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30日、湿度コントロールが復活した西のスタジオでチェンバロの調整作業。除湿器を変えるとスタジオの湿度温度の維持方法を一から考え直さないといけないのでナントモ厄介・・・。今回の除湿器はコンプレッサー式なので除湿能力は高そうながら熱風で部屋の温度が上昇する程では無いようでホッ(少々作動音煩いもののまあ我慢出来る範囲か)。まだ猛暑と湿気が続く関西はまだ楽器管理も夏仕様がしばらく続きそう。
午後からは廿世紀ピアノの御機嫌伺いへ。久々の神戸となると今日も御贔屓の蕎麦屋に直行。繁盛店の真昼間に飛び込んでも並ぶ事無く空き席に潜り込めるのは流石神戸。今日も「冷ぶっそ大!」と看板メニューを注文。独特の具盛り沢山で溢れんばかりの蕎麦を堪能。
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今日の最後の仕事は懐かしの甲子園球場のご近所でした(高校の3年間お隣に通っていたのですよ)。連敗にも雨にも負けず虎柄のハッピや帽子のファンの皆さん今日も元気に球場に駆けつけておられました。やはり虎ファンの熱狂度には圧倒されますね。
27日、先日少し取り上げましたが福島県いわき市には日本の音楽ホール所有のチェンバロでは唯一というユニークなヒストリカルタイプの16f付き巨大2段鍵盤チェンバロがあります。(長さナント280cm!) この楽器で12月に武久源造氏演奏でバッハのチェンバロコンチェルト公演も開催予定。このユニークな楽器の解説を日本クラヴィア協会HPで掲載いたしましたのでご興味ある方は是非ご覧ください。日本クラヴィア協会の入会者も募集中であります。こちらもよろしく!
24日、朝から銀座に向かうも空き時間が出来たので最近リニュアルオープンした老舗劇場(実は初参上でした)の千秋楽公演を立ち見で一幕を観劇。新築の建物は丁寧に作られた贅沢な内装ながら新しい感じがしない落ち着いた雰囲気なのは流石。いつもの西洋古典とは趣が大分違うものの演者と客席の一体感が素晴らしく「ナリコマヤ!」「ナカムラヤ!」との客席からの掛け声も決まれば見事、華やいだ舞台で朝から我国の古典芸能を堪能した次第。
一幕だけの観劇終わればご近所の老舗印度カレー屋に急いで飛び込み(すぐに同じく観劇後のお客で大行列でした)名物カレーランチ。こちらも何十年と続く伝統の味ですね(チキンの骨取り儀式も相変わらず)
21日、昨日までの富士山の山裾での古楽漬けの5日間、朝の調律、昼夜のレッスン&コンサート、深夜の宴会と裏方は終日フル回転のハードな日々ながらそれ程疲れを感じずナントか帰還、しかし相当体には辛かったようで今日いきなりぎっくり腰再発・・・。しばらく重量運搬が無いのが幸いでした(まあ毎度の事なのですぐに回復するでしょう)。今日午後のゲリラ豪雨凄かったですね。私は八王子で遭遇、ずぶ濡れになるもすぐに晴れ間が出て拍子抜けでした。音楽祭の様々な裏話がこちらに出てますね。ロベルタ嬢の曲目変更の理由なんて初めて知りました。しかし宴会芸の出演者による解説なんてここだけでしょう・・・(笑)。まあしばらくは楽しい余韻に浸る毎日です(腰痛続く限り?)。
20日、5日間の音楽祭も今日で千秋楽。まずはレッスンの成果を披露する舞台はバロックダンスクラスから。踊った後は皆さん衣装そのままで客席で次の演奏を鑑賞、客席はまるで18世紀という贅沢な様子となった次第。
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続いて器楽と声楽の合同アンサンブル。チェンバロ2台とポジティフオルガンが入る豪華な編成。
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レッスン、コンサート、宴会と続いた充実の古楽音楽祭も無事終幕。4台の楽器を苦労して車にねじ込み帰宅の途に。帰りに会場近くに評判の湧き水があると伺い寄り道。ヒッソリとしたお寺の境内に富士山の伏流水がコンコンと湧き出ており、タンクに汲んで持ち帰り。これは毎年都留訪問の楽しみが増えましたね。
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初日にも訪問した明治初頭建築という見事な学校跡、帰りに再度訪れて見ると内部を公開中で早速中を見学。130年前の姿を残す貴重な洋館(国内でもこの年代の洋館が現存するのは珍しいのでは・・・)、コンサートが出来そうな素晴らしい空間でした。おまけに近くの山中で隠れ家的な饂飩屋を2つも発見し次回の訪問の楽しみがさらに増加!(都留の饂飩屋は営業時間短いのが残念!) お盆明けの高速の大渋滞を経て夕方無事東京へ帰還。
