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26日、いよいよ3日後に迫った人形劇と古楽アンサンブルの異色コラボという公演、今日から本番楽器を投入し(リハ前半と後半でチェンバロ・オルガンを交換するという贅沢な布陣でした)リハーサルも佳境へ。段ボールで出来た奇抜な人形達の存在感は抜群、また今回仏蘭西から招かれたSマルク氏(指揮の他リコーダー・フルートの吹き分けから太鼓まで演奏と大活躍)率いるアンサンブルの充実振りが素晴らしい!劇中での演奏曲は当日聞いてのお楽しみとの事で終演後まで秘密との事(古楽ファンならお!と思う選曲ですぞ)。乞うご期待!
25日、開演迫る人形劇と古楽アンサンブルの異色コラボレーションの公演のリハに伺うとユニークでコミカルな人形陣が出番待ちで勢揃い。果たしてあの上野の小ホールの特設舞台でこの人形達がどのように登場するか楽しみであります。チケット完売間近との事で最後僅かな残り席が争奪戦になる事必至の模様、しかし広いあのホールが埋まるとは驚きです。
午後はさる洋館に仏壇チェンバロで出動。本当のチェンバロ演奏とはここまでしなくてはいけないはず・・・、と18世紀風装飾のフレンチを前に衣装やカツラまでつけての完璧なオーセンティックな演奏でありました。映像収録してましたのでいつかは皆さんご覧になれるようです。お楽しみに!
22日、北九州に来ると何故かフォルテピアノの夢を良く見るんですよ。昨夜は沢山のフォルテピアノを入手し我が工房にずらりと並べて悦にいっている夢を見た・・・。夢の情景をデジカメに念写する事に成功しましたのでご紹介(笑)。欲が深いと何ともリアルな夢見るようです。
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こちらは製鉄所で栄えた工業地帯なのでやはり労働者のためのガッツリ系の食堂が競合している様子、今日は看板メニューが野菜盛り沢山のチャンポンに何故か唐揚げがトッピング、それに助六がセットといういかにもB級グルメのお店でランチ。地元でも人気店らしく開店と共に大繁盛、確かに満腹になりますが不思議な組み合わせだなあ・・・。
明日本番というモダンオケとフォルテピアノの共演でのMozartのPfコンチェルト。心配していたフォルテピアノの音量も客席後ろまで充分聴こえひと安心。モダンピッチも余裕で対応出来るようで今後はこの5オクターブフォルテピアノ、結構モダンオケとの共演で活躍しそうですね。
19日、独逸の古楽オケとのハードなツァーの次はユニークな段ボール人形と古楽アンサンブルとの異色コラボというこの公演のリハがスタート(今回私はチェンバロとポジティフオルガンの2台を提供の予定)。福岡の古楽祭でもお馴染みだったS・マルク氏を中心に実力派揃いのメンバーによる演奏と共に、上野のあの小ホールに作られる特設舞台での斬新な演出の人形劇楽しみであります。
ヨーロッパから帰国以来すぐに演奏ツァーに出てしまったのでしばらく日本が誇るB級グルメを食べていない・・・、今日こそはとブクロの異色蕎麦屋で肉南蛮。ラー油を掛けて食べるというもはやラーメンに近い濃厚な蕎麦は正に日本独自の食文化だと再認識した次第。
17日、大雪での東名高速通行止が中々解除にならず焦るも昨夜22時にやっと再開、何とか東京に戻る事が出来ました。結局14日の夜京都から名神に乗ってから丸3日間足止めを食らい東京に戻るまで3連続車中泊となった次第。途中早期の回復が困難との判断で高速SAで丸1日過ごしたり(食事トイレがこれで助かりました)思い切って高速を降りて銭湯に入ったり出来たのでまだ比較的快適な車中泊でしたが、中には雪の中で車に3日間閉じ込められた方も多かったはず(もう生死を分ける直前まで過酷だったのでは?)、いやはや歴史に残る自然災害でありました。
