明日はシューベルト公演
31日、昨日までのモーツァルトツァーは無事終了、明日はオリジナルピアノを携え初台での独逸歌曲公演へ。シューベルトとの相性が良い楽器ながら実は歌曲伴奏は明日が初めて。気候が良いので楽器の御機嫌も上々、オリジナルのフォルテピアノでの「冬の旅」、楽しみです!
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31日、昨日までのモーツァルトツァーは無事終了、明日はオリジナルピアノを携え初台での独逸歌曲公演へ。シューベルトとの相性が良い楽器ながら実は歌曲伴奏は明日が初めて。気候が良いので楽器の御機嫌も上々、オリジナルのフォルテピアノでの「冬の旅」、楽しみです!
30日、ベザイデンホウト来日公演千秋楽。連日の圧倒的なテンションのモーツァルトプログラムには脱帽でした。フォルテピアノの登場が日本で一番多いと思っていた今日の銀座の人気ホール(私は今年だけで6回も出動なのですが)、姿が見えないペダルを捜そうと舞台前に多数のお客様が集まって来られるのを見るとまだまだフォルテピアノ初体験の方が多い様子。それではと終演後見学希望の方は舞台にどうぞと申し上げると(このホール始まって以来のサービスだったそうですが)溢れんばかりのお客様が楽器に殺到。中には素晴らしい演奏のお陰でフォルテピアノにすっかり惚れ込んで「この楽器はどこで売ってますか?」とお尋ねのお客様が多数おられたのにはビックリ。いずれフォルテピアノブームが来るのでは・・・と期待しております!
食文化の最先端(?)銀座に連日出動なので食いしん坊の同士をお誘いして仕事の隙間を縫って食べ歩きを敢行。初日はクセモン蕎麦屋をハシゴ、今日は銀座の路地奥の大衆居酒屋でランチ(銀座とは思えない渋さに驚きましたが)の後に高級スィーツ店でデザート。通りがかりに蓄音機専門店に立ち寄ると偶然エタ・ハーリッヒ=シュナイダーなど古楽系の珍盤を多数発見し即入手(相当高額でしたが・・・)。珍しいSP盤が揃ってきたので近日中に蓄音機コンサート再開を検討中です。
25日、フォルテピアノ界の超売れっ子クリス君2年振りにソロリサイタルで来日し舞台で久々に再会。相変わらず世界を飛び回っているらしく聞けばピノックだガーディナーだと大御所からの御指名も多く相当の人気振りだとか。今日は明日からのツァーに備えてたっぷりとリハーサル。磨きの掛かった抜群の鍵盤コントロールと共に彼らしいクリアでシャープな音色は聴き応え充分。まず明日の初日はこの日のみというハイドン(これは珍しい選曲ながら素晴らしい!)&モーツァルトのプログラム。フォルテピアノとこのホールとの音響的な相性が抜群なのに改めてビックリでした。乞うご期待!
