讃岐探訪
3日、早朝より四国讃岐を訪問。東京の某ホールのステマネ氏と御一緒に金毘羅にある現存最古の劇場を興味深く拝見。先人達の芸へのこだわりを存分に感じる舞台は素晴らしくいつかは生の歌舞伎をここで見たいものです。しかし食道楽のお仲間との讃岐旅はこれだけで終わる訳は無く後は饂飩巡りの1日。
まずは一軒目高松の街中の超人気店へ。昼は大行列のお店ながら早朝は比較的ノンビリムード。何ともいえぬ心地よい弾力性を持つ麺に上手い出汁、出だしからハイレベルな饂飩に当たり大喜び。
「ぶっかけ小」190円。
二軒目は郊外の農村地帯の中にある正に「隠れ」製麺所。看板無いどころか外観はただのバラックにしか見えない・・・(住所だけでは絶対判らない・・・ 讃岐でも難易度トップレベル?)。こちらは製麺所スタイルで饂飩食べるにはドンブリ鉢、箸、醤油持参で麺を分けてもらうという超シンプルなシステム。
店内には食べる場所も当然無く外で立ち食いですね。讃岐の饂飩店の中でも有数のディープなお店かも・・・。しかし母屋はボロでも(失礼!)立派な屋根付きの駐車場があるのが不思議。実は儲かっているのか・・・。
一玉ナント70円。(とても平成の時代とは思えない値段でした)
三軒目もこれまた山奥の秘境にあるこちらは超有名店。相変わらず昔のままの薪で茹でた饂飩は絶品。沢山の種類の天婦羅も美味。開店早々から不便な場所ながらドンドンお客来てますね。ここが私のイメージする讃岐饂飩の代表のようなお店で讃岐の中でも一番の贔屓。
「あつあつ小」200円 「ゲソ天」120円
四軒目も郊外のお店、アク強いオバチャンのマシンガントークとネギを自ら鋏で切るシステムで人気だったお店も昼なのに人が少ない・・・。看板のオバチャン高齢のためかお得意のトークが出ないようで心配、ここは饂飩よりも名物オバチャンのパフォーマンスを味わう(?)お店なので(饂飩は正直腰も無く並以下かも)行くなら今のうちかも・・・。
「ひやしょうゆ小」200円
五軒目は高松郊外の広い道路沿いながら素人には絶対判らない看板無しのディープなお店(なにしろ電話帳では農機具屋になってます)。こちらもドンブリ鉢、箸、醤油持参の製麺所スタイル。店内に椅子机はあるもののガラクタの山に囲まれてとても食べる雰囲気では無い・・・。しかしモチモチした歯応えの麺は絶品。
一玉70円。
六軒目は高松港近くの小さな人気店。丁寧に打たれた程良い腰の饂飩も素晴らしいものの揚げたてに拘る天婦羅も絶品。そろそろ胃袋限界に来ているはずも他では味わえないような超美味な饂飩は幾らでも入り殆んど苦しく無いのが不思議・・・。
「ぶっかけ小」330円
7軒目は高松の街中のこれまたユニークな店名の超有名店。昼飯時を外しているのにお客が絶えない噂通りの繁盛振り(駐車場も立派!)。地元高校生が下校時に集団でおやつ代わりに食べに来ているのを見るとこんなウマい物を毎日安価で食べれるとは羨ましいもんです。
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ここの看板メニューは釜揚げ饂飩にバターを乗せて胡椒を掛けた「カルボナーラ風」。正に饂飩ながらイタリア風味タップリの味にビックリ、しかし卵を混ぜ醤油をたらすとイキナリ和風味に戻るのも凄い!
「釜バターうどん小」470円
最後は高松の東の郊外の豪華な屋敷作りの超有名店。格式高い店内に料金を心配するも饂飩300円からという大衆値段にビックリ。味は店同様格式高い本格派、東京なら2~3倍とられるでしょうね。
「ざるうどん並」500円。
8軒もハシゴして最後は身動き出来ないのでは?と心配するも何故か心身共に快調、美味しい店ならもう1軒位は行けるかも…と言う程の余裕で讃岐ツァーは無事終了。結局饂飩八食食べてトータルは2150円でした。今回も本場の饂飩文化の奥深さを存分に味わった次第。やはり現地に行かなければ本当の讃岐饂飩は味わえないようですね。
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