブで東へ移動。





2014年9月18日 (木)

久々に西のスタジオへ

118日、朝から山を越えて裏六甲へ。山道いたるところで先日の集中豪雨の爪跡が残っておりビックリ。相当被害があったようですね。まずは昔勤めていたピアノ工房を久々に訪問し現在調査中の関西古楽器史の聴き取り調査。日本で一番最初に古楽器を製造したという方の貴重なお話を伺う事が出来大収穫。その後は個人宅で現代ピアノの御機嫌伺い。

3昼からこれまた久々に西のスタジオへ向かうもその前に寄り道しご近所(実はちょっと遠い)の初訪問のイタ飯屋でランチ。本格的な味ながら庶民的な値段で満足度高し!その後満腹ながら御近所の魚市場で地元の新鮮な魚を鑑賞。活きの良い蛸の安い事!

10スタジオでは夏の過酷な環境に出動していたチェンバロ陣の御機嫌伺い。夏の湿気をたっぷり吸い込んだ楽器も乾燥気味のスタジオでゆっくり水抜きしたので鳴りは損なわれずひと安心。作業の合間にお隣の古寺を散策。まだ夏の終わりを知らせるヒグラシが鳴いているもののもう秋の気配漂ってますね。

15古寺にある三重塔の長期間の修復工事がやっと終わったようで光り輝く真新しい姿を間近で拝観。朱色と青の配色の鮮烈さが素晴らしい!










2014年9月17日 (水)

北摂を行く

217日、夏の湿気の影響でチェンバロが御機嫌斜めですというSOSを受けてレスキュー隊今日も出動。除湿器お持ちでも日本家屋では中々夏場の湿度維持は困難なようですね。久々に北摂の山間部を訪問したのでノンビリ田舎風景を楽しみながら山道を移動するつもりがいたるところ工事ばかりでビックリ。どうやら新名神高速の開通工事のようですね。北摂の美しい田舎風景が消えてしまい残念であります・・・。

3いつのまにか北摂が饂飩激戦区になっていたとは知らなかった・・・。評判の讃岐饂飩店を初訪問、本格的な麺と具盛り沢山の汁の組み合わせが中々充実しており肉つけ麺中々美味!




2014年9月16日 (火)

秋の気配

316日、今週は西で活動の予定。神戸はまだ30℃を越す厳しい残暑ながら街かどでヒッソリ咲く彼岸花を発見。季節は確実に秋に移行しているのですね。今日はまず某学校で厳しい夏の影響で御機嫌斜めという現代ピアノのお相手から。冷夏との事ながらやはり暑さ厳しい夏だったのか楽器は結構影響出ている様子。

2昼は訪問先近くで評判の寿司屋を初訪問。行列出来るとの噂で念の為開店15分前に到着するももう十数人の行列が出来ておりビックリ。開店して席に着くもお目当ての特上海鮮丼は早くも売り切れになっており仕方無く並を注文。しかし並海鮮丼でもこの豪華さに赤だし付きでナント500円+税という信じられない値段!これは行列出来るはずですね。昼は数が限定なのか開店20分でランチ売り切れ御免の看板出てしまい再びビックリ・・・。

6午後は100年近く前の仏蘭西製のピアノの鍵盤修理。現代のピアノでは考えられない複雑怪奇なアクション機構に四苦八苦。20世紀初頭まで昔のままのメカニックで押し通していたという仏蘭西のピアノ職人の手間を厭わない拘りの作風に改めて感嘆。

10最後はピアノ技術者の御仲間の工房を訪問。部屋の片隅を見ると中々状態の良さそうな11ストップの大型足踏みオルガンを発見。個人的に趣味で修理していたそうですが御希望あれば安価でお譲りしても良いよとの事。どなたか足踏みオルガン欲しい方おられますか?








2014年9月15日 (月)

蓄音器コンサート復活!