23日、通りがかりの池袋で久々にCD屋訪問。AStaierのベートーヴェンの新譜を見つけ早速購入。相変わらず自由奔放な軽快さとドッシリとした重量感の合わせ技が素晴らしいフォルテピアノならではの醍醐味を存分に味わえる秀盤でした(今回はグラーフのコピーを演奏)。しかし大手CD店の品揃え(特にクラシック)の衰退振りは目を覆うばかり・・・。ネット買いは散財に歯止めが効かないと店買いを心がけようとするも店に欲しい盤が無ければネットに走るしか無いのか? 先日大幅値上げで仰天した卸元直営の元大衆鰻屋の前を通ると安い鰻丼ランチが復活との宣伝が(流石に高額に客足が遠のいたのか)。しかし写真を見ると鰻の小さい事! 値上げすると客は離れ値下げすると儲からない・・・。鰻屋にとって本当に厳しいご時世ですね。
22日、西から戻りしばらくはフォルテピアノ漬けの日々がスタート。まずは出動予定の2台の楽器の御機嫌伺いとリハーサル。コンサートはフォルテピアノ界の貴公子(?)2年振りの来日公演、そして1820年製のピアノを使っての公演(シューベルトの冬の旅など歌曲とピアノソロ)と続く予定。ところで10月末に伊太利でフォルテピアノのコンクールが開催との情報が入ったのでご紹介(先日の米国でのコンクールといいあちらのフォルテピアノ界は盛況ですね)。重鎮Mビルソン氏を審査委員長に据えてブルージュとは一味違った審査員陣、18世紀末のレパートリーをメインとしたまとまりのある課題曲などを拝見すると中々ハイレベルな戦いになるのでは・・・。5オクターブ半のワルターの楽器のみで審査というのも演奏する方にとっては集中しやすい条件かも。日本勢の活躍を期待しております。
21日、早朝神戸を出発し東へ移動。「世紀の天体ショー」は滋賀の山奥の高速PAで鑑賞。実は太陽の欠け具合よりも突然の暗闇出現を楽しみにしていたのに今回は殆んど暗くはならず・・・(皆既日食とは違うのですね)。専用メガネを持たずに裸眼でチラチラ盗み見しながらカメラで何とか撮影しようと苦戦していると、幸運にも親切な方から「もう私は見たからこれ使っていいよ」とメガネを拝借し無事噂の金環の鑑賞に成功。しかし凄い歴史的瞬間なのでしょうが少々あっけないショーのような気が。
ショーの後は三河や尾張でチェンバロ運送や調整の1日。今年春の気まぐれなお天気のせいか湿度温度が安定せずチェンバロも少々戸惑い気味な様子。夜新東名を使って東京へ移動、相変わらず新しいSAは大混雑で近寄れず・・・。
18日、今日はFtとVnの方のお宅のピアノの御機嫌伺い。管や弦の業界も鍵盤に負けず劣らず様々なエピソードに満ちている世界との事で色々興味深いお話を拝聴。どの楽器もハイエンドのクラスとなるとトンデモナイ高額となるものの価格を重量単位で比較すると・・・、弦が圧勝(オールドなら500gで億単位か)、管は健闘(Vnとあまり変わらない重量とは知らなかった・・・、しかし各メーカーカタログに重量をあまり掲載していないのは何故?)、鍵盤は完敗(500kgを超えるフルコンでもオールドVnとは勝負にならない値段ですね)。楽器は重さで判断すべきでは無い・・・はず・・・。
夜は地元民が通う「裏中華街」で昔御贔屓だった台湾料理のお店を久々に訪問。台湾語飛び交う店内で(お客は全員あちらの方だった様子)注文を聞く前に高額メニューを勝手に勧めるマダムのアクの強さは相変わらず。まずは熱々が美味い「烏賊団子」
モチモチ感がたまらない台湾蒸しチマキ。しかし30年経ってもマダムの怪しい日本語は健在(まったく進化せず?) しかしその怪しさが一番の味付けかも。
これがお目当ての柚子白菜、本当は鶏入りを食べたかったのにマダムの強引な指導で(?)仕方なく豚肉入りを注文。これもこのお店の楽しみの一環なのですが・・・。久々に神戸の味を堪能。
16日、訪問先の浪速のホールのお隣に古民家があると伺っていたのですがまさか弥生時代のお宅だったとは・・・。流石歴史の街ですね(笑)
昼は地域で評判の讃岐饂飩のお店へ。腰のある饂飩と切れ味あるダシは本場に引けを取らない出来ながら、もうひとつの名物メニューが「だしたこ焼き」とは流石浪速のお店。もしかして「たこ焼き+饂飩」という関西ならではの粉モン定食があるのではと期待するもそこまでコテコテの組み合わせは無くて残念・・・(一度は食べたかった!)