19日、都留音楽祭4日目。今日も注目の公演が目白押し。まずはこちらのグループが登場。いきなり客席から飛び出した5人組、シークレットゲストも交え茶目っ気たっぷりのステージでした。
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次はコンクール入賞記念公演。歌手の堂々たる熱唱も素晴らしく、大ベテランの鍵盤奏者(実はご家族なのですよ)もチェンバロ2台とフォルテピアノ計3台を伴奏で弾き分けモンテヴェルディからシューベルトまで数百年の時代を跨ぐ多彩なプログラム。ウチの楽器が3台登場したものの楽器設置と調律で用意された時間はたったの5分!結局本番数時間前に賞味期限の長~い調律を仕込んだだけで舞台での調律は全く無しで本番突入・・・。イヤハヤこの音楽祭は調律師にとって鍛えられる舞台であります。
最後は皆さんお待ちかねの都留恒例の大宴会。今年も抱腹絶倒の素晴らしい(?)芸の連続(歌組のレベルが異常に高いのには圧倒されましたが)。今回は幸いどれも映像公開出来るネタで良かった! では写真どうぞ。
18日、今年の都留は湿度が少なく幾分快適で助かってます。夜の宴会も相変わらず盛況で調律師は体力勝負・・・。
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昼の空き時間に今日も饂飩巡り。まずは街外れの田畑の真ん中の人気店へ。不揃いながら腰の有る麺が名物で歯応え充分、旨し!朝から地元民で大賑わいのお店でした。
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勢い余って会場近くのお店でもう一杯。こちらは先程よりも普通ながら吉田うどんの標準的な味と盛りでした。つけうどん300円。
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今回の音楽祭の目玉公演、マメリ嬢のリサイタルは冒頭からハプニング発生。なんとベテランリュート奏者T氏と彼女が出のタイミングを譲り合ってしまい約4分(?)も音が出せないまま・・・。リュート奏者が舞台で失神してしまったのか(笑)、何か客席でトラブルが起こったのか・・・と心配するもナントか演奏開始すれば迫力満点の歌声にお客は圧倒された様子(実は少し喉の調子が悪かったそうですが全く気になりませんでした・・・)。いやはや凄いステージでした!
17日、都留音楽祭2日目。都留の街を走っていると依然よりも「うどん」の看板が増えているような気が・・・。お隣の本場富士吉田市が文化遺産騒動で登山客が殺到し車の渋滞激しいとの事で都留にうどんマニアが来だしているのかも。
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音楽祭は今日からレッスン開始。朝一番に沢山のチェンバロやフォルテピアノを調律後空き時間を利用して早速都留の街中の人気うどん屋を訪問。しかしこちらのお店は昼の数時間しか営業していないようで饂飩巡りは「技術者の密かな楽しみ」な様子。相変わらず腰のある麺に独特の濃い味のツユが素晴らしい!肉つけ麺(中)400円。
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レッスンの合間のランチタイムコンサートも初日から盛況。受講生の皆さんの聴き応えある演奏が次々と飛び出し感心。
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今回の音楽祭の目玉公演である明日18日開催のゲスト講師のマメリ嬢のリサイタルのリハーサルも順調にスタート。豪華なアンサンブルとの共演の他にしっとりとリュート伴奏による演奏もあるようですよ。乞うご期待!
15日、お盆のせいか都心はいつもより静かな様子。銀行で海外へ送金手続き、心配だった為替相場も安定しており予想の金額で収まりひと安心(少しはユーロ暴落を期待していたのですが・・・)。スタジオに戻り明日からの古楽音楽祭へ提供する楽器陣の最後の御機嫌伺い。今回はイタリアから「正に今が旬!」と言うべき歌姫のマメリ嬢が久々に講師で参加、リサイタルも楽しみ。恒例の初日の豪華講師陣のオープニングコンサート(沢山のチェンバロの豪華リレーもお見逃しなく!)、そして東洋古楽コンサート(こちらのグループが登場)、山梨古楽コンクール入賞者コンサート(この音楽祭の初期の講師でもあったこの方が17年振りに都留で演奏するのも大きな話題では・・・。チェンバロフォルテピアノ計3台を弾き分けるという剛腕振りにも大注目)など盛り沢山。皆さん密かな楽しみである(?)宴会も今年はどんな凄い芸が飛び出してくるか乞うご期待!
