モーツァルトピアノの謎
30日、台風怖い!と昨日運送済みのフォルテピアノの御機嫌伺いは珍しく自転車で出動。連日フォルテピアノ奏者の皆さんと「モーツァルトが弾いたピアノ」についてディスカッションしている中で最近一番の話題が「モーツァルトは足ペダルどころか膝レバーも使っていなかった・・・、多分ダンパーは手動で操作していたはず(演奏中に細かくON/OFFにする事は不可能)」という説。もしこれが正しければモーツァルト自身の演奏は実は今まで想像されていたモノとは全く違うスタイルだったと言う事になりますね。あとひとつ、モーツァルトの弾いたピアノには「バックチェック」が付いていなかったのでは・・・という疑問も、ウチのルイ・デュルケンのモデルで実際に演奏しながら実験中。復元されたモーツァルト時代のフォルテピアノには皆装着されている機能ながら、実は外して演奏してみると演奏家の皆さんの多くが「外した方が音が豊かになる」との感想でした。どうやらもう研究され尽くされていると思われたモーツァルトもまだまだ謎が多いのでは・・・。
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