浪速を北上し某所で米国製のクラヴィコードを拝見するもその特殊な仕様にはビックリ!この楽器、どこが特殊かお判りですか?(これならベートーヴェンでも弾けるのでは・・・)
最後は某所でチェンバロの御機嫌伺い。今回は持ち主の希望で半音下げて調律。半音上げよりは楽かと思いきや断弦は無いものの調律が結構安定せず御機嫌取りに四苦八苦。しかし半音も下げて張力緩むと意外に鳴りは良くなりますね(楽器によっても違いますが)。
13日、朝から御近所が賑やかなので覗いてみると300年続くという近くの神社の獅子舞行列の練り歩き。この獅子舞有名な割りには大混雑もなく意外にノンビリムード、境内の屋台も少なく秋祭りの方が賑わう様子。
今日は明日館で震災復興支援コンサート。オールモーツァルトプログラムと云う事でシュタインタイプ(ルイ・デュルケン)のフォルテピアノが登場。このタイプ特有のシャープで軽快な音色を聴くとやはりこんなピアノで演奏しなければモーツァルトの醍醐味は味わえないと痛感。しかし反応がストレートなタッチだけに演奏家の情感が直に伝わってくる怖い楽器でもありますが・・・。コントロールが難しいピアノで安定した演奏を聴かせてくれた奏者の鍵盤テクニックに拍手!フォルテピアノによるモーツァルトプロ、次はこの公演に乞うご期待!
11日、まもなく始まるフォルテピアノ公演ラッシュ、まずは5月13日(日)明日館でのこの公演からスタート。(東日本大震災復興支援コンサートwith明日館のシリーズです) 珍しく日曜の夜本番ですので平日お忙しい方是非お越しください。今回はオールモーツァルトプログラムとの事で相性の良いルイ・デュルケンモデルが登場の予定。
5月下旬には今や日本でもすっかり人気者となった(ナント東京でリサイタルが3夜も!)フォルテピアノ奏者クリスティアン・ベザイデンホウト(また読み方変わったみたい・・・呼び難い名前ですね)の来日公演(貴重な演奏映像や解説が満載のHP是非ご覧あれ)。こちらはワルターモデルでのモーツァルトプログラム。その豪快な演奏と共にどれだけスリムになっているか会うのが楽しみです(さらにイケメン顔になっている?)
続いてオリジナルピアノ(Johann Georg Grober (Insbruck 1820)を使ってのバス・バリトンとフォルテピアノによる独逸歌曲の公演(6月1日近江楽堂)。いよいよこの歴史的ピアノで正に同時代のシューベルト作品が聴けます!(個人的にはこのピアノにシューベルトが一番相性良い作曲家だと思っているのですが・・・、それも冬の旅!) 乞うご期待!
最後は再び明日館(6月22日)での東日本大震災復興支援コンサートwith明日館シリーズで筒井一貴フォルテピアノコンサート。今やネット上での演奏映像で世界中を賑わせている筒井氏、今回も本番と共に公演前の映像攻勢が楽しみ。こちらもモーツァルトをルイ・デュルケンモデルで演奏の予定。
10日、昨日に続き晴れ後雷&にわか雨と不穏な天気の1日。今日はドッグ入りのチェンバロの御機嫌伺い。一晩スタジオで徹底的に水抜きをしたお陰で暴れていた調律も元に戻り波打っていた響板も少し隆起が収まってきた様子。楽器の御機嫌が直れば調整もそれ程手間取らず作業はスムーズ、やはりチェンバロには湿気は大敵ですぞ。
昼に工具買出しで池袋へ。最近の記録的な稚魚不漁や霞ヶ浦産の出荷停止など悪いニュース続きに鰻好きはヤキモキ、先日訪問した安さで評判の鰻店の緊急値上げなどもショックでしたし・・・。今日は安さと量で評判の御近所の問屋直営のお店を久々に訪問するもこちらも値段は大幅値上げで量は半減とガッカリ・・・(お店は御飯大盛無料や次回100円引きサービス券などで頑張っておりましたが)。どうやら全国の鰻屋がこの苦境に仕方無く値上げやメニューの制限をしている様子。しばらくは鰻好きにとって暗黒の日々が続くのか?