14日、売れっ子フォルテピアノ奏者でもありウチの楽器の製作家(P.McNulty)のパートナーでもあるヴィヴィアナ嬢から「私の父のドキュメンタリー番組見てね!」というメール頂いたのでご紹介(彼女も出演してますね)。拝見すれば番組内での登場者のあまりの豪華さに仰天・・・。露西亜音楽界だけでなく二十世紀の激動の時代の中にいた名ピアニストの興味深いドキュメンタリー、是非ご覧ください。
13日、スタジオでまもなく出番の五十五歳の老イタリアンの御機嫌伺い。最近鍵盤移動が出来るように改造するも総分解しなければならないなど結構作業が大変。1950年代にはピッチ移動なんていう発想は無かったでしょうね。いつ位から鍵盤移動なんていう機能が出て来たんでしょうか・・・(どなたかご存じですか?)
昼はブクロで最近話題になりつつあるニューウェーブ蕎麦屋(日本蕎麦ながらラーメン風つけ麺)で肉とろろ蕎麦。システムといい味といい殆んどラーメンスタイルながら異種の蕎麦が好き!というファンが多いのかお店は大繁盛の様子。高カロリーなラーメンよりは少しはヘルシー(本当か?)なような気がするのも人気の秘密かも・・・(私もそれを期待してますが)。
午後は御江戸の川向うにポジティフオルガンで出動。8月はこちらでの仕事が多く毎度川縁にあるこの黄金に輝く看板を見ながら橋を渡ってます。一度御江戸のボタン鍋味わいたいものですがやはり頂くなら寒い冬でしょうね。そう言えば神田の某老舗蕎麦屋、通りがかりに見に行きましたが火事の後今はコインパーキングになってました。隣接するビルの壁は焼け焦げた跡がそのまま。果たして復活するんでしょうかね。あの間の伸びた独特の注文の声をまた聴きたいものです。
まだまだ続く記録的な猛暑の中でのオルガン出動。これだけ暑いとさぞかし現場での調律には苦労するだろうと身構えるも何故かオルガンは御機嫌麗しく調律無しでリハに突入してしまい拍子抜け・・・。たまには読みが外れた方が上手く行く日もありますね。
10日、西に来れば「饂飩!」とばかりに(東でも同じなのですがね)生まれ故郷の最近評判の讃岐饂飩のお店を初訪問。エッジの利いたシャキッとした麺は本場以上の切れ味(?)。最近は関西の饂飩もレベル高いですね。
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今日は独逸製ジャーマンの御機嫌伺いからスタート。初めての日本の梅雨を越して少々スネているように見えるも各部をチェックしながらなだめるとすぐに御機嫌回復した様子。
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引き続き西のスタジオに移動し弾き比べ大会。鳥の羽根フレンチと18世紀イタリアンの2台、昨日久々にフタを開けたところながら奏者のタッチとの相性が良かったのかすぐに目覚めてくれ元の張りのある鳴りが復活。
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西のスタジオ近くの広場では今夜は夏の風物詩の盆踊り。いつもは静かな住宅地も今夜だけは老若男女大結集で遅くまで大賑わい。屋台も出てビールに焼き鳥を頬張りながら夜風に吹かれて踊り見物も楽しいモノ。しかし明後日試合を控える高校球児の宿舎がお隣で大音響の音頭が部屋まで聞こえたはず・・・。勝負を控えて大丈夫?
Prize of the audience: Gili Loftus (Cn/Ir.)
