日本初のクラヴィコードリサイタル
3日、越後にクラヴィコードとチェンバロ運送で出動。こちらは昭和十六年来日したばかりの独逸人Cem奏者E・H・シュナイダー女史が日本初(?)のクラヴィコードリサイタルを開催したとの資料が残っている老舗伊太利料理レストランがあるとの事で調査のため訪問。現在はレストランも含む地元有数のホテルとして有名なのですが、幸い創業百四十周年の記念イベントとして古い資料の展示があり特別許可を頂き拝見。残念ながらシュナイダー女史との関わりは判らなかったものの初めて見る当時のホテルの様子が判明し収穫多し。
次に昭和二年に設置されたという歴史的オルガンをお持ちの教会を訪問。こちらもシュナイダー女史が演奏会を開催したとの資料があり、当時の状態を保っている貴重なオルガンを拝見。珍しい空気式アクションがまだ健在、足フイゴも残っている貴重な楽器でした。しかし昭和一六年の外人演奏家によるオルガンリサイタルというのは相当早い時期だと思うのですが(もしかして日本初?)どなたか資料お持ちではないでしょうか?
最後は都心に戻り大型Cemを狭い螺旋階段の空中ヒネリ回転上げという荒技でナントカお部屋に納める事が出来ホッ。久々のデュルケン二段やはり大きく重いですね。同時に階段上げをした大型クラヴィコードの軽い事!
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