深夜通行再開の報を知りすぐに高速の渋滞最後尾に並ぶもそこからが全く動かない・・・。いきなり膨大な数のトラック乗用車が押し寄せたので仕方無いものの結局100kmを通過するのに12時間!トータルでは今回の大雪で京都から東京までの移動に60時間掛かった勘定ですね。イヤハヤ。お陰で渋滞の中オリンピックを車中TVでタップリ見る事が出来、また丸3日も車中泊で酒飲めず思い掛けずの大幅な休肝日を取れた次第(苦笑)。
予想を上回る渋滞で帰京が遅れ心配するも今日のコンサートに何とかオルガン持参で間に合いホッ。阿蘭陀製の銘器を持つ歴史的なチャペルでのレクチャー公演、出来ればウチのオルガンだけでなく大オルガンも聴きたかったのですが残念。しかし数年前に修復した建物は音響改善素晴らしく、以前並みにコンサート沢山開催してもらいたいものです。
16日、金曜の夜京都から高速に乗ってから今朝名古屋に降りるまで約35時間大雪のための大渋滞で路上生活者でした(丸1日缶詰で車中2泊でしたし・・・) それでも結局東京には辿りつけず何件かの仕事諦めて名古屋へUターン。いや大騒動でありました。今日は日欧米で活躍するVg奏者とCem奏者のオールBachプログラムのDuo公演。大雪のお陰で果たして楽器が無事会場にお届け出来るか最後までヤキモキするも何とか無事会場に到着。しかし今度は無事東京に戻れるかが心配です。
連日の車中泊でガス欠気味の体のため御贔屓の老舗鰻屋に開店30分前から行列し特上鰻で栄養補給。少し値上げしてましたらそれでも大満足の量でPC高し、今だ「安い!」と言える貴重なお店ですね。しかし開店前の行列が凄い!
13日、前夜の東京公演終了後すぐに西へ移動。連日東西を渡り歩くハードなツァーながら毎回演奏素晴らしく疲れ知らずで元気であります。西のスタジオ到着後ドッグ入りのチェンバロの御機嫌伺いの続きを。第一線で活躍の演奏家が長年弾き込んだ楽器なのでしばらく冬眠状態だったものの調整が進むと徐々に目覚めて来たようで仕上がりが楽しみ。
スタジオ作業の後はご近所の湧水名所の水をタンクに詰めて持ち帰り。ウチの飲み水は東西共こちらのお世話になっております。この水で入れたコーヒー美味しいですよ。昼飯に神戸で御贔屓の蕎麦屋を訪問するも運悪く定休日(涙)。帰国後御贔屓の和食店に振られっ放しでちょっと残念。午後は冬のトラブルにさらされた現代ピアノ2台の御機嫌伺いに。やはり今年の冬は頑強な現代ピアノでも影響出る位厳しい様子。明日また大雪の予報、大丈夫か?
12日、前日の西での公演終了後一気に550km走り深夜帰京。しばらく振りの東京なので雪の影響恐れるももう大分融けておりホッ。今日は初台のホールでの独逸古楽オケのブランデン公演。昨日の大ホールよりは少しコンパクトなサイズだけにもう音のバランスは安心でした。
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これが彼らの工夫のブラ5番の編成。他の曲と同じ位置でチェンバロソロが出来るというスグレモノのアイデアでした。実はチェンバロは結構後ろなのですがこれがまたバランスが良いのですよ。
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今回開場時にチェンバロフタ取り正面向きでの調律があったので断弦対策のプロテクターを用意。温度差激しい時期ピッチが下がると結構弦切れるんですよ。さて、ブランデン公演はあと2つ!再び西へ移動です。
11日、独逸古楽オケのブランデン全曲公演2日目は西の人気ホールへ。今日の会場はいつもの小ホールでは無く二千席という大ホール!果たしてオケと言っても小編成の古楽器アンサンブルが客席まで聴こえるか心配するもこのオケはどんな空間でもたちどころに適応出来る様子で客席まで充分に音が届いた様子(行かれた方いかがでしたでしょうか?)