215日、池袋の洋館で行っていた蓄音器コンサート久々に復活する事になりました!実は色々なトラブルを抱えていた我が英国製大型ラッパ蓄音器、丁寧な修復作業を経て見事に復活し見違えるような豪快な音に大変身しました(以前でも迫力ある音だったと思われたでしょうが全然違うのですよ・・・)。生まれ変わったオリジナルのEMG蓄音器の本領を是非お聴き頂きください!また今回解説にあの(!)有田正広氏が参加。フルート界の大御所も今や(?)蓄音器愛好家であり(素晴らしい銘器お持ちなのですよ)熱狂的なSPレコードコレクターでもあります。演奏家ならではの往年の名演解説是非ご期待ください!

2_2今回披露するSP盤の目玉のひとつがこれ!最近さるルートで苦労の末入手出来た戦前の日本で発売されていたというオリジナルチェンバロを使った録音盤を初披露の予定。今から80年前に早くも日本でオリジナルチェンバロの音色が聴かれていたとは驚きであります。「Watters1737」という楽器の正体は一体何か?その楽器は今はどこにあるのか?などこの楽器の謎を解き明かしてみせましょう。10月9日(木)19時開演、池袋明日館本館Room1925で開催の予定。詳しくはこちらをご覧ください。このイベントの収入から東日本大震災復興支援の義捐金として寄付させていただきます。是非御来場ください!

2014年9月14日 (日)

ハマで19世紀楽器の共演

214日、ハマのベイエリアにある人気ホールでのFtリサイタルに1820年製のオリジナルフォルテピアノで出動。主役が使用のFtも1871年初代L・lot作の銘器との事でフォルテピアノとは19世紀の楽器同志相性抜群で2者の溶け合う音色が素晴らしい!少々間隔が狭い5本ペダルのコントロールに苦心されていたピアノ奏者、最初は靴を脱いで素足で演奏するとおっしゃっておられたのにどこからか捜してこられたカンフーシューズ(!)を履いて本番へ。ペダルにフィットするので実に良いとの事。

7久々の出番を終えた老ピアノ、今度は10月7日池袋の重要文化財の洋館でのシューベルト歌曲公演に出動の予定。今日はその公演に出演の奏者のお宅でしばらく外泊するためお届けに。




2014年9月13日 (土)

遅い夏祭り

113日、キューポラのある街の駅前老舗ホールでのVn公演にジャーマンで出動。首都圏有数の音響の良さで定評あるこちらのホールももう開館から四半世紀との事。やはりバブル時代の建築は今となってはとても真似の出来ない贅沢な作りですね。急勾配の客席もチェンバロの音が最後列まで良く届くのでありがたい!

8昼本番を終えスタジオに戻ると地元神社の夏祭り、周辺の狭い路地が露店で埋め尽くされ夜遅くまでどこから湧いたのか(?)と言う程の若者で溢れ返っておりました。地元が一年で一番活気付くメデタイ日でもあります。

20露店をグルリと見て回った中で面白かったのは金魚すくいならぬ「めだかすくい」。夏祭りの定番の金魚店よりも人が集まってましたね。







2014年9月12日 (金)

18世紀鍵盤楽器三種盛り

912日、まもなく閉館というご近所の洋館で18世紀鍵盤楽器3台(チェンバロ、シュタインピアノ、ジルバーマンピアノ)を並べてレクチャー&コンサートの1日。昼はまず小会場でジルバーマンピアノについてのレクチャーから。バッハとジルバーマンの特別な関係から読み解くバッハファミリーのピアノへの貢献度など今まで聞いた事が無いような興味深い話の連続で興奮しましたね。

33夜は本会場に3台の楽器を移して3人の演奏家によるリレー式のレクチャー演奏。それぞれの楽器の本性が明確になる3台弾き比べでしたが、中でも想像以上に多彩な音色変化を持つジルバーマンの圧倒的な表現力には驚嘆!また何故それ程優れた表現力の楽器がウィーン式ピアノに取って代わられたのかも明快な解説で納得でありました。

