モーツァルトツァー千秋楽
24日、朝から楽器部品調達でご近所のピアノ工具店を訪問。店長と雑談していると「昨日老舗ピアノ店にお伺いしたらこんな古い雑誌譲っていただいたんですよ」と見せて頂いたのが昭和27年の楽器業界誌。早速拝見すると東京上野での大々的なピアノ展示会にクラヴィコードが特別展示されていたとの記事を発見し仰天。実は以前にもこのクラヴィコード展示の資料は発掘していたのですがこれ程詳しい内容の資料にお目に掛かれるとは思ってもみませんでした。先日の関西での調査で日本でのチェンバロ・クラヴィコードの歴史を覆すような事実を多数発掘してきたばかり、「関東でもクラヴィコードの歴史は古いのだよ、もっと調べよ!」という神様のお導きだったのでしょうね・・・。しかし余りにも出来過ぎにビックリであります。多分日本古楽器史の調査は私の天命という事なのでしょう。他にも「最近ピアノ調律師が主人公の漫画が出て来たんですがそのマニアック振りには驚かされますよ」と伺い早速本屋に飛び込み入手(コミックコーナーで髭面のオッチャンがウロウロしている姿は相当怪しかったのでは・・・)。どうやら手塚ブラックジャック系の天才調律師が活躍する痛快物語ながら確かにその内容はピアノ業界の中でもトンでも無くマニアック!そのうちクラヴィコード製作家が主人公の漫画なんていうのも出来るかも・・・(笑)
今日はフォルテピアノ界の貴公子のオールモーツァルトプログラムでの来日公演千秋楽。去年に続いての来日ながらこの1年での彼の音楽性と演奏共々の円熟振りが素晴らしい!(ウチのフォルテピアノがナント軽やかに鳴る事か!) 次回2年後の来日が予定されているとか。彼のさらなる進化が楽しみであります。
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