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2013年9月20日 (金)

資料発掘

120日、昨日のリハに続き本番のため某大学へ出動。以前は校内の1916年築のチャペルでのコンサートで良くお伺いしていましたがシリーズ終了との事で残念。銘器の誉れ高い蘭製パイプオルガンの公演は継続しているようですね。今日は調律の合間に2年前に校内に開設したという音楽資料館を初訪問。明治から昭和にかけての洋楽の資料が閲覧出来るとの事で早速日本古楽伝来史を調査。今日は余り時間も無くざっと見ただけで新発見は無かったものの、戦時中のクラヴィコードやチェンバロの生演奏のラジオ放送の資料を掘り起こす事が出来たのが収穫。軍事色濃い中洋楽の演奏が次々と制限されてしまった時期に何故かチェンバロの演奏が堂々と放送されていたとは興味深いですね。どうやらクラヴィコードの生演奏もあったのではという資料も出てきましたし。

3煉瓦壁のホールでのコンサート本番。残響豊かな空間でモダン楽器の分厚いサウンドが鳴り響く中、ウチの白フレンチも負けじと健闘した方だと思います。しかしこれだけ鳴るチェンバロでも苦戦するのかと改めてモダン楽器の鳴りの違いを実感。


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