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2012年7月 1日 (日)

日本のクラヴィコード事始め(3)

Photo_81日、日本におけるクラヴィコードの歴史を探るシリーズ続編。昭和8年1月号のレコード雑誌には、かのアーノルド・ドルメッチのクラヴィコード演奏によるバッハの平均律作品を中心とした録音の特集が登場しております(今でいうとレコ芸の冒頭といったところだったのでは)。内容は「あの古楽器復興の旗手たるドルメッチ氏がついにバッハが愛用した幻の楽器クラヴィコードでバッハ作品の最高峰平均律を録音」といった熱い(?)紹介でいかにクラヴィコードでのバッハ演奏が期待されていたかが判ります。

Disque_2同じ昭和8年の違う音楽雑誌の冒頭グラビアにもドルメッチ氏が登場。この時代日本でもドルメッチ氏はチェンバロ界の女王ランドフスカ女史と共に古楽器界の二大スーパースターという扱いだったようです。ランドフスカは当時雑誌社が販売した世界著名演奏家ブロマイドでも人気が高かったらしく(彼女の写真はどれも雰囲気溢れてますので当然か)今からは想像出来ない程の知名度だったようですね。ドルメッチは流石にブロマイドにはならなかった様子。

Disque当時のレコード会社もこのカリスマ演奏家の画期的なバッハ録音レコードを話題作として大々的に宣伝しておりますので、多くの音楽愛好家が昭和八年にはクラヴィコードという楽器の存在を知ったのではと思われます。昭和九年にはラジオの教養講座で「古楽器とその音楽」「歴史的に見たピアノ」昭和一一年には「趣味の音楽史」という興味深い内容を放送したようですので、中には少し前に話題になったクラヴィコードについて触れたのでは?と思えますし、もしかするとチェンバロに比べて小型なので物好きな愛好家が戦前に早々と海外から日本に持ち帰った可能性もあるかもと思うのですが・・・。

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