15しかし素晴らしい音響の会場だった洋館もしばらく工事で閉鎖との事でナントモ残念(約3年の工事だとか)。重要文化財なので元の状態に戻るとは思うのですが、修復後も今の極上の音響のままで有る事を切に願う次第。

2会場の庭で見つけた珍しい黄色の彼岸花。もう秋の気配がすぐそこまでやって来ているのですね・・・。








2014年9月11日 (木)

EV動かないかも・・・

411日、御江戸北の川向こうの某ホールにチェンバロ搬入で向かう予定が先方より「ちょっと待ってね」との緊急連絡有り。伺うと搬入EVの御機嫌悪く急に止まったりするので搬入出来ないかも・・・との事。幸い私が乗り込んだ際は御機嫌良く無事舞台まで無事楽器搬入出来ましたが閉じ込められたらどうしようと緊張しましたね(スタッフは監禁されたそうな・・・) 

3急な待機命令のためホール御近所の赤羽で時間調整する羽目に・・・。今や呑兵衛のパラダイスとして有名になった街の超人気店で腹ごしらえの為入店するも相変わらず明るいうちから大繁盛の様子。中途半端な時間だったので辛うじて空席に潜り込む事が出来たものの皆さん美味しそうに酒を楽しまれている中で食事というのもある種の拷問でした・・・。

1しかしこのお店今や御江戸有数の居酒屋として有名となってますが実は鰻がメインのお店だったはず。周囲から奇異の目で見られながらお酒無しで(!)鰻重を注文。ほろ酔いの隣の方から「この店の鰻も高くなったもんだ」と言われるも今だに良心的な値段で大満足!しかし鰻屋で鰻食って肩身が狭いのもこの店ならではかも・・・。










2014年9月10日 (水)

4種盛り?

Photo10日、3週間に渡る長旅を終えここしばらくは次の出番の準備期間。今度は3日間で4台の楽器が出動というハードな予定を控えてスタジオでは連日各楽器の御機嫌伺いと演奏家によるチェック作業。これがまた4台共ピッチも調律法も違うのですよ。ピッチは415/430/435/442、調律法もヴェルクマイスター/ヴァロッティ/1/8PC/平均律と見事にバラバラなのが面白い・・・。

2014年9月 9日 (火)

蓄音器復活!

1_29日、阪神・東日本と二度の震災のダメージのため(落っこちてラッパ破損していたのですよ)ドッグ入りしていた我が英国製蓄音器、大規模修理を終え今日晴れて蘇った姿で蓄音器店で再会、いや凄い鳴りっぷりに変身しており感激新たでした。この感動を皆様にもお裾分けしなければと(笑)早速蓄音器コンサートの再開を決定、10月9日(木)19時明日館で開催となりました。今度は世界的な笛の名手ながら今や熱狂的な蓄音器マニアでもある有田正広氏とご一緒に音盤解説の予定。最近入手した戦前に日本発売されていたという驚きの1737年製のオリジナルチェンバロの録音盤を初披露、他にも有田氏が選ぶヴァイオリン聡明期の名演特集など聴きどころ満載であります。蓄音器コンサート 詳しくはこちらをご覧ください。。乞うご期待!

2スタジオではまもなく開催のこちらのレクチャーコンサートのリハーサル。3人の鍵盤奏者がチェンバロ、ジルバーマンピアノ、シュタインピアノ3台の鍵盤楽器を使ってバッハからモーツァルトまでの18世紀の鍵盤楽器の変遷を解き明かすという画期的な企画であります。こちらも乞うご期待!