今回も前半と後半で向きを少し変えるだけでチェンバロの位置は固定、後は各楽器の配置をアレンジしてバランスを取っているのですがどんな会場でも対応出来る曲ごとに考え抜かれた独特の配置が見事!相変わらず曲間の転換をステマネが1人で片付ける技にも感嘆(流石の達人も今日は最後に譜面落っことして笑いを取ってましたが・・・)
結成四半世紀というベテラン勢の練り上げられたアンサンブルは鉄壁、ソリストも技量と共に品格ある堂々たる演奏で今日も関西の御客様に大受けでありました。しかし大ホールでの古楽公演がチケットほぼ完売だったとはビックリ(流石動員力を誇る人気ホールですね)、彼らの公演は残り三会場、まだチケットに余裕があるのはバレンタインディのこちらだとか。今日の公演聴き逃した西のバッハマニアの方、是非お越しくださいませ。
9日、まだ雪の残る愛知県郊外のホールで独逸の人気古楽オケFBOのブランデン全曲公演初日。いつもは曲ごとに配置大転換でスタッフ総動員の厄介なプログラムながらこのオケはステマネ1人ですべて賄えるとの事でまずはビックリ。拝見すると確かに効率良い転換を考えており、チェンバロも休憩中に一度動かすだけでOK,チェンバロ主役の5番と他の2曲を同じ配置で出来るという見事なモノでした(業界関係者必見ですぞ!)。
今回のブランデン全曲は低音弦楽器が7台、管楽器奏者掛け持ち無し、チェンバロ奏者は2人!とナントモ贅沢な編成。しかもチェンバロ調律は前半と後半で違う調律法を使用、オケも舞台上で調弦なしでいきなり演奏と調律師にとってハードな条件(汗)ながらそのコダワリが見事に演奏に昇華されており聴き応え充分。
ソリストも充実(特にTp素晴らしい!)、リーダー2人の元で良くコントロールされたアンサンブルで「成熟した本場独逸のBach」を披露。いつもはシャイだという観客も大興奮の一時でした。各地でチケット完売が続くという人気公演、是非お聴き逃し無く!
8日、無事帰国いたしました。すぐに独逸の古楽オケとのツァーがスタート。今日は本来時差調整の予備日。しかし大雪予報に心配になり夜明け前に外を見てもまだ少し白くなっている程度、これなら大丈夫!と油断していると日が昇り見る見る凄い積雪に・・・。慌てて用事をすべて放り出し楽器を急いで積込み(雪の上で台車の動かない事!)逃げるように東京脱出。
首都高はかろうじて通行出来るも(新東名は全面通行止めでした)東名は凄い積雪でいつ閉鎖されてもおかしくない・・・。除雪車のノロノロ運転に誘導され大幅に時間掛かるも無事難関の御殿場超えが出来ホッ。しかし途中ノーマルタイヤで坂が登れず遭難中の車やトラック数知れず、今日は去年の成人式以上の雪騒動になっているんでしょうね。業界の皆さんの騒動話を伺うのが楽しみです。
静岡は雨ながら愛知はまたもや雪、いつもの倍近く時間掛かるも何とか明日の会場に辿りつきチェンバロを搬入。この会場、毎回公演の事前宣伝が面白く楽しみでしたが今回はナント自由に演奏出来るチェンバロがロビーに登場しておりました。良く見ると「チェンバロみたいな楽器
」との表記が(笑)!しかしここまで手作りで立派な楽器を作るとは素晴らしい!君もBachになれる!という記念撮影パネルもありましたぞ。
今回の会場の近くには全国に名を轟かす実に庶民的な鰻屋があり久々の訪問を楽しみにしていたのですが(実は海外旅行の後の一番の楽しみだったのですが)店の前まで行くと「本日臨時休業」という非情な張紙が・・・。いやはや残念。
7日、今回の伯林・維納楽器探訪の旅、収穫としては伯林ではかの16f付きの「BachCembalo」を詳しく見れた事、っその復元楽器2台をじっくりと弾けた事でしょうか。今世紀前半までは演奏出来たと伺っているこの楽器、歴史的価値は非常に高いだけにどうして修復しないのかが謎であります。
今や弦を外されレストプランクもオリジナルでは無い状態、ボディにも割れや修復跡が多数あるのでもう弦を張る程の堅牢さが無いのかもしれませんが・・・。16f付きの復元楽器は大変興味深いのですが私もいわきのホール楽器で苦労しているのと同様16fを交えた多重構造楽器のタッチの調整の難しさが感じられる弾き心地でありました(正直弾き難い・・・)。今回この楽器の研究資料を入手出来たのでいずれ詳しい報告が出来るかと思います。
維納ではナント言ってもこの楽器に仰天。1696年NHというイニシャルのみ判明のオーストリア1段チェンバロ、最初は8+8fのノーマルなチェンバロとして製作されるも1726年(?)にフォルテピアノとチェンバロの2列に改造されたとの事。チェンバロとフォルテピアノの合体楽器としては有名なボローニャのFerriniが1746年作なのでこちらの方が相当早い時期の製作と言う事になりますね。
