ウィーンの古楽器コレクション
5日、今日は念願だったウィーンの新王宮にある古楽器博物館を初訪問。吂大な楽器を所有する博物館ながら噂に違わぬフォルテピアノの素晴らしいコレクションに大興奮。まずはオーストリアスタイルのチェンバロに注目。クリストフォリメカで有名なイタリアのフェリーニと近い時期にもうチェンバロとフォルテピアノの2列を備えた楽器を作っていたとはビックリ(最初は普通の8+8fのチェンバロだったのを改造したとの事) ウィーン独特のショートオクターブや独逸らしい手裏剣マークも付いており大変興味深いオリジナルチェンバロ、復元楽器も同時に展示されていました。
フォルテピアノ陣もシュタイン、ワルター、グラーフなどウィーンの銘器が勢揃い。有名なグラーフの時代別の見比べなど他の博物館には出来ない贅沢さでは・・・。また同じくご当地のベーゼンドルファーの充実振りも素晴らしい!
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時間を掛けて楽器を拝見していると突然楽器の調律をする姿が・・・。お声を掛けてみると是非お逢いしたかったここの修復家のフーバー氏、これは良い機会だと仕事の途中にも関わらず色々質問攻めに。お陰でオリジナルのシュタインを触りながら楽器解説なんてこれまた贅沢な事になった次第。金属カプセルや膝レバーの変遷など貴重な情報をご教授いただきまことに感謝!
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