雪景色の伯林到着
1日、前夜成田初最終便(これが時差ボケ出難く中々スグレモノのフライトですね)トルコ経由で最初の訪問地伯林に到着。空港に降り立ってみると一面雪景色で仰天。聞けば前日まで零下10℃の極寒だったとか。今日は幸い寒さは収まったものの道はぬかるみ歩き難い・・・。
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伯林と言えば演奏可能なグッドコンディションのオリジナル楽器を多数所有する楽器博物館を見逃す訳にはいかない・・・と真っ先に駆けつけ3年振りに銘器陣を間近で鑑賞。
やはりここのコレクションは世界有数ですね。バロック時代のオリジナル楽器と共にモダンチェンバロのコレクションが秀逸、中でも現存最古の完全にオーセンティックな復元楽器(1889年!)が素晴らしい。
今回は特別許可を頂いてかも有名な「BachCembalo」(これは弦を外されているので弾けないのですが)とそれを忠実に復元したコピー楽器2台を拝見。Bachが弾いたと思われる状態を実際の音で体験出来るのは大変有意義ながらタッチや音色などの課題も同時に垣間見る事が出来大変勉強になりました。復元楽器、もちろん16f付きなのですが、1台は下鍵盤は16f+4fのみ、上鍵盤が8fのみという3列の楽器、もう1台は下鍵盤が16f+8f、上鍵盤は8f+4fの4列という興味深いレジストレーションでした。数十年前まで弾かれていた楽器が現在修復せずそのままというのも不思議でしたが間近で状態を見てそれも納得でした。
楽器見学が終わり楽器博物館前の有名ビアホールでやっと独逸ビール&肉料理を味わい長旅の疲れを癒してリラックス。本来独逸ビールは日本よりも安いんでしょうが最近の円安であまり割安感を感じずガッカリ・・・。夜の寝酒でワインを買うもこちらは円安でもそれを上回る割安ワイン(それでも結構飲めますよ)多く酒飲み大喜びでありました。
最後に伯林の大手CDショップを覗くとCPEバッハの大特集でCD特設コーナーに積み上がっておりました。地元演奏家の方に伺ってもCPEバッハ企画目白押しだとか・・・。いやオラが国の人気作曲家だったと言え羨ましいですね。
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