2014年9月 8日 (月)

18世紀鍵盤楽器を検証するレクチャーコンサート

18日、長いツァーも終わりスタジオで間も無く出番の楽器陣の御機嫌伺い。季節またぎで久々の出番というチェンバロ久々にフタを開けて見るとやはり変化大きく何度も小まめに調律して慎重にピッチ上げ(真鍮弦切れ易いのですよ)。もう1台のチェンバロはピッチは安定しているものの調律を変更、久々にヴェルクマイスターⅢを使う予定。

2今度9月12日にはこちらのレクチャーコンサートにチェンバロとフォルテピアノを提供予定。それにジルバーマンピアノも加わり3台の鍵盤楽器の聴き比べが出来るという画期的な企画であります。「バッハは実は相当ピアノという新発明の楽器に入れ込んでいた?」「モーツァルトが弾いていたピアノは実はジルバーマンだったのでは?」などという過激な(?)説などを交え18世紀鍵盤楽器の変遷を3台の楽器を使って検証していく予定。当日参加者に配布する興味深い年表資料(鍵盤関係者必見!)も出来てきまして準備万端であります。バッハからモーツァルトへ、そしてチェンバロからウィーン式ピアノへ移行する激動の時代にご興味ある方は是非お聴き逃し無く!



2014年9月 7日 (日)

築地で千秋楽

47日、Baselのグループとの全国ツァーも今日の築地での公演で千秋楽。日本と瑞西との国交樹立百五十周年を記念して皇后様を始め多くのVIPの方が参列しての晴れやかな公演となった次第(その分裏では警備等で大変でしたが)。間も無く二十五周年という今日の人気ホール、昔は音は素晴らしいもののチェンバロには厳しい環境の会場との印象が強かったのですが今や温度湿度共に理想的なコンディションを維持出来るようになっており古楽器には非常にアリガタイ!(長年の経験で好条件を維持出来るようになったのだとか) こちらは築地市場にも近く食いしん坊には好印象のホールだったのですが今日は日曜で市場は休みなのが残念でした。




2014年9月 6日 (土)

19世紀同士

26日、約3週間振りに音楽祭や全国ツァーを終え東京に帰還するも山積みの雑用のためバタバタの1日。北海道東北の涼しさを体験してしまった身としては東京の湿気と残暑堪えます・・・。スタジオではこちらのフルートリサイタルのリハのため二百歳近い老ピアノが登板。今回フルートとピアノが共に十九世紀製と言う事で二者の音色の相性抜群、舞台では夢見るようなMozartが聴けるはず。乞うご期待!

3しかし流石二百歳ともなると各部の接着が弱くなってしまいポロリと部品が落ちてしまう事も。今回気が付けば小さな木片が脱落しており当初どこの部品か判らなかったのですがあちこち分解してやっと問題個所を発見(バーの影に隠れて見えなかったのですよ)。



2014年9月 5日 (金)

古都の老舗ホール

1_25日、朝から某大学でチェンバロ・クラヴィコードの御機嫌伺い。夏の暑さ湿気のお陰でどの楽器も変化大きく御機嫌取りに四苦八苦・・・。通常は除湿器エアコン完備で安心な教室ながら学校お盆休みの間の放置期間の影響が結構あった様子。

2Baselのグループとの全国縦断ツァーもいよいよ終盤、旅回りは今日の古都公演で終了、明後日の東京公演で千秋楽であります(東京はもうチケット殆んど無いようですが・・・) 今日は御所横の音響素晴らしい老舗ホールでの公演、昔は古都での古楽系の公演と言えばこちらでしたがしばらくご無沙汰してまして久々の参上でした。やはりここは音響素晴らしいですね。

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2014年9月 4日 (木)

フォルテピアノ聴き比べ IN浪速

14日、浪速の豪華ホールでのMozartのレクチャーコンサート本番。今回はSteinとWalterの2つのフォルテピアノ(勿論コピー楽器なのですが)の聴き比べが出来るとの事で古楽器の公演ながら大盛況(流石浪速の人気ホールですね)。素晴らしい音響の会場で聴く2台のフォルテピアノ、持ち主も驚くような隠された魅力も発見出来て収穫多し。違うキャラクターの両者の激突中々見物で有りました。タッチの全く違うフォルテピアノ2台を自在に弾き分けた演奏家の鍵盤コントロールにも拍手!