Cd-recording alpha/Outhere: Bobby Mitchell (VS)
9日、久々の神戸滞在。日中の猛暑を避けて早朝に近所の川辺を散歩すると羽黒蜻蛉を発見。海あり山ありの神戸は東京では味わえない自然の恵みが豊富で散歩も楽しいもんです。(朝でも暑いのは東西同じかも・・・) ご近所に新しいホームセンターオープンとの事で早速朝から冷かしに行くも品揃え充実で思わず色々買い込んでしまう羽目に。しかし便利なのは有難いも近くにもライバル店があり何も好き好んで客の奪い合いをしなくても・・・と思うのですがね(どの業種も同じ状勢なようですが)。
久々に西のスタジオでの作業となりその前にご近所の造船所前の評判の立食い蕎麦屋でランチ。関西らしいモノをと「ぼっかけ饂飩(大量のスジ肉入り)」と豪快な「穴子丼」を注文。関西風の柔らかめの麺に肉汁が出て甘く美味しい出汁
の饂飩と大振り穴子旨し。
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今日はスタジオでまずドッグ入りした独逸製ジャーマン(Zell)の総分解メンテナンス。偶然スタジオには阿蘭陀製ジャーマン(Mietke)があり出来れば弾き比べしてみたかったのですが場所が無く断念。ZellとMietkeの同サイズの楽器の弾き比べなどは滅多に無い機会だったのでナントモ残念。
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ジャーマンの調整が終わり次はフレンチとイタリアンの御機嫌伺い。梅雨前の出番の後スタジオに放り込んだままだった2台の状態を心配するもスタジオ内の環境は良好でピッチが少し変化していた程度ですぐに舞台に出せる状態なので一安心。古く機密性が低い建物ながらエアコンと除湿器がちゃんと機能していると数週間放置していても大丈夫なようですね(D社の除湿機能付きのエアコン優秀で助かってます)。一番の難題は正確な湿度が計測出来る湿度計を捜すことでしょうかね・・・(殆んどの湿度計が10%以上も誤差が出るので役に立たないのですよ)
ブルージュのフォルテピアノコンクール本選の第一報が入りました。羽賀美歩さん見事第3位入賞との事です。おめでとうございます。
8日、早朝(深夜?)東京を出発し2カ所の途中下車を経て700kmを爆走、最後は西のスタジオでゴール。まずは和製Fortepianoの御機嫌伺い。相当長い期間放置されていたとの事で作業難航するかと身構えるも国産材料を使っているお陰かメカニックは予想以上にダメージ少なく調整のみで無事復活しホッ。
次は浪速の南端の御宅の独逸製ジャーマンがお相手。丁寧に梱包して引取るも小型なので階段降ろしも楽チン・・・。しかし大地震来襲の誤報騒ぎにはビックリでした。震源と言われていた奈良の近くにおりましたので・・・。最後はゴールの西のスタジオで楽器の入替え。スタジオ前で夜中なのにバットを振りまわす若者がいるなあと不思議に思うもお隣の老舗旅館が恒例の甲子園球児の宿舎になっておりました。
今年50回目を迎えるベルギーBruggeの古楽コンクール、今年のフォルテピアノ部門の第1次(8月1日~4日)、第2次予選(8月6日)が終了し本選出場者が決まりました。今回は29人がエントリー、その内日本人は6人。
羽賀美歩さんが見事ファイナル進出ですね。
Miho Haga (Jp)
Gili Loftus (Cn/Ir.)
Elizaveta Miller (Fr)
Bobby Mitchell (VS)
Ksenia Ovodova (Ru)
本選は明日8月8日開催。
今回の審査員は下記の5人。
Johan Huys (president) (BE) Wolfgang Brunner (DE) Alexei Lubimov (RU)
Christine Schornsheim (DE) Bart Van Oort (NL)
6日、御江戸の川向うの人気ホールにポジティフオルガンで出動。搬入前通り道のアキバに立ち寄りさる工具捜し(結局カラ振りでしたが)。久々に駅前を歩くとラヂオ会館姿消しているのにはビックリ、オーディオマニアには思い出深いビルでした。高架下のパーツ屋街はまだ健在でホッ。昼は近くの「デカ盛りつけ麺風蕎麦屋」で肉つけ麺(凄い量!)のランチ。人気店ながら大将1人ですべてを仕切るフル回転振りは正に見物、休む間もなく蕎麦と格闘されているので御客は「御勘定」というのもはばかられ(?)皆さん代金を席に置いたまま帰ってしまうのでカウンターに千円札と空き器がゴロゴロあるという凄いシステム。最近値上げしたんですが何故か千円ポッキリという価格が大半。材料値上げというよりはお釣りを渡すのが面倒なのでお釣り不要の価格にしました・・・というのが本音かも・・・?