この楽器。現在は演奏不能な状態ながら復元楽器が横に並んでおりました。ピアノが付け加えられる前の製作当初の姿で作られているのでピアノ部分の音が聴けないのが残念。クリストフォリ風の円筒状のハンマーでは無く後のウィーン式初期ピアノのような木に皮巻きの小さなハンマーで叩いていた様子。近いうちに是非レポートを発表する予定。乞うご期待。
5日、今日は念願だったウィーンの新王宮にある古楽器博物館を初訪問。吂大な楽器を所有する博物館ながら噂に違わぬフォルテピアノの素晴らしいコレクションに大興奮。まずはオーストリアスタイルのチェンバロに注目。クリストフォリメカで有名なイタリアのフェリーニと近い時期にもうチェンバロとフォルテピアノの2列を備えた楽器を作っていたとはビックリ(最初は普通の8+8fのチェンバロだったのを改造したとの事) ウィーン独特のショートオクターブや独逸らしい手裏剣マークも付いており大変興味深いオリジナルチェンバロ、復元楽器も同時に展示されていました。
フォルテピアノ陣もシュタイン、ワルター、グラーフなどウィーンの銘器が勢揃い。有名なグラーフの時代別の見比べなど他の博物館には出来ない贅沢さでは・・・。また同じくご当地のベーゼンドルファーの充実振りも素晴らしい!
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時間を掛けて楽器を拝見していると突然楽器の調律をする姿が・・・。お声を掛けてみると是非お逢いしたかったここの修復家のフーバー氏、これは良い機会だと仕事の途中にも関わらず色々質問攻めに。お陰でオリジナルのシュタインを触りながら楽器解説なんてこれまた贅沢な事になった次第。金属カプセルや膝レバーの変遷など貴重な情報をご教授いただきまことに感謝!
3日、伯林から夜行寝台(12時間の長旅!)でウィーンに移動。こちらも雪景色ながら(伯林よりも寒い?)早速古都観光。宮殿を拝見するもその過剰な装飾に圧倒されるばかり。こちらはアジア系観光客多いですね。
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あまり有名でないものの技術博物館(鉄チャン大興奮の展示ですよ)の一角に楽器展示があるとの事で早速訪問。グラーフ、ワルター、シュトライヒャなどフォルテピアノの銘器が一堂に並んでおり中々充実したコレクション。しかし修復が面白く「年代を経たものの演奏可能なオリジナル」というよりも「製作された当時はこんな姿」というべき外装が綺麗に塗装し直した大規模修理の様子。オリジナルの価値としては少々やり過ぎでは?と思うのですが・・・。
折角ウィーンに来たならと正月の公演映像を拝見したばかりの有名ホールの内部を拝見。こちらも眩いばかりの内装に圧倒されるも是非噂の素晴らしい音響を実際の演奏で聴いてみたかった・・・(何故か中国演奏家特集で聴きたい公演無かったのが残念)。
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最後はこちらで長年おられる日本人技術者のお店を訪問。贅沢な展示ピアノ陣にも驚きましたが沢山の部屋があるお店にビックリ。小さなコンサートサロンまで御持ちとの事で羨ましい限り。
2日、伯林2日目は早朝から郊外の蚤の市へ。雪でドロドロの中沢山の店が出てるも骨董品よりもガラクタ多く目ぼしい物が無く早々と退散。やはり戦災の影響で古い物は出てこないのでしょうかね。
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次は地元在住の演奏家の御宅を訪問。沢山の素晴らしい鍵盤コレクションのためにコンサートが出来る程の広い部屋(空調完備!)と本格的な搬入口(!)まで備えたという新築の御宅に感嘆。そこでオリジナルのフォルテピアノやヨーロッパのトップ製作家の楽器陣の鳴りっぷりを存分に堪能、日本の貧弱な響きに慣れてしまっていた耳には久々に味わう極上の音色でありました。
次は我がジャーマンのご本尊たるMietke2台を拝観に宮殿へ。3年前の訪問時は写真撮影厳禁との事で厳めしい監視員の目を盗んで盗撮するのがやっとでしたが、今は有料ながら撮影OKとの事。残念ながら相変わらずフタ閉めたままでしたが・・・。地元演奏家に伺うと繊細ながらやはり銘器の凄さを感じる鳴りっぷりだったとか。どうして最近使われないのでしょうかね?
