La Petite Bande初日
28日、朝から某所にチェンバロ拝見で出動。年月経ながら丁寧な維持をされていたようで状態はすこぶる良好。ご縁があれば良いのですが。昼は久々に神保町に寄り道し古本屋巡り。馴染みの音楽書専門店でまたもや戦前の貴重な資料数点を発掘し勇んで購入。我国の第1次古楽ブームたる昭和9年発行の「オルガン音楽」という書籍、まだ本格的なパイプオルガンが国内に無い時代ながら今と引けを取らない程の情報量にビックリ・・・。
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古本屋街に来たならと大行列必至のカレー人気店へ。今日も定番の揚げたてのカツと絶妙な辛さの黒カレーを堪能。客回転の良さもありここだけは十人以上並んでいても待つ甲斐ありますね。
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今日からいよいよLa Petite Bandeの3年振りの来日ツァーがスタート。初日は皇居近くの某新聞社の新ホールのオープニングシリーズに出演。まだオープンしたばかりとの事で室内アンサンブルも初めて、古楽も初めて、チェンバロも初めてと初物尽くし。まだバランスの取り方が難しそうですが古楽向きな空間の様子で今後が楽しみ(しばらく古楽系無いそうだとか・・・)。今回初めてチェンバロ持ちこんで驚いた事は天井の照明が最新のLEDとの事で舞台が殆んど暑くならない!本番照明の中でリハや本番をしてもチェンバロのピッチが下がらないのにはビックリでした(リハでは逆に上がった程)。いつも環境変化に煩いバロックティンパニーの奏者も大喜びでした。これはすぐにでも広まって欲しいですね。
シギス親方率いるLa Petite Bande、相変わらずチェロ、コンバス抜きでバスドヴィオロン2台とスパラで低音を担当、トランペットは超絶技巧の穴無し楽器3本という過激な編成。そこに貫禄充分のFtとVn兄弟、そして若き実力派のCemが入り聴き応え充分な演奏を披露。ブランデン5番ではバルトが曲を間違えて吹き始め苦笑いでやり直すというハプニングもあり(そのお陰かバンジャマン君の演奏に圧倒されたのかお客様には一番受けてましたが・・・) 老舗の古楽オケながら今だに様々な事にチャレンジしフレッシュな演奏を聴かせ続ける事はやはり驚異ですね。明日以降の公演お聴き逃し無く!
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