今日のホール、舞台でオルガンの調律をしているとやはり今日も湿度が低く乾燥気味。舞台スタッフに伺うと今年は梅雨時から夏に入っても何故か舞台上の湿度が低く演奏家も苦労しているようですよとの事。こちらはパイプオルガンがあるホールなので温度湿度管理はしっかりしているはずなのですが・・・。やはり変な夏です。
4日、まもなく開催の古楽界恒例夏の風物詩「第27回都留音楽祭 ~東西古楽の真夏の祭典~」。自然に囲まれた音楽ホールでの古楽漬けの5日間は毎年全国から約100人もの受講生が集まる人気の音楽祭ですね。今日はちょっとこの音楽祭の密かな楽しみ(?)をご紹介。
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会場の富士山の麓近くは実は讃岐などにも負けぬ日本有数のうどん文化圏。富士吉田を中心に「吉田のうどん」として全国に名を轟かせてます。歯応え充分の野趣溢れる麺に味噌味のダシ、トッピングはアゲにキャベツ、それを各店独自の薬味で食べるという地方色豊かなうどんはハマると結構病みつきになりますよ(私はもう重症ですが・・・)。
また吉田のうどんはお店もかの讃岐に負けない位のユニークなお店も多く店巡りが楽しいですね。不便な畑の中にヒッソリとあるお店が大繁盛だったり、どう見ても普通の民家の座敷に上がり込んだらお店だったりとかどの店も中々ディープ。
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音楽祭会場近くにも歩いて行ける範囲で何軒かあるようですね。期間中自由時間もあるので吉田のうどん巡りも楽しいのでは?都留周辺のお店は割と大人しめですが、富士吉田周辺は凄いお店(?)ひしめいております。饂飩好きには堪らないはず!
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音楽祭の楽しみは他にも毎夜の大宴会、毎年トンデモナイ隠し芸が堪能出来るクロージングパーティ(あまりの凄さに毎年写真は公開出来ないのですよ・・・、現場でしか見れない究極の宴会芸是非生でご覧あれ!)と色々ありますのでまだ参加申し込みを検討中の方是非お申込みを!
2日、小石川のホールでのこのグループのランチタイム公演に二百歳の老ピアノで参加。何故か今日も舞台上は乾燥気味で老ピアノの御機嫌少々下り坂、慌てて冬用緊急加湿の秘密兵器を引っ張り出し装着、本番はナントか御機嫌回復し無事終了。満員のお客様は珍しいフォルテピアノを含む古楽アンサンブルの熱演に大喜びされた様子。終演後いつものようにフォルテピアノ見学で舞台前は大賑わいかと身構えるも今日の主役は珍しいウィーン式のコントラバス!皆さんそちらの方ばかりご覧になってましたね(ちょっと悔しいなあ・・・)。今日の演奏は衛星Radioで11月24日に放送されるとか。乞うご期待!
昼過ぎには公演が終わり急いでスタジオに戻り夏の古楽音楽祭のコンサートのリハーサル。歌のリサイタルながらチェンバロ2台とフォルテピアノの計3台も使うという贅沢な布陣になりそうであります(調律師にとっては大変な現場になる事間違い無し・・・)。都心からは少し離れた会場ですが是非お越しください(噂の大宴会はこの公演の直後ですし・・・。判るっかなあ~)
1日、小石川のホールでのリハにオリジナルフォルテピアノで出動。明日開催の無料ランチタイムコンサート、まだ少し当日券出るようですよ。音響素晴らしい人気ホールでのフォルテピアノアンサンブル是非お聴きください!しかし今日も舞台乾燥気味でした・・・。外は雨なのに何故?
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夕方銀座に向かいフォルテピアノ展示会初日を早速拝見。浜松の博物館御自慢の歴史的ピアノコレクション6台がズラリと並ぶ姿は壮観。詳しい解説や鍵盤構造モデルなども充実しておりマニアだけでなく初心者にも楽しめる展示でした。8月29日まで約一ヶ月も開催されるそうなのでお時間有る方は是非ご覧あれ。
今回の展示会では毎日3回(13時、15時、18時)に展示楽器すべてを使って若手フォルテピアノ奏者によるミニコンサートが開催、各楽器の音色を至近距離で聴けるのは嬉しいですね。週末は共演者も加わる予定とか。個人的にはウチのオリジナル6オクターブのフォルテピアノと同じ年代の楽器(伝Graf 1820)が同じ日に連続で聴き比べ出来たのは収穫でした。(明日のランチタイムコンサートにお越しになれば同様に聴き比べ出来ますよ)
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