18年目
1995年1月17日の阪神淡路大震災から早18年。壊滅的な被害を被った神戸の中心街も、もう震災の爪跡を捜すのは苦労するぐらい見事に復興しておりますが、新しく構えた西のスタジオ近くの須磨周辺はまだまだ倒壊した家屋の跡が生々しく残っております。神戸の人間にとっては震災は遠い昔のようでまだついこの間という感触ではないでしょうか。ウチには大きな地震など来ないと思っていたところに突然の震度7、官民揃って震災への備えは想定しておらず大規模な家屋倒壊、広範囲の火事、交通遮断による支援からの孤立など様々な混乱が起こってしまい6千人を超える犠牲者が出る大災害となってしまいました。そして一昨年の東日本大震災では広範囲の地震、津波、放射能汚染で大規模で複合的な被害が発生するという想像もしなかったような事が起こってしまい、地震国日本に住む我々は果たして過去の震災の教訓を充分生かしていただろうかと改めて思ってしまいました。いつ起こるともしれない大災害、これからも日本各地で予想される地震や火山爆発、それにまだ全く先が見えない様子の福島の原発事故など想定すべき災害は沢山過ぎる程あるようです。事前に最悪の場合をも含めた具体的な対応策をもっと考えていかなければならない時期に来ているのではと思う次第。18年前に神戸で震災に遭遇した身としては引き続き経験を語り警鐘を鳴らす事位しか出来ませんが多くの方にこの事へ関心を持って頂きたいと思っております。
18年前の震災の犠牲者の方々のご冥福をお祈りしております。
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