9日、所用で伺った中央線沿線の某駅の前にある去年オープンしたばかりというホール、入口でイベント予定を拝見するもナントモ寂しいラインナップにビックリ。予算が無いにしても立派なモノを作っただけに本当にモッタイナイ!(本当はオープニングイベントでお伺いするはずが何故かキャンセルになってしまい今だ舞台は知らないのですが・・・) 昼はホール近くの長崎の離島名物の饂飩で評判の店を初訪問。艶やかな細麺に上品なダシの組み合わせは男性的な讃岐の饂飩とは好対照。天婦羅も天然塩や柚子胡椒など凝った品揃えの薬味が楽しめる様子。これならこの駅前ホールに出動するのが楽しみ(いつかあるのか?) 午後は鎌倉近くのお宅で2段チェンバロの搬出作業。いざ運び出そうとするも玄関が狭く出せそうに無い・・・。一体どこから入れたのだろうと不思議に思っていると「入れる時は4人で1時間も掛けて大変でした」との事。こちらは無理やり柵を外したりと苦労するも何とか2人で搬出成功。
8日、都内を移動中に古民家の軒先で眠る猫を発見し思わずパチリ(私は実は猫派です) いや気持ち良さそう・・・。
訪問先の御近所に昼は1000円でお釣りが来るという「出来た鰻屋」があると聞き勇んで訪問。人気のお店らしく開店早々賑わっていましたが「鰻高騰のため値上げします」との事で残念ながら鰻丼1100円でした。記録的な不漁との事で仕方無いのでしょうがこのまま鰻の価格高騰が続けば「鰻重壱萬円」なんていう時代が来るのでは・・・(安くで食べられるうちに堪能しておくべきか?)。
移動中に偶然見つけた寺の境内の市。タライに入れただけの金魚やメダカなどの露店売りが中々シブイ。
これも移動中に見つけた製麺所。東京の下町で見る「ゆでめん」という看板に異常に反応してしまうとは年がばれるかも・・・(40年も前のLPジャケットが今だに頭から離れないのですよ)
午後はスタジオで5オクターブのフォルテピアノの御機嫌伺い。調整中に交換部品が不足している事が判り慌てて御近所のピアノ部品屋で部品調達。お店の方との雑談で「外国製の高性能(高額)チューナー売れずに困っているのですよ」と伺うも「最近は皆さんスグレモノの哀-PhoneアプリのチューナーソフトでOKなので高額チューナー売れないでしょうねえ・・・」と申し上げると「そうですよねえ・・・、私も使ってますし」との事。そりゃ売れないでしょうねえ・・・(私は今だに独逸製高額チューナー派ですが)
6日、連休最後は晴れ後強風そして激しい雷雨、ところにより竜巻と不穏な天候で幕。今日は仕事の合間に隣の区の美術館で開催中の二十世紀初頭仏蘭西で活躍したナント出身の二人のイラストレーターの作品展を拝見。版画などの艶やかさは以前より惚れ込んでいたものの初めて生で見る色彩の素晴らしさには脱帽。作品解説の中で「二十世紀最初の十年はまだ十九世紀の文化が燻っており本当に新時代(モダン)の動きが始まるのは1912年・・・(要訳)」という文章を発見。
19世紀末から始まる古楽器復興運動は同時代の芸術運動と密接に連動しているはず・・・と考えている者にはしてやったり!という記述でして、正に「チェンバロ復興の女神」たるランドフスカ女史がプレイエル社に特注させたモダンチェンバロ(ただしまだ鉄骨ではなく木骨フレーム)で演奏活動を始めたのがこの1912年!ジャンルは違えど芸術の変遷は連動しているものだと改めて納得。ところで美術館ロビーにオーディオマニアの先駆者たる(?)文豪五味康祐氏所有のピアノ(ベーゼン)が展示されているのを発見。文豪氏は音のマニアだけあって当時珍しいウィーンのピアノを入手されていたとは感心。
4日、昨日マスコミで流れた福岡古楽音楽祭が来年の第15回で閉幕というニュース、今日郵送されてきた音楽祭公式会報でも詳しい事情が報告されてました。前身のおぐに古楽音楽祭の9年、福岡に拠点を移して今年で14年、約四半世紀に渡り国内外のトップ奏者が出演し、また地元の愛好家や全国のアマチュア演奏家が熱心に参加する日本で一番活気ある古楽音楽祭として多くの方に愛されていた活動も一旦終止符を打つとの事。やはりレオンハルト没後世界的に古楽復興運動もひとつの時代の幕が降りたという事かも・・・。しかし主催組織は存続し別の形での運営も模索中との事、今後の新たな活動に期待しております。まずは今年の音楽祭はベルギーの重鎮インマゼル氏の参加に大注目!(私は東京でのリハをお手伝いの予定、実は個人的には初のお相手なので楽しみ!)。そして最終回の来年は2005年以来のクイケン兄弟+コーネン+ハウヴェという豪華メンバーとの事。05年はシギスが不参加だったので3兄弟揃い踏みは久々(そして日本では最後かも・・・) 今年を含めて残り2回となる福岡の古楽祭、常連のファンも多くコンサートのチケットやレッスン予約は争奪戦となるのでは・・・。熱気溢れる福岡での古楽漬けの4日間、是非ご参加あれ!