9こちらのホール、実は現代ピアノやチェンバロに混じってウィーン式フォルテピアノの銘器(ベートーヴェンとの関わりでも有名ですね)のオリジナルピアノ(!)をお持ちであります。最近は中々出番が無いのが何ともモッタイナイ。今回もMozart特集との事で時代が合わず残念でした。

4今日もリハの合間にホール御近所の日本一安い(?)食堂に出動。昨日は安い定番ランチ(430円!)だったので今日は奮発して店一番の高額ランチを注文。盛り沢山のオカズにトン汁という豪華な品でナント630円!メニューを見ると饂飩120円、カレー230円という有り得ない料金に驚くも何故か昼のランチタイムでもお客はそれ程多く無いのが不思議。浪速の住民にはこれでも高額なのでしょうかね?

2014年9月 3日 (水)

浪速でフォルテピアノ2台リハ

13日、北陸から神戸に戻り早朝からスタジオで楽器総入れ替え。こうやって並べると楽器というよりはカバーの品評会の様相(笑)、米独仏蘭各国製が揃いであります。

2今日はその豪華さで全国に名が轟く浪速の看板ホールでの明日本番のレクチャーのリハにフォルテピアノ2台携え出動。来年で早25周年というこのホール、バブル期の贅沢さ満開の内装と音響はもう真似は出来ないでしょうね。ウィーンのホールを参考にしたと言うだけにウィーン式ピアノとの相性も抜群、広い会場ながら客席後ろまでしっかりと音が届いた様子。最高の環境で2台のフォルテピアノもテンション上がったのか(?)どちらも豪快な鳴りで張り合っておりました。明日の公演、好評につき残念ながら当日券は無いとの事。

4こちらのホールに来る楽しみのひとつにご近所(少々遠いのですが)の日本一安い(?)超庶民的な食堂でのランチ。何しろ丼物が200円台、定食類が300円台からあるという驚きの値段。エビフライ2匹、カツ、コロッケ、卵に味噌汁御飯というガッツリ系人気定食もたった430円!まるで昭和30年代にタイムスリップしたような異次元の世界、まだまだ試したい激安メニューが多過ぎ困ったお店であります。水のコップがワンカップの空き瓶というのもオシャレ!

2014年9月 2日 (火)

富山の老舗ホール

332日、Baselのグループ今日は暑さが戻った富山で公演。午前中はOFFのため車内の楽器が暖まらないように冷房掛けて車で市内あちこちを散策。こちらには日本で唯一パナマ運河方式の水面高低差(2.5m!)を調整する運河が現役であるのですね。短時間で水面が上下する景色は中々見物でした。

47今日の会場中々年季の入った建物ながら音響意外に(失礼!)素晴らしい!今日も広い会場なので最初フタを付けて用意するも結局フタ取りでも音が客席まで届いた様子。海外の演奏家は奏者間のコミュニケーションが取り易い方が良いのかチェンバロのフタ取り多いですね。

41出来てから40年も経つという多目的ホールながら「うちにもチェンバロあるのですが・・・」と伺いビックリ。拝見すると大手K社のフレンチ2段がありました。「1年に1回使う位でしょうかね」との事。いやモッタイナイ・・・。





2014年9月 1日 (月)

北陸へ

11日、久々に神戸に戻り西のスタジオで楽器数台の入替えと夏を越した楽器陣の御機嫌伺い。除湿出来るエアコンと除湿器フル回転の合わせ技で古い日本家屋でも何とかひと夏良い環境を維持する事が出来た模様でヤレヤレ。

2ハードスケジュール続く中神戸には結局半日滞在出来たのみ。せめて地元の美味しいもの食べようと街外れの穴場の中華料理屋へ。牛肉バラチャーハンと中華ソバのランチセット神戸らしい品の良い味で大満足(しかも安い!)。食事後はまたもや東に戻り愛知でチェンバロ1台積込み後今度は飛騨の山越えで北陸へ移動。

10北陸に到着してみると何故か街に観光客が溢れておりビックリ、聞けばちょうど風の盆のお祭りでしたね。演奏家がホテル取れなかったと騒いでおりましたがこれの所為でしたか・・・。夜はこちらの名物鱒寿司(結構なボリューム!)で舌鼓。







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