日本で最初のチェンバロ演奏會
2日、久々に浪速の街中へ出たのでちょっと寄り道し御堂筋の真ん中にそびえ立つ昭和八年建築という大阪瓦斯ビルを訪問。実はこのビルは戦前戦後に6百席という人気のホールを持っており、昭和一二年七月二四日にそこで日本で多分初めてのハープシコード演奏會(共演はヴィオラダモーレとソプラノ)を開催したというチェンバロ界にとって記念すべき建物であります。
幸い戦災を免れたこのビルは外観は現在もほぼ八〇年前のまま、残念ながら歴史的なチェンバロ演奏があったホールは昭和四〇年頃に閉鎖されてしまい今日建物内部を見学させて頂くと現在はエレベーターホールや階段、ホール入口跡に僅かに面影を残すのみ・・・、しかし昭和初期の浪速の文化度の高さを存分に味わう事が出来る歴史的建造物でした。
この昭和一二年の歴史的なチェンバロ演奏會、実はまだ出演者の正体が良く判っていないのですよ・・・。現在調査中なのですが進展あればすぐに御報告いたしますのでしばらく御容赦を。
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