古楽フェスティヴァル閉幕
30日、昨日まで3日間に渡り開催の古楽フェスティヴァル<山梨>、メインのコンクールも入賞者が決まり最後は恒例のパーティで多くの方と楽しい時間を過ごし無事閉幕。今回は2部門共に上位入賞が少なくちょっと寂しい結果となるもレベルの高い参加者も多かったようです。来年の明細はまだ未定との事ですが黄金連休中に開催の予定だとの事。開催予告は公式HPで発表されるでしょう。
今回の私の担当は本選前の受賞記念コンサート。国内外の古楽コンクールでの活躍目覚ましい実力派揃いのこのグループ、やはり密度の濃い演奏でコンクールの覇者らしい格の違いを見せつけてくれました。初期イタリア物のプログラムとの事でイタリアンチェンバロ2台にポジティフオルガンの計3台をミーントーンに調律。今回同時に演奏する事が多いので3台のピッチを合わせるのが大変(この日は異常乾燥な上に満員のお客様のお陰で狭い会場の温度も急上昇・・・)、さらに曲間で調律変更(Dis→Es)を依頼されるも、何しろ3台もの楽器全部の調律直しとなり通常なら結構時間掛かるはずが、皆様が私の仕事終えるのを息を殺して(?)待っているという状況の中緊張しながらのナントカ短時間で作業完了(弦が切れないかが心配でした)。終わってみると普通のコンサートの数倍疲れた気が・・・・。
今回もコンクール、コンサート、展示会など目当てで古楽ファンや演奏家が全国から甲府にお越しになったようで活気ある開催となった様子。毎度ながら精力的に開催を牽引する荒川先生と長年に渡り多大なるサポートを続けてこられた印伝屋様のご尽力に感謝!
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