国産最古のクラヴィコード?
28日、19世紀の洋館でのコンサートの前日リハにチビジャーマンとオルガンで出動。搬入前に所有楽器の中に珍しいクラヴィコードが何台もあるとの事で調査のため某音大博物館を訪問。倉庫の片隅に放置されていたという1台は驚いた事に1960年日本製!これはもしかして国産最初のクラヴィコードだったのでは?と思うのですがどうでしょうか(この件何かご存じの方是非ご一報くださいませ)。多分経験無い中で苦労して作られた力作の楽器、まもなく日本クラヴィア協会のHPでレポート公開しますので是非ご覧ください!
拝見したもう1台も1960年独逸製のクラヴィコード。関西の音大の多くは相当早くにクラヴィコードを導入していたのですね。この楽器、小型なのでてっきりゲブンデンだと思っていたのですが弦の数を見ると単弦ながらブントフライでした。これも今では見られない興味深い構造の楽器なのでこちらもレポート公開予定です。
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リハの楽器搬入前に会場近くの老舗書店に寄り道。長年神戸の顔として市民に親しまれていたお店も今月でついに閉店。地元密着型の味わい有る品揃えは他のお店では真似は出来ないでしょうね。神戸文化の大きな損失だと嘆き悲しんでおります・・・。
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今日の会場、子供時代から外見はお馴染みの建物ながら中に入ったのは今日が初めて。明治33年築という贅沢な作りが素晴らしい!ホールの方に伺うとチェンバロやオルガンは今まで演奏した事が無い(?)との事で響きを確かめるも流石贅沢な洋館だけに潤いのある響きに大満足。
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