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2012年7月 9日 (月)

日本チェンバロ界の大恩人はこの殿様か?

Photo9日、偶然立ち寄った本屋で我国洋楽黎明期の重要人物でもある紀州の殿様「徳川頼貞」の伝記を発見し早速入手。この殿様、青年時代から欧米での留学中に贅を尽くした音楽体験を得て、帰国後は日本初の音楽ホール(南葵楽堂)やホール用パイプオルガン(現在旧奏楽堂所蔵)を自宅に建築した上に、大正昭和初頭に来日した外来演奏家と親しく交流するなど正に洋楽普及に尽くした大パトロンだったとの事。しかしこの殿様、実はチェンバロ界の大恩人でもあるようで、昭和6年から7年にかけて墺太利から来日したVn+Vc+Cem・Pfのシュナイダートリオの招聘を行ったとの記録もあり、どうやら日本初(まだ確証は無いのですが)のチェンバロ演奏会を開催したのが彼らしいのです(この時はノイペルトの2段チェンバロを欧州から運ばした?)。こんな我国オルガン界、チェンバロ界を始め洋楽界の大恩人たる殿様が何故か最近の洋楽史の研究には殆んど名前が出てこないのが私には謎でしたが(この本でもその謎に少し触れている様子)、こうやってこの殿様の偉大なる業績に再びスポットが当たる事は喜ばしい事であります。しかし紀州徳川家の莫大な財産(現在の価値で千五百億円?)を音楽のために1代で使い果たしたとは驚くばかり・・・。

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