越後で銘器拝見
17日、20世紀初頭の仏国ピアノの銘器を拝見出来るとの事でまだ雪残る山越えで越後の国を訪問。まずは腹ごしらえとご当地名物カレーラーメンの人気店へ。お芋や野菜ゴロゴロの家庭風カレーの中に麺が埋没しているという不思議なラーメン、味は見たままの素朴な感じ・・・。
それでも「このお店は絶対美味いはず」と思ってしまったのはこの看板のお陰でした。1軒だけではご当地の味の真髄は判らぬのでは・・・ともう1軒人気店をはしごするも印象変わらずでした。
某所で人知れずヒッソリと保管されていたもう八十歳を超えるという老ピアノ、年季の入った外観とくたびれたメカは仕方無いものの全盛期の仏国ピアノ界の製品だけあって艶のある音色は流石でした。現地で色々調べて行く内にこのピアノに纏わる色々なエピソードが発掘出来日本洋楽史研究家としては大収穫の一日。
調査の後はご近所だと言う事で長年お付き合いのあるクラヴィコード製作家の工房を初訪問。都会では味わえないような豊かな自然に囲まれた素晴らしい環境は羨ましい限り。製作された楽器と共にこれまた珍しい歴史的ピアノコレクションも拝見させていただき大満足。往復600kmの長旅ながら凄い楽器に数多く出合え足取り軽く深夜帰京。
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