紀州訪問
24日、某所で使用中のチェンバロの修理のため紀州へ出動。今回は雨季の湿気を吸い込んだお陰でのトラブルと判明、除湿が充分出来ない部屋では中々チェンバロの管理は難しいですね。特にボディが薄いイタリアンは湿気の影響大であります。湿度高い時期がまだまだ続くのでご注意あれ!
紀州と言えば我国最初の古楽器コレクターたる紀州徳川家第十代の殿様の御膝元でもあります。今日は仕事前にこの数奇な殿様の生涯を調査するため殿様由来の庭園を初訪問。中々豪華な庭園に感心するもその贅沢好きな性格なら今から二百年前に桁違いの散財必至の古楽器蒐集などという「困った?」趣味をお持ちになったんだろうなと納得した次第。
次は紀州徳川家由来の「西の日光」の神社も訪問。本殿までの急勾配の階段が大変でしたが御本家にも負けぬ(?)極彩色の装飾が素晴らしい。いや紀州の殿様の研究はどれも面白くやめられませんね。
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我国古楽器史の調査の合間に恒例の御当地食文化の調査も実行。まずは不気味な(?)御人形様が大量に御出迎えするという怖い神社の境内にある庶民的な食堂で朝御飯。ピラミッド状に盛り上がるしらすの丼にまずは仰天(これもで普通盛りとか)
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こちらは地元で捕れた新鮮な貝尽くしというこれまた豪華な丼。ウチで捕った海の幸だからと贅沢な盛り付けが素晴らしい(安いようで結構高いかも?ネタ的には安いんでしょうがね)。また気配り素晴らしい名物女将のマシンガントークも楽しめます(クーラーも無い庶民的な店舗ながら席に着くなり凍ったタオルを首に巻いてくれるサービスには感動!)
仕事の後にも浪速南部の漁港にある穴子専門店で天丼を堪能。東の大振りな穴子とは違い大阪湾で捕れた新鮮、小振りで身が締まった穴子が美味でした。
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