2台のうち黒の2段Mietkeを観察していると目立つ外装に鍵ホックのための結構大きな彫り込みが2カ所もあるのですね。オリジナル尊重主義の方は是非外装削るべしですぞ(笑)
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楽器見物の合間に今日もビアハウスへ。大ジョッキを注文するも店員から「お前本当に大ジョッキで良いのか?」と聞かれ不思議でしたが見回すとフロアで大ジョッキ飲んでいるのは私だけ(笑)。さすがに独逸人も昼から鯨飲しないでしょうね。夜は鉄好きには堪らない夜行寝台で維納へ。ちょっと張り込んだ部屋は洗面もあり車両にはシャワー完備という贅沢さ、ただ食堂車が無いのが残念。(部屋で配達の簡単な食事は出来ましたが)
1日、前夜成田初最終便(これが時差ボケ出難く中々スグレモノのフライトですね)トルコ経由で最初の訪問地伯林に到着。空港に降り立ってみると一面雪景色で仰天。聞けば前日まで零下10℃の極寒だったとか。今日は幸い寒さは収まったものの道はぬかるみ歩き難い・・・。
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伯林と言えば演奏可能なグッドコンディションのオリジナル楽器を多数所有する楽器博物館を見逃す訳にはいかない・・・と真っ先に駆けつけ3年振りに銘器陣を間近で鑑賞。
やはりここのコレクションは世界有数ですね。バロック時代のオリジナル楽器と共にモダンチェンバロのコレクションが秀逸、中でも現存最古の完全にオーセンティックな復元楽器(1889年!)が素晴らしい。
今回は特別許可を頂いてかも有名な「BachCembalo」(これは弦を外されているので弾けないのですが)とそれを忠実に復元したコピー楽器2台を拝見。Bachが弾いたと思われる状態を実際の音で体験出来るのは大変有意義ながらタッチや音色などの課題も同時に垣間見る事が出来大変勉強になりました。復元楽器、もちろん16f付きなのですが、1台は下鍵盤は16f+4fのみ、上鍵盤が8fのみという3列の楽器、もう1台は下鍵盤が16f+8f、上鍵盤は8f+4fの4列という興味深いレジストレーションでした。数十年前まで弾かれていた楽器が現在修復せずそのままというのも不思議でしたが間近で状態を見てそれも納得でした。
楽器見学が終わり楽器博物館前の有名ビアホールでやっと独逸ビール&肉料理を味わい長旅の疲れを癒してリラックス。本来独逸ビールは日本よりも安いんでしょうが最近の円安であまり割安感を感じずガッカリ・・・。夜の寝酒でワインを買うもこちらは円安でもそれを上回る割安ワイン(それでも結構飲めますよ)多く酒飲み大喜びでありました。
最後に伯林の大手CDショップを覗くとCPEバッハの大特集でCD特設コーナーに積み上がっておりました。地元演奏家の方に伺ってもCPEバッハ企画目白押しだとか・・・。いやオラが国の人気作曲家だったと言え羨ましいですね。
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