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2012年7月13日 (金)

殿様の豪遊

Disques_4213日、先日御紹介した「音楽の殿様」(この呼び名はちょっと馴染まないですね)の伝記。その中にはこの紀州の殿様と世界的演奏家との驚くべき親交振りが次々と紹介されてます。プッチーニ、ニキシュ、サン=サーンス、ジンバリスト、ゴドウスキー、クライスラー、コルトー、ティボー、カザルス、シャリアピン・・・。もう20世紀前半のヨーロッパ音楽界の巨匠達皆親友と言わんばかりのエピソード満載、多分この殿様の素性を知らない方が読むとトンデモナイほら話と思うはず。実は私も最初随想録を読んだ際、何故世界に名だたる巨匠達が東洋の島国の殿様と親交があるのか不思議でしたが今回の伝記を読むと納得。まず殿様の桁外れの財力が凄い、32歳で家を相続した際の遺産が現在の価値で約1500億円(流石御三家の末裔だけありますね)、来日した有名演奏家は次々と自宅に招待したりと豪華な接待をしていたようですね。その後昭和4年に夫婦と随行者計7名で1年9カ月もの外遊旅行をした際は毎月(毎年では無い!)の旅費が2億円だったとか・・・。欧州でも同様な豪華な接待をしていたようなのでそりゃ演奏家も喜んで交友したでしょうが、しかしどうやったら月2億円も使えるのかそちらが不思議・・・。伝記の著者も最高級ホテルのスイートに連泊しても月数千万円しか(!)掛からないはず、毎日贅沢なパーティーを開いていたのか一体どうやって月2億も使ったのだろうと首をひねってました。しかしこの位金使いの荒い殿様だからこそ昭和6年にチェンバロ奏者を楽器ごと墺太利から呼ぶなんて事が出来たんでしょうねえ。あまりの浪費のためこの頃からお家の財政が火の車状態となるも殿様の音楽道楽はとまらず、代々の家宝の売却や慣れない商売への投資などを行うも殆んどの財産を使い果たしてしまったとの事。いやはや豪快な殿様もいたものです。

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