昭和40年代の古楽ブーム
11日、長年近代洋楽史の資料発掘でお世話になっている先輩より約40年前の日本古楽界の貴重な資料が出てきましたよとの事で興味深い記事や写真を送って頂き早速拝見。昭和40年代の某音楽雑誌に掲載されている記事にはチェンバロの堀氏、郡司女史、オルガンの辻氏など歴史的楽器の先駆者達の紹介、そして来日中のCドルメッチ氏(かのアーノルド・ドルメッチの次男)のインタビューなど興味深い内容ばかり。(皆さん写真の姿の若い事!) その頃作られたあるヒストリカルチェンバロのツメが日本製の竹を使用してたという話やら、かのドルメッチ翁氏が1918年にロンドンの駅でオリジナルのリコーダーなど貴重な楽器が沢山入ったカバンを紛失した話など(結構世界的に有名な話だったと言う事ですが)驚くような逸話満載、ブリュッヘン来日などで盛り上がる日本での第2次古楽ブーム(?)の熱気が感じられる貴重な証言ですね。
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