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3日、先日の古楽フェスティバル山梨、震災を挟んで2年振りの開催、新会場でのコンクール、展示や演奏会場が街に分散など以前と勝手が違う事が多く色々なハプニングもありました。まずは突然の猛暑!コンクール会場は温度調整にてこずり暑かったり寒かったり・・・(本選会場は冷房が作動出来ず)。例年なら一番気候の良い時期なのに誰か夏男か夏女がいたのか? ところで会場周辺にパトカーやK察が多かったのはお気づきでしたでしょうか?私が担当したジャズ店の前には覆面パトが張りついていた日もありましたので、これはもしかしてお客かコンクール参加者か審査員、もしかして裏方スタッフ(笑)に「大物VIP」がいて密かに警備しているのでは?と思っていたのですが、地元の方に聞くと「少し前に堅気では無い方々の揉め事があったので念の為繁華街の警備」だったそうな・・・(目白住民にはVIP警備はお馴染みの風景だったのでつい勘違いしてしまいました)。またジャズ店の入り口にトラベルソやリコーダーがズラリと並んでいたのも不思議だったのでは? お店のお隣の住民の方が初日コンサートのリハの時にいきなり「僕の楽器をお店で飾っておいてね」と6本もの笛を持ってこられたのでビックリ。お店の方も長年のお付き合いある隣人がジャンル違いながら楽器をされる方とは知らなかったとの事。結局3日間笛は店の入り口に飾られていたのですが殆んど目立たなかった様子。あまりにも簡単に置いていかれたので(途中で1本消えたので盗まれたのでは・・と心配したのですがどうやらA川先生が試奏で持ち出されたとか)そんなに高価な楽器では無いのでは・・・と思っていたのですが、最後に製作家を伺うとナント全部業界の重鎮K下氏の楽器だと判明し仰天。最初に知っていたらあんな片隅に放り出していなかったはず。古楽の街「甲府」も中々奥が深いのでは・・・。
今回で25回を迎えた甲府の古楽祭が盛況の内に終了した矢先、前身のおぐに音楽祭から数えて20年以上も続いていた福岡古楽音楽祭が来年の第15回で終止符という残念なニュースが・・・。
2日、連日のチェンバロ漬けからまたフォルテピアノの世界へ逆戻り。次回はシュタインタイプがこの公演に出動予定。乞うご期待! 雨中打ち合わせ等で品川~御茶ノ水~四谷を珍しく電車で移動。途中寄り道で大手中古CD屋を覗くとR・Selkinが1928年ロールピアノに録音のゴールドベルヒ変奏曲を発見し即購入。かのランドフスカ女史の名盤(1933年録音)以前の歴史的演奏と言える録音ですね(ただロールピアノなのでSP盤よりも実態は掴み難いのですが) しかし中古盤屋の古楽コーナーのマニアックな品揃えには仰天・・・。入手困難なはずの大昔のマイナー盤がずらりと並んでいたり、出たばかりなのに何故もう中古屋に並んでいるの?という新譜までその品揃えの豊富さに感心。しかし誰かが手放したお陰でここに並んでいる訳でちょっと複雑な心境ですが・・・。
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