新作オルガン&仏蘭西ピアノ
16日、神戸の御仲間が長年掛けて製作のポジティフオルガンが遂に完成したとの事で御宅を訪問し楽器を拝見。色々なアイデアが詰まった設計素晴らしく独自色豊かなキャラクターのオルガンに仕上がっておりました。まだまだ試行錯誤ですよとの事で今後の進化が楽しみ。
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このオルガン通常は電気モーター作動ながら手フイゴでの演奏も可能との事。その凝り具合には脱帽でありました。やはり人間の手で送る空気での演奏は味わい深いものがありますね。
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新作楽器のお隣にはこれまた凝ったポルタティーフオルガンが・・・(実は2台もありました)。手フイゴならでは醍醐味を存分に聴かせていただき感謝!
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午後は1911年製平行弦の仏蘭西製銘器Erardのフルコンの御機嫌伺い。10年以上弾かずにフタ閉めたままとの事で最初全身が冬眠状態でしたが丁寧に各部を手入れする毎にピアノが目覚め最後は仏蘭西ならではの艶っぽい音色が戻ってきてホッ。
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しかし19世紀の香りがまだ濃厚に残るこのピアノ、アクションの構造が複雑で調整が至難の業・・・。現代ピアノの調整の楽さを再認識しながら100年前の旧式メカニックと格闘の1日。
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