独逸人気古楽オケのブランデン全曲初日
9日、まだ雪の残る愛知県郊外のホールで独逸の人気古楽オケFBOのブランデン全曲公演初日。いつもは曲ごとに配置大転換でスタッフ総動員の厄介なプログラムながらこのオケはステマネ1人ですべて賄えるとの事でまずはビックリ。拝見すると確かに効率良い転換を考えており、チェンバロも休憩中に一度動かすだけでOK,チェンバロ主役の5番と他の2曲を同じ配置で出来るという見事なモノでした(業界関係者必見ですぞ!)。
今回のブランデン全曲は低音弦楽器が7台、管楽器奏者掛け持ち無し、チェンバロ奏者は2人!とナントモ贅沢な編成。しかもチェンバロ調律は前半と後半で違う調律法を使用、オケも舞台上で調弦なしでいきなり演奏と調律師にとってハードな条件(汗)ながらそのコダワリが見事に演奏に昇華されており聴き応え充分。
ソリストも充実(特にTp素晴らしい!)、リーダー2人の元で良くコントロールされたアンサンブルで「成熟した本場独逸のBach」を披露。いつもはシャイだという観客も大興奮の一時でした。各地でチケット完売が続くという人気公演、是非お聴き